かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

世襲議員って、そんなに悪いもんなんでしょうかね?そこの有権者が選ぶんならそれでいいじゃないですか

2008-10-20 22:25:21 | Weblog
 今日は昨日に続き、昼間が暑い、10月らしからぬ一日でした。この調子では、紅葉の方は随分と遅れるのではないか、と気を揉むのですが、一方で朝晩はかなり冷え込んでいるため、昼夜の温度差が大きいと言うのは、紅葉にはプラスの効果があるともいえますので、これから11月にかけて山の色がどうなるのか、観察するのもまた楽しみではあります。

 さて、天下の毎日新聞が国会議員の世襲についてアンケート調査を実施したらしいですが、ネットに上がっている情報だけだと、母数が何人なのか書いてないしどんな設問だったのかも不明なので、あんまり意味のあるニュースなのか、ちと疑問も感じます。まあ多分本紙にはその辺りのデータもきっちり掲載されていることでしょうから、その点はひとまずおくとして中身を見ると、世襲議員について、避けるべきだが48%、有権者が選ぶのだから問題ないが44%と、結構拮抗する数字になっているのが印象的でした。
 私はどちらかと言うと、有権者の選択だから仕方ない、と言う立場で、少なくとも今の選挙制度において、他藩のお家事情によそが口出しする問題ではなかろう、と思っています。それともう一つ、我が国は政治家をどこか賎業とみなしているのか、積極的に未来の政治家を育成しようと言うシステムを構築するのを怠ってきたように感じます。唯一存在する育成システムは、政治家の家だけなんじゃないでしょうか。私の理解が間違いでないなら、この国で政治家が世襲されるのはいわば当然の結果で、世襲が悪いといっても、それ以外に政治家になるための教育や訓練がほとんど存在しないのだから、余程の自負と能力がない限り、それ以外のところから政治家が輩出されようがないのではないか、と思うのです。
 私は、今のように地方の代表をそのまま国政につけるような選挙制度は、弊害ばかり多くて国益は少なくなるんじゃないか、と思っています。それよりも、東大が官僚養成校であったのと同じように、政治家の養成機関を整え、将来の政治家の卵たちに、みっちり政治の基礎を身に付けさせる教育を施す必要があると思うのです。そして、国会議員については選挙は全国一区にして、真に国のためだけに働く人材のみを国政の要職につけるようなシステムを作るべきなのではなかろうか、と思います。もちろん、行政の権限はそのほとんどを地方に分権し、国は外交や国防など本当に国のレベルでないと対応できないような仕事だけやるようにすることが前提です。
 参議院もいらないでしょう。あるいは、参議院は地方院とでも内容を革め、各地方からの選出議員を集めて、国政に対し地方の要求を出せるようにする、なんてことにして、2院政にしておくのもよいかもしれません。

 まあ、単なる絵空事でしかない夢物語ですが、生々しい選挙戦が始まる前に、少しばかり惰眠をむさぼって空想をほしいままにするくらいは、許していただきましょう。


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1 コメント

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真紀子とか康夫とか太郎とか晋三とか (あんてあ)
2008-10-21 23:45:59
自分も世襲に関しては、それ自体に問題が有るとは思っていないんですが・・・親父が誰だとか祖父が誰だとか、そういう血統なんだという事を何かと話題にて前面に出したがる政治家には、ろくなのが居た試しがないんで・・・
それでまたそういうバカは、官僚にいいように操られて・・・いや、投票した連中にしか累の及ばない範囲で政治活動するなら構わないんですけど、ツケだけがこっちに回って来る構造にされるのは嫌という事で。
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