半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ランボルギーニのSUV、LM002の思い出。

2012-04-24 10:00:00 | その他、自動車関連
もうご存知の方が沢山いらっしゃると思いますが、北京モーターショーにおいて、ランボルギーニが新しいSUVのコンセプトカー、 “Urus (ウルス)” を発表しました。





恐らく皆さん色々と言いたいこともあるでしょう (笑) 。でも私自身はこういうクルマの存在を否定する気はございません。こういうのは最初っから 「道具」 じゃないですから、 「道具」 を計る物差しを基準にして評価しちゃいけません。欲しいと思ったら、何も考えずにどんどん買っていただきたい。


でもまぁ、私にとってランボルギーニのSUVといえばやっぱりこっちの旧い方。LM002ですねぇ。これは以前にRosso誌の取材で試乗した時の画像です。





この厳ついボディ (しかもFRP製) にカウンタックQV用のV12を載せてるっていう所がバカバカしくて素敵。それでいて、妙に真面目に作ってある部分も多々あって、私のツボにグッサリ刺さります。

このLM002、かなり手強いと聞かされて覚悟していたら、拍子抜けするほど運転しやすいクルマだったのでビックリしました。ミウラとかもそうですけど、乗ったクルマがたまたま調子を崩していただけなのに、それが本来の姿だと誤解している人が多くて残念です。


実は以前、LM002を買ってみようかな?と思っていたことがありました。映画の 『トイズ』 (1992年、バリー・レヴィンソン監督) の中で、悪役のマイケル・ガンボンの愛車として登場していたのを見て、急に興味が湧いてきたのです。

そのとき集めた資料が何か残っていないかと思って探してみたら……おっ、ありました、ありました。まず最初はコレ。当時のカタログです。



他にいくつかもあったはずですが、見つかりませんでした。


これはリプリント版のパーツリスト。これを買ったということは、結構本気だったということでしょう。




そして最後はこれ。オリジナルのドライバーズ・ハンドブック。




キャブ調整から始まり、タペット、クラッチ、ブレーキ調整に至るまで、サービスに関する内容の記載も充実しています。



結果として、私はLM002でもデルタS4でもなく、BMW M1を買ったわけですが、もしLM002を買っていたとしたら、その後の人生はどうなっていたのかなぁ……。
コメント (2)
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