半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

村田銃を撃ちに行きました。

2010-02-22 23:17:37 | その他、銃砲関連
今日はニッコー栃木綜合射撃場まで、村田銃を撃ちに行きました。




私の村田銃は初期の軍用銃を改造した村田銃ではなく、最初から民間用として作られた村田式銃。口径は3インチ薬室の410番で、新式村田銃の刻印があります。




このようにサイドマウントでスコープを装着しています。その理由は・・・・・・




・・・・・・ボルト・ハンドルの位置と角度の関係で、通常のトップマウントタイプにすることができないからです。




スコープベースは、モスバーグが戦前(1938~1940年)に生産していたNo.9 2¹/₂ 用を上下逆にして装着してあります。自分でピカピカに磨き上げて、バーナーで加熱してヒートブルーで着色しました。




この銃に似合うように、スコープ本体も調整がレティクルムーブのクラシカルなデザインで、チューブがブルー仕上げで細身のスチールというタイプを探すことにしました。その結果、選んだのはウィーバーが1935~1947年に生産していたモデル329でした。




以前にも紹介した様に、この村田銃はテイクダウンすることができます。まず最初にフォアエンドを外し、レバーを起こしてこのロックの部分を緩めると・・・・・・




・・・・・・こんな感じで銃身を取り外すことができます。このメカニズム、レミントンのモデル8を参考にしたんでしょう。細部の作りはかなり良いですね。




適合実包は410番ということになっているため、法規的にはこのような現代の市販スラッグ弾も使用できないわけではありません。




とはいっても、やはり村田銃に相応しいのはこちら。元々が真鍮薬莢と黒色火薬の使用を前提として製作されている銃なので、安全性を考慮してもこちらを使用する方が賢明だと思います。ただし、これを使うときはハンドロードするしかありませんね。



410番の真鍮薬莢にも色々ありますが、オルジナルの薬莢は貴重品なので、最近はブラジルのマグテック社製のケースをベースに、プライマーポケット等を加工した物を使用しています。


残念ながら、市販の410番スラッグ弾を使用すると、50mではこの程度の精度しかありません。トホホ~。これじゃ現実的には25m以下の至近距離でしか使い物にならないでしょうね。



しかし、その原因を発見?して、ある裏技を使ってみたところ、驚くほど命中精度を改善することができました。その裏技に関しては、別の機会に紹介させていただくことにしましょう。


追記
GOEX様より、この銃は横浜にあった金丸銃砲店製、 新式取放自在村田銃 だという貴重な情報を頂きました。やっと正体が分かりましたね。古書店を回って当時カタログを探してみますので、新しい情報が入りましたら、またこのブログでご報告させていただきます。
コメント (19)
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