ポルシェ911（930）、オルタネータを交換しました。

さて、今日は3月21日のブログの続きです。

空冷時代のポルシェ911の場合、オルタネータは空冷のVWビートル等と同じ･･････つまり冷却ファンと同軸で組み付けられています。そのため、オルタネータの交換にはファン・ハウジングごと取り外すことが必要です。




エアコンのコンプレッサーを緩めてベルトを外し、ハウジングを固定しているストラップ（パーツリストでの名称はクリップ）を外してから抜き出します。




オルタネータはこのハウジングの中。ボルト2本をSST代わりに使ってファンを取り外すと、中からオルタネータが顔を出します。






次にハウジングからオルタネータを取り外します。オルタネータが固着してしまっている場合、取り外すのに苦労することもあるとのこと。無理して外そうとするとクラックや破損の原因になるので十分な注意しましょう。




次に交換するのは何年後か分かりませんが、清水さんはオルタネータの取り付け部分をキレに処理して、グリースを塗っていました。






新旧オルタネータの比較。もちろん左側が今回使用するリビルトのオルタネータです。




組み付けが終わったら、ファンがハウジングに当らないか？確認します。当る場合には、ハウジングの内側にペーパーを掛けます。




問題がなかったら、取り外したときと逆の順序で組み付けます。




最後にテスト。ご覧のように電圧は14V以上ありました。コレにて無事作業完了です。



外したオルタネータを返却するとコア代の＄90.00が返金されますが、今後のことを考えてコアはこのまま買い取り、使わなかった純正レギュレータと一緒に保管しておくことにします。ボッシュだったら、最悪パーツの入手が困難になってもO/Hで復活できる可能性が高いですからね。


■現在の走行距離
（2020年03月28日現在）　：　26万9289km
■前回からの走行距離 （03月22日～03月28日）　：　24km
■今月の維持費
■部品代
　 2月24日のブログ および3月19日のブログ参照
■工賃
　3万円
■その他
　消費税　：　3000円
■合計
　3万3000円