今朝の奈良市の最低気温は22.2℃、昼の最高気温は22.6℃、五條市の今朝の最低気温は20.8℃、昼の最高気温は21.9℃でした。とはいうものの、今日は日付が変わった深夜から昼過ぎまでほぼ横ばいの気温で、昼過ぎから急激に気温が下がっていくという日で、20時現在の今日の最低気温は奈良市の15.3℃(19:29)、五條市の15.5℃(19:49)でした。この後多分次々と更新されて、夜中になるまでは今日の最低気温は出てこないでしょう。これも結局昨夜から降り続いた雨が午後になって更に強くなり、ちょっとした豪雨に近い降り方をした後ようやく雨が上がるという過程で生じていることで、この雨をもたらした低気圧の東進で空気がガラッと入れ替わった結果でしょう。明日明後日は天候回復、その後接近する台風1号の影響でまた雨が降りやすくなり、それがすぎればまた晴れが戻ってくる模様です。ほんの少しだけ気温が下がってくるようなので過ごしやすい気候になってくれるのかもと期待されます。
さて、人事院が、2024年度の春の国家公務員採用試験において、総合職の受験者数が過去最小の13,599人で合格者は1,953人、倍率7倍と過去最低を更新したと発表しました。うち東大出身も過去最少で189人となったとのこと。原因は民間企業との競争に負けたと分析されているようですが、なんのことはない、国家公務員に対する幻想というか、魅力が薄れ、わざわざその道を選ぼうという若者が減っただけのことなのだろうなと思います。それでもまだ7倍の競争の末選ばれた精鋭なのですから、競争率が1倍を切る、つまり定員割れするまではそんなに悲観するものでもないのでは? という気も致します。というか、これだけそのブラックさが様々に伝えられる霞が関官僚にわざわざなりたがるというのは一体どういう人達なのか、個人的にはその人となりや志望動機が大変気になります。なにせこうして勝ち抜いてきたはずの新採やら2,3年目の若手が次々病んで辞めていく職場なのに、自分だけは大丈夫と信じているのか、はたまた合わなければすぐ辞めればいいじゃないか、前職公務員なら次の就職も苦労しなくて済むのでは? というような計算でもあるのか、マスコミには単なる人事院の報道発表だけでなく、彼ら彼女ら新人たちのその心情や考え方を一度じっくり取材して伝えてほしいものだと思います。
しかし、国家公務員だけでなくて、地方公務員でもその不人気ぶりが際立っているようです。霞が関と比べればまだましなのでは? と思わないでもないですが、県庁舎の建物も夜遅くまで不夜城のごとく電気が点きっぱなしだったりしますし、やっぱりブラックな職場だと認識されていたりするのかもしれませんね。
そうなると、せめて待遇だけでも民間大手以上にしないと選ぶヒトがいなくなりそうなものですが、民間の給与調査を元に、人事院や地方なら人事委員会が民間を越えないように額を決めている現状では、待遇改善など望むべくもないのでしょう。ますます公的機関から優秀な人はいなくなり、その影響は我々国民都道府県民市町村民に降り掛かってくるのでしょう。