半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

東京都現代美術館で、『特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を観ました。

2012-09-24 21:37:25 | 美術館、展覧会
昨日はカミさんと息子と三人で、久々に東京都現代美術館に行きました。お目当てはこちら、『館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』です。






実は先週も訪問したのですが、かなり混雑していて駐車場に入るのにも長蛇の列という状況。そこで急遽プランB?に作戦変更して、夢の島熱帯植物館へ行ったのでした(笑)。しかし、昨日は雨のせいもあってか、御覧のように待ち時間0分!。地下駐車場へもすんなり入ることが出来ました。



この展覧会、そのタイトル通りミニチュアを使った特撮に関する企画展です。私としては子供の頃に胸を躍らせた特撮作品に登場する品々・・・・・・『マイティジャック』のMJ号やその艦載機であるエキゾスカウトやピブリダー、『ウルトラセブン』のウルトラホーク1号、『快獣ブースカ』に登場した地底戦車等々、当時の撮影に使用された実物が多数展示されていたので大感激。『マグマ大使』のロケットは何とバルサで作られていたんで驚きました。

もちろん現存するオリジナルの数は非常に限られた物なので、復元された物=レプリカもありましたけれど、どれもオリジナルに忠実に再現された物ばかりで見応えがありましたよ。


また今回の企画展の為に、昔ながらのミニチュアの特撮で製作された短編映画、『巨神兵東京に現る』も公開されていました。この作品、決してレトロな懐古趣味の作品などではなく、ミニチュアを使った特撮技術の限界に挑戦するかのような作品です。

正直な話、実際に見るまでは最近のCG作品に比べるとかなり見劣りするだろうなぁと思っていました。しかし、その予想は大ハズレ。やはりその場に “物理的実体が存在する” という感覚はいまだにCGを凌駕するもので、ミニチュアを使用した特撮のレベルの高さとその可能性を再確認させていただきました。


そして最後のコーナーには、その短編映画に使用されたミニチュア・セットを再現したコーナーが設けられていました。中を歩くことができる上に、ここだけは写真撮影可だったので大人気。








セットを良く見たら、黄色いビートルが!。




きっとあれは○○さんに違いない!!(根拠なし)。




『巨神兵東京に現る』には、阿佐ヶ谷駅周辺や西荻窪、五反田といった杉並で生まれて育った私には見慣れた風景が沢山出てきました。しかし・・・・・・西荻窪のシーン、まさかミニチュアだとは思わなかった!。他にも実景と見間違えてしまうようなシーンがいくつもありましたよ。



この企画展、10月8日までやってます。私と同年代の皆さん、これ見逃したら、一生・・・・・・とはいわないけれど、かなり後悔しますよ(笑)。会社を休んででも行く価値ありです。私も時間があったらもう1度行きたいなぁ。
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