近所まで行く用事があったので、少し足を伸ばして日野市立新選組のふるさと歴史館を訪問しました。
現在、はこの『戊辰戦争150年 幕末の銃砲』という企画展が開催中。火縄銃ではなく、パーカッション・ロックや初期のメタリック・カートリッジの銃がまとめて展示される機会は少ないので、是非見に行きたいと思っていました。
今回は一部を除いて写真撮影可となっていました。太っ腹?ですね。てっきり個人のコレクションを借りたのだろうと思っていたら、何と大半の展示物が日野市の所蔵になっていました。
解説を読んでいたら・・・・・・えっ、「銃口を下に向けると弾丸が落ちてしまうため、下向きの射撃が難しい」だって!!?? 。
もちろんそんなことはありません(笑)。他にも色々とツッコミ所はあったものの、元々銃砲だけが専門ではない学芸員さんにそこまで要求するのは酷というもの。そんなことより、日本ではあまり顧みられることのないこの時代の銃砲を、ちゃんと自分の所で集めて展示しようという考え方は敬服に値します。
他所で見ることができない展示や、個人では新規登録が困難な銃もあるので、この時代の銃砲に興味がある方であれば、足を運ぶ価値はあると思います。
少しですが、パーカッション・リボルバーも展示されていました。この時代のパーカッション・リボルバーであれば、日本でも個人が合法的に購入、所持することが可能です。海外では実弾射撃も盛んで、MLAICの射撃競技でも、パーカッション・リボルバーを使用する “コルト” という名称の種目が存在しています。
でも現実にはオープン・トップのコルトのパーカッション・リボルバーは射撃競技には全く向かないので(笑)、世界選手権クラスの国際大会になると使用する選手は皆無に近い状況です。射撃競技に最適のパーカッション・リボルバーは何か?という問題に関してはすでにほぼ結論が出ているのですが・・・・・・その辺りの話はいずれまた。