大分ご無沙汰してしまいましたが、今日は 「我が家のオートマタ その3」 ということで、ルレ・エ・ドゥカン の 『キャベツの中のウサギ』 を紹介することにします。
ジャン・ルレが自らの工房を開いたのは1866年のこと。当初はオートマタ専門の工房ではなかったそうですが、その後、義理の息子であるアンリ・エルネス・ドゥカンと共同で数多くの傑作オートマタを製作するようになります。そして1800年代の終わり頃には、フランスを代表するオートマタ工房の一つとして、高く評価されるようになっていました。
この 『キャベツの中のウサギ』 は、そのルレ・エ・ドゥカンの工房が得意とする題材の一つで、他にもニンジンをくわえているタイプだとか、キャベツとウサギの代わりにミルク缶と子猫になっているタイプなど、様々なバリエーションが存在しています。
基本的にはどのタイプも動きのパターンは一緒です。ぜんまいを巻いてから、側面にあるこのノブの部分を引くと……
オルゴールの音楽と共にウサギが出てきて……
首を回し、口を動かして鳴き声を上げながら耳を激しく振り……
……ストンッ、と何事もなかったようにキャベツの中に戻ります。後はその繰り返しです。
反対側から見るとこんな感じです。パタパタパタ……。
我が家にある作品の製作年は不明ですが、各部の特徴などからすると恐らく1800年代の終わり頃に製作されたものだと思われます。ちなみにこのウサギ、本物のウサギの毛皮を使用しているそうです。
「我が家のオートマタ」 、まだまだ続きますのでお楽しみに。
ジャン・ルレが自らの工房を開いたのは1866年のこと。当初はオートマタ専門の工房ではなかったそうですが、その後、義理の息子であるアンリ・エルネス・ドゥカンと共同で数多くの傑作オートマタを製作するようになります。そして1800年代の終わり頃には、フランスを代表するオートマタ工房の一つとして、高く評価されるようになっていました。
この 『キャベツの中のウサギ』 は、そのルレ・エ・ドゥカンの工房が得意とする題材の一つで、他にもニンジンをくわえているタイプだとか、キャベツとウサギの代わりにミルク缶と子猫になっているタイプなど、様々なバリエーションが存在しています。
基本的にはどのタイプも動きのパターンは一緒です。ぜんまいを巻いてから、側面にあるこのノブの部分を引くと……
オルゴールの音楽と共にウサギが出てきて……
首を回し、口を動かして鳴き声を上げながら耳を激しく振り……
……ストンッ、と何事もなかったようにキャベツの中に戻ります。後はその繰り返しです。
反対側から見るとこんな感じです。パタパタパタ……。
我が家にある作品の製作年は不明ですが、各部の特徴などからすると恐らく1800年代の終わり頃に製作されたものだと思われます。ちなみにこのウサギ、本物のウサギの毛皮を使用しているそうです。
「我が家のオートマタ」 、まだまだ続きますのでお楽しみに。