カミさんと二人で国立西洋美術館に行きました。
現在開催されている企画展はこちら、 『ルーベンス展 -バロックの誕生』 です。今回はルーベンスとイタリアとの関わりに焦点を当てた内容となっていました。若い頃に滞在したイタリア (特に古代美術) からの影響は非常に大きかったようで、今回も 《ラオコーン》 を描いた素描などが展示されていました。
久々に リヒテンシュタイン から、 《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》 が来日していたので、個人的にはそれが観られたのも収獲でした。
ご存じの通り、ルーベンスは数多くの弟子を使い、自らの工房で絵画を量産していたことで知られています。背景や動物などに関しては完全に他の画家に任せているケースも珍しくないそうですが、そういった場合には任された画家がいわゆる “ルーベンス風” ではなく、自分のスタイルで描くことを許していたそうです。
他人に任せた方が作品として良くなるならそれで良いという考え方は、やはり “芸術家” というよりは工房の “親方” に近いですね。
この企画展、来年の1月20日まで開催されておりますので、初詣のついでに訪問するというのも良いかも知れません。
■本日のオマケ
今回、版画素描展示室の方では、 『ローマの景観 そのイメージとメディアの変遷』 という企画展をやっていました。古い絵画や版画、写真などで見るローマは、今とは周囲の景色などがかなり異なっていて、中々興味深い内容となっていました。
以前、ローマでコロッセオを訪問したときのこと、一緒に行った友人が感慨深げにこういいました。
「そうか、ここでブルース・リーとチャック・ノリスが戦ったのか・・・・・・」
そっ、そこですか!?。まぁ実際には、セットで撮影されたんですけどね (笑) 。
現在開催されている企画展はこちら、 『ルーベンス展 -バロックの誕生』 です。今回はルーベンスとイタリアとの関わりに焦点を当てた内容となっていました。若い頃に滞在したイタリア (特に古代美術) からの影響は非常に大きかったようで、今回も 《ラオコーン》 を描いた素描などが展示されていました。
久々に リヒテンシュタイン から、 《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》 が来日していたので、個人的にはそれが観られたのも収獲でした。
ご存じの通り、ルーベンスは数多くの弟子を使い、自らの工房で絵画を量産していたことで知られています。背景や動物などに関しては完全に他の画家に任せているケースも珍しくないそうですが、そういった場合には任された画家がいわゆる “ルーベンス風” ではなく、自分のスタイルで描くことを許していたそうです。
他人に任せた方が作品として良くなるならそれで良いという考え方は、やはり “芸術家” というよりは工房の “親方” に近いですね。
この企画展、来年の1月20日まで開催されておりますので、初詣のついでに訪問するというのも良いかも知れません。
■本日のオマケ
今回、版画素描展示室の方では、 『ローマの景観 そのイメージとメディアの変遷』 という企画展をやっていました。古い絵画や版画、写真などで見るローマは、今とは周囲の景色などがかなり異なっていて、中々興味深い内容となっていました。
以前、ローマでコロッセオを訪問したときのこと、一緒に行った友人が感慨深げにこういいました。
「そうか、ここでブルース・リーとチャック・ノリスが戦ったのか・・・・・・」
そっ、そこですか!?。まぁ実際には、セットで撮影されたんですけどね (笑) 。