学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

丸山地蔵と大川小学校

2012-04-16 | 大川小学校
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月16日(月)11時25分53秒

昨日訪問した「丸山地蔵」の様子をアップしました。

http://chingokokka.sblo.jp/article/55319873.html

昨日は南三陸町の波伝谷で行われた「春祈祷」を見るのが主な目的だったのですが、石巻市の大川小学校や丸山地蔵・北上支所等に寄ってから南三陸町に行ったので、波伝谷に着いたのはだいぶ遅くなってしまいました。

「豆腐かみ、災厄封印 南三陸・戸倉で2年ぶり春祈祷」(『河北新報』)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120416t15016.htm

丸山地蔵には親子ほど年の離れた二人の女性がいて、新しい頭巾に替える作業を終えたばかりの様子でした。
ご挨拶をした後、お年寄りの女性と暫くお話をしたのですが、自宅は津波で全壊して御主人が亡くなり、大川小学校の先生だったという息子さんも亡くなったとのことでした。
お話している途中、大川小学校の佐々木という名字の先生とご家族について、読売新聞に記事が出ていたことを思い出したのですが、丸山地蔵との関係は初めて知りました。
読売新聞の当該記事、公式サイトで検索しても出てこないので、「文教日本史」氏のブログをリンクしておきます。
亡くなった佐々木孝氏は文教大学の卒業生で、「文教日本史」氏の教え子だそうですね。

http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/58f6e74710fac9ed72773aa452bf0779


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「東北における Hiroshi 旅行ポータルサイト」のお知らせ

2012-04-16 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月16日(月)06時35分40秒

>筆綾丸さん
東北観光博サイトに次の文章が出ていました。

---------
東北観光博ポータルサイト他言語版 一時閉鎖について

東北観光博ポータルサイトの他言語サイトについては、不適切な翻訳があるとのご指摘があり、これまでの間、適正化に努めてまいりましたが、修正に一定の時間を要することから、他言語サイトを一時閉鎖することといたしましたのでお知らせいたします。
なお、再開は、4月下旬を予定しております。
利用者の皆さまにはしばらくの間、ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


これをグーグルで機械翻訳すると、

---------
Temporary Closure of other languages for Hiroshi tourism portal site in Northeast

About Tourism in Northeast Hiroshi language of the portal site, there is pointed out that there is improperly translated, and far between, but we have been working to optimize, since it takes a certain amount of time to fix, today announced that they have temporarily closed the site and to other languages.
In addition, the restart is scheduled for late April.
To our users for a while, but will inconvenience, We look forward your understanding.
---------

となりますね。
Hiroshi って、あんた、いったい誰、てな感じですね。
外国人観光客は日本人観光客とは興味を持つ視点が違うから、本来は日本文を単純に翻訳すればよいといった話ではないんでしょうね。
ただ、今回の事態はそんな繊細なレベルではなく、固有名詞のチェックすらしないでアップしたというのですから、本当に想像を絶する職務怠慢であり、観光庁の担当部署の責任者は更迭すべきですね。

ちなみに「多言語サイトについてのお知らせ」の英語版は次の通りです。

---------
Temporal suspension of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site

There have been reports of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site containing many translation mistakes. Since then, we have been working hard to resolve this issue. Unfortunately, resolving this issue requires some period of time.
So we decided to temporally suspend the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaign portal site until late April.
We sincerely apologize for the inconvenience it may have caused you.


直訳すればこんな感じになるのでしょうけど、文化の違う人々がこれを読んで、事情が分かりますかね。
まあ、本当は責任を認めたくないし謝罪もしたくないと思っている官僚の形式的な謝罪文を翻訳することの困難さは、グーグル翻訳の変な英文が実証していますが。

東北観光博

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

ナマハゲや 脛に傷ある 馬の脚  ー観光庁 2012/04/15(日) 21:40:46
小太郎さん
そうか、実体法上の概念なんですね。

「観光庁」は、国交省内に、エイヤッとばかり適当に創設されたものと聞いていますが、やはりいい加減な機関なんですね。膨大な予算を持っているのだから、ケチらないで、ちゃんとした所に翻訳してもらえばいいのに。馬脚というか、馬鹿丸出しですね。

http://en.wikipedia.org/wiki/Sluice
「sluice」という単語は初見なので、何だろうと思いましたが、水門(すいもん)のことですか。オランダ語由来とのことですが、明治時代、日本はこの分野でオランダの技術者のお世話になっていますね。
グーグルの翻訳にケチをつけるほどの語学力はありませんが、由緒の冒頭が、いきなり「And enshrined・・・ 」で始まるのは、思考のプロセスが異質ですね。
「コンピュータの計算処理能力から導かれる一手を、人間の知性で理解し、同じような結論を導き出せるか」(羽生善治氏)
コンピュータの文法はどうなっているのか。うろ覚えですが、ニーチェの『善悪の彼岸』に、人は主部が述部を決定すると考えがちだが、本当は述部が主部を決定するのではないか、というような言説があったかと思いますが、冒頭の「And enshrined・・・」は、前文のどこかに主部がある、というコンピュータの判断なんでしょうか。
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神社紹介の機械翻訳

2012-04-15 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月15日(日)05時22分38秒

機械翻訳のレベルは急速に向上していて、分野によっては相当正確に翻訳できるようになっていますが、さすがに観光情報は無理でしょうね。
以下、産経新聞より。

-----------
秋田→飽きた ナマハゲ→はげ頭病 「機械翻訳で…」誤訳多数 観光庁が東北観光博サイト閉鎖

 東日本大震災からの復興を支援する国のキャンペーン「東北観光博」の公式ホームページの英語、中国語、韓国語版で誤訳が多数見つかり、管理する観光庁は日本語以外のホームページを一時閉鎖した。自動翻訳機能ソフトを使ったため固有名詞が直訳されたといい、訂正して今月下旬に再開する予定としている。
 誤訳の例として、歌人の石川啄木の法要「啄木忌」は「Woodpecker mourning」(キツツキ喪)▽秋田県の生保内(おぼない)関所跡は「Barrier trace in life insurance」(生命保険における関所跡)▽秋田は「tired」(飽きた)-など。仙台市の「旧伊達邸」はローマ字表記で「きゅういたつてい」に。秋田県男鹿市の伝統行事「ナマハゲ」に至っては中国語で「はげ頭病」の意味になり、秋田県だけで30カ所以上あった。
 観光庁はホームページ上に「機械翻訳によるもので100%正確なものではない」と注釈をつけたが、日々の閲覧数が1万回を超えるようになった今月以降、誤訳の指摘が相次いだ。
 秋田県は「観光はイメージで左右される。しっかりしてほしい」、宮城県は「復興に向けた大切なイベントなのに、あまりにレベルの低い間違いだ」と批判。観光庁は一時閉鎖を謝罪し「見つけるたびに直してきたが、作業が追い付かなくなった」としている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120414/dst12041423330014-n1.htm

閖上・湊神社の写真にコメントをつける作業をしていたとき、宮城県神社庁の神社紹介の文章はなかなか難しいなと思ったのですが、このニュースを見て、試しにグーグルで機械翻訳してみました。
笑えるところはいっぱいありますが、一瞬でここまで翻訳するのですから、すごい技術ではありますね。
今日はこれから南三陸町に行ってきますので、また後で書きます。


「閖上・湊神社」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55258081.html

【原文】
鎮座地:宮城県名取市閖上2-3-17
主祭神:健御賀豆智命、伊波比主命 他2柱
例祭日: 10月19日
由緒 :
 室町時代の応永年間(1394~1427)大和の春日大社の分霊を勧請し、湊明神社又は、水門四社明神と称した。はじめは、閖上字大塚(明神堂)に鎮座あり、明暦3年神託により現在の地に遷座する。旧社殿は明治13年の火災後の再建である。明治5年村社に列格、同40年幣帛供進社に指定された。同42年竹駒・富主姫神社を併せ祀る。(宮城県神社名鑑より)。 湊神社の本尊は、四大明王権現であると伝承されているが、権現名は承知されていない、「ゆりあげ水門(みなと)五大明王神」を祀る堂が、「明王神堂」で、略して「明神堂」「お明神様」と言われた。伝説によると「ゆりあげ水門(みなと)神社」が町頭により現在の地に遷座され「名取川水門神社」と言われたのは明暦年頃(1655~6)だと言う。別当寺は、天台宗鹿苑山物聞寺大光(前宮司、千葉家)で本尊は十一面観世音菩薩だと伝承されている。明治維新の神仏分離令により湊神社になったとき、本尊仏は観音寺に、五大明王神は出羽三山修験道場の醐醍山天正院(湊神社所有)に移された。天正院には、修験者の信仰する月山(阿弥陀仏)羽黒山(観世音菩薩)湯殿山(大日如来)蔵王権現が祀られている。ゆりあげ水門(みなと)五大明王神とは、中心に「不動明王」(ふどう)、東に「降三世明王」(ごうざんぜ)、南に「軍茶利明王」(ぐんだり)、西に「大威徳明王」(だいいとく)北に真言宗系では「金剛夜叉明王」(こんごうやしゃ)が祀られるが天台宗系では「鳥栖渋摩明王」(うすさま)が祀られる。ゆりあげ水門五大明王神の中心仏、不動明王は藤塚(閖上より名取川を挟んで対岸)の熊野権現堂に祀られ五大権現堂と称されたが、神仏分離で「五柱神社」となり、不動明王は近くの高福寺に移され火災により消失した。現在天正院には五体とも祀られているが、不動明王に関しては、後に復元したものとされる。五大明王は、我が国が仏教伝来以降より五壇法の本尊として密教寺院に安置され、五大堂とされた(松島の五大堂など)。「ゆりあげ水門五大明王神」は名取川河口の水門の鎮護として蝦夷征伐当時に祀られたものであろうとされる。(文化財保護委員 氏家重男編より)

【グーグルによる機械翻訳】

Natori, Miyagi Prefecture Yuriage 2-3-17 Location: sitting
Main deity: Kaya your life Satoshi Ken beans, the other two pillars master's orders Iha ratio
October 19: annual festival Sun
Historical:
And enshrined the Bunrei of Kasuga Taisha Shrine of Yamato (1394-1427), was called Minato Ming or shrine, and Myojin 応永 year's four sluice of the Muromachi period. Initially, there sitting on the (Hall Myojin) Otsuka Yuriage character, you Senza currently in the land of three years by the oracle calendar Ming. Old shrine is a reconstruction after the fire of 1880. Column that is specified rating, the company proceeds with the 40-year supply Heihaku Sonsha 1872. Along the main wealth-worship shrine princess Takekoma same 42 years. (From the Hall of Fame shrine, Miyagi Prefecture). Buddha Shrine Minato, has been handed down is Gongen Ming Four, name Gongen are not aware, the temple dedicated to God "Ming Great Lakes (Port) sluice Yuriage", in the Hall "God Ming", said Hall "Myojin" for short "and" Myojin like tail. According to the legend say Senza is currently in the land of the town I was told by the head and the "shrine sluice Natorigawa" Shrine "(port) Yuriage sluice" is around and Ming's calendar (1655 to 6). Betsutoji has been handed down (before the chief priest, house Chiba) Daiko 聞寺 thing Tendai mountain deer Buddha and Bodhisattva's eleven in the face. When it becomes Minato Shrine Shinto and Buddhism Separation Decree by the Meiji Restoration, Buddha Buddha is Kwan Yin, God was moved to the Ming Great Lakes (owned by Minato Shrine) In Tensho Dojo 醐醍 Shugen Dewasanzan mountain. Tensho is a Conservatory, Gongen Zao (Dainichi) have been enshrined Yudonosan (Bodhisattva) Hagurosan (Buddha Amitabha) Gassan ascetic of faith. God and the Great Lakes Yuriage sluice Ming (Port), the "Ming Sansei descending" "Acala" in the center (unequal), east (you will not get your browser), "Ming army bicycle" in the south (Li Gunda), west "Ming Tosu bitter friction" in the Tendai system (between the mortar) is enshrined "large Itoku Ming" "Ming Kongoyasha" in the system is to be worshiped is the Shingon sect (Kongoyasha) to north (you are large). God the center of the five Buddha Ming Yuriage sluice, Acala, which was referred to as the Great Lakes Gongendo Gongendo enshrined in Kumano (opposite side from across the Natorigawa Yuriage) Fujitsuka in isolation, next to Shinto Shrine "five pillars", Acala was lost by the fire moved to the nearby Kofukuji. Tensho Conservatory is currently limbs also are enshrined, for Acala, shall be restored later. Ming Great Lakes (for example, Godaido of Matsushima) is enshrined in our country as the principal image of Tantric Buddhism temple since Buddhism than five law Dan, and has been Godaido. To be "God Ming Great Lakes Yuriage sluice" and will be enshrined at the time was the conquest of the sluice gate at the mouth of Ezo as Chingo Natorigawa. (From the hen Shigeo Ujiie Cultural Properties Protection Committee)
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対抗力

2012-04-15 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月15日(日)05時02分21秒

>筆綾丸さん
>登記簿上の対抗力
対抗力というのは実体法上の概念なんですね。
実体法が登記手続きに優先されなければいけないので、実体法上の権利関係が明確になった場合、登記手続きが不備だから実体法上の権利関係を登記に反映できません、などということは許されるはずがないと私は思っています。
リンク先の文章、いろいろすっきりしない点が多いのですが、私も登記関係は全く自信がないので今後の課題としておきます。

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

岡先生 2012/04/14(土) 21:29:20
小太郎さん
ご引用のサイトに、次のようにありますが、国に対する不動産登記引受請求訴訟のようなものは前例がないのですね。民法施行後、一世紀以上経過するので、一例くらいあるかと思いましたが。本来は国有財産であるが、そのことに関して、残念ながら、登記簿上の対抗力がない、という変則的な状態になるのでしょうね。これは法律上の不備と言うべきなのかどうか。
ーーーーーー
とはいえ、民法上は国の姿勢がどうであろうと、元の所有者が土地の所有権を放棄した以上は国有財産に組み入れられるはずです。
(中略)
ここで国に対して土地の登記名義を引き受けるよう訴訟をするかということも考えられますが、私の調べた限り、前例はないようです。
ーーーーーー

『われ敗れたり』に、次のような不思議な記述があります(75頁~)。
ーーーーーー
そしてふと、昔、数学者の岡潔先生を、奈良のご自宅から宝塚までご案内したときの不思議な体験を思い出しました。岡先生は将棋が大好きで、すごく強かった。そんな岡先生があるとき、名人戦をご覧になりたいというのでご案内したのです。しかし、岡先生は対局場のホテルの前にたどりつくと、突然道端にしゃがみこんで、小枝で数式を地面に書きつけはじめたのです。そして、そのままみじんも動こうとせず、XやらYやらfやら、こちらにはまったく理解できない数式、記号をもくもくと書き続けておられました。そのとき以来の不思議な感覚がよみがえりました。
ーーーーーー

名人戦の一局は、普通、二日がかりで時間は充分あるから、数式を完成させた天才的数学者は、お、もう、こんな時間か、とかなんとか言いながら、対局場に入ったのでしょうね。その間、米長氏が何をされていたか、不明ですが。さすがに、対局場の畳の上には数式は書かなかったと思いますね。岡先生の没年を考えると、このときの名人は不世出の怪物大山康晴ですね、おそらく。家元制名人という制度ができてから、今年はちょうど、四百年になるのだそうですね。

将棋も囲碁も、もはやコンピュータに誰も勝てない、という状況になったとき(近い内になるでしょうが)、将棋や囲碁は人間の知的ゲームとして残り続けるのか。それとも、ともに滅びて、そう言えば、昔、将棋とか囲碁とかいうものがあったそうだね、ということになるのか。
人間が誰も勝てなくなると、次は、コンピュータ対コンピュータになると思いますが、このとき、果たして、「最強」のコンピュータという概念は成り立つのかどうか。つまり、「最強」という概念は有限なのか無限なのか。近未来的には、すべて答えが出てしまうのか。世の中には、もう、あまり未練はありませんが、その辺の状況はみたいものですね。
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昨年8月と9月の閖上

2012-04-14 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月14日(土)14時24分41秒

昨年8月3日の早朝、初めて閖上に行ったときの様子をアップしました。
当時は瓦礫撤去のためにダンプカーが頻繁に往来しており、作業開始前の時間帯でなければ入れなかったですね。

「閖上・日和山」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55272233.html
「東禅寺・観音寺」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55272898.html

また、9月8日に閖上漁港の防波堤に行ったときの様子もアップしました。

「日和山・閖上漁港」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55274125.html
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桜前線北上

2012-04-13 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月13日(金)23時29分26秒

いわき市小名浜ではソメイヨシノが開花したそうで、東北もいよいよ桜の季節ですね。
北に行くか、あるいは標高が高いところを目指せば、あと一か月近く桜を楽しめそうです。

>筆綾丸さん
『増鏡』に引っかけて気取ってみたのですが、そんな風に言っていただくと少し照れますね。
暫く前までは、将棋は危ないけれど囲碁は大丈夫だろうと言われていたはずですが、囲碁も危ないみたいですね。

以前、東電がらみで話題に出た土地の所有権放棄ですが、ある弁護士さんは手続き上不可能なのではないか、と言っていますね。
所有権放棄は意思表示による物権変動なので、第三者に対抗するためには登記が必要ですが、その登記ができないので、結局のところ放棄できないのと同じ、という考え方です。
私はこの方の見解に疑問を持っているのですが、参考までにリンクしておきます。

動産や建物・船舶の場合、対象が物理的に滅失すれば対象たる物を支配する権利である所有権も直ちに消滅し、以後は意思表示による物権変動もありえなくなるので、土地の場合とは事情が違ってきますね。

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

第1回将棋電王戦 2012/04/13(金) 21:56:52
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4120043568_1.html
米長邦雄氏『われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る』は、将棋好きにはたまらない本ですが、最近読んだ本のなかで、いちばん面白かったですね。
チューリング・テスト、あるいは、『2001年宇宙の旅』のHAL9000など、脳とコンピュータをめぐる問題は興味が尽きないですね。米長氏は、現役時代から、凄い人でしたが、現在もなお健在ですね。この対局は、『ニコニコ生放送』で生中継され、100万人が見たそうです。米長氏は、このような双方向性のメディアに対しては好意的ですが、既成メディア(朝日や読売など)の間抜けな発言には、相当イライラしているようで、これも面白かった。

羽生善治氏が、次のような感想を寄せていますが、天才は奥深いことを実にさりげなく言うものです(164頁)。とりわけ、最後の一行など、小太郎さんの言われる「ニーチェ的深淵」のようですね。
ーーーーーー
しかし、今回のボンクラーズの指し手だけを見るならば、人間が指したのか、将棋ソフトが指したのか、判別は難しいかもしれません。まだ、一局だけですので、はっきりと断言することはできませんが、そのうちに棋譜だけでは、指し手が人間なのかコンピュータなのか、見分けがつかなくなると予想しています。
思考のプロセスはまったく異なっているにもかかわらず、現れる選択が似ているというのは、実に驚くべきことです。
これからは、コンピュータの計算処理能力から導かれる一手を、人間の知性で理解し、同じような結論を導き出せるかを、問われるるような気がしてなりません。
ーーーーーー
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八重垣神社の仮社殿

2012-04-13 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月13日(金)22時26分20秒

今日の夕方、山元町の八重垣神社に行ったところ、仮社殿がなくなってしまっていたのですが、もしかすると先日の「爆弾低気圧」で壊れたのでしょうか。

昨年大晦日の様子

※写真
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閖上

2012-04-13 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月13日(金)12時18分9秒

昨日訪問した名取市閖上の様子をアップしました。

「閖上水門付近の石仏」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55257378.html
「閖上・湊神社」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55258081.html
「閖上・観音寺」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55259708.html
「閖上・東禅寺」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55260446.html

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2011年11月の薄磯と薄井神社

2012-04-13 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月13日(金)08時14分25秒

比較のため、五か月前のいわき市薄磯と薄井神社の様子をアップしました。

http://chingokokka.sblo.jp/article/55255276.html
http://chingokokka.sblo.jp/article/55255604.html

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某所にて

2012-04-11 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月11日(水)23時46分12秒

「いろいろと話題を醸した大著」の書評をされるとの記事を見かけましたが、あの本のことですかね。
ご苦労さまです。

紫苑掲示板で美川圭氏が激怒されているように、「家盛決起」のストーリーは理解しにくいところが多かったですね。
でも、私はフカキョンが好きなので、次回も見るつもりです。
いっそのことフカキョンを主役にしてほしいくらいですね。

>筆綾丸さん
船舶には船舶登記という不動産登記類似の制度があるのですが、漁運丸は物理的に存在しなくなったものとして滅失登記済みだったのかもしれないですね。
私も船舶登記は分からないので、不動産登記からの推測ですが。

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

海老と老船 2012/04/09(月) 20:20:52
小太郎さん
http://fr.wikipedia.org/wiki/Crevette
「漁運丸」でしたか。仰るとおり、ウィキは凄いですね。
フランスの国営放送は、海老(crevette)漁船としてますが、烏賊(squid)釣り漁船ですね。烏賊は海老で釣るので、特派員が勘違いしたのか、あるいは、老朽船と海老が混乱したのでしょうか。
北海道新聞によると、所有者らしき人は全く未練がないように報じられていて、薄情者のような印象を受けますが、フランスの抒情的な記事とは随分違いますね。フレデリック氏は、案外、ロマンチストなのかもしれません。
北海道新聞にある、所有権はない、という話が気になりました。自然災害により行方不明になった船舶の所有権の喪失(放棄)について、国内法にどのような規定があるのか。また、「幽霊船」の公海並びに他国沿岸における法的地位はどうなっているのか。
このくらいの船だと、魚雷ではなく「艦砲射撃」で沈めるのですね。
中国語には、「漁運丸終沉到約300米深海底」とありますが、意外に浅瀬なんですね。また、「船上燃油會迅速飄散或揮發,對沿岸生態?染有限」と、中国の新聞が生態系に言及しているのは意外ですね。
中国では、天才・地才・人才に対して、ときどき、鬼才と言いますが、やはり、あまり良い意味ではないのですね。
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いわき市薄磯

2012-04-11 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月11日(水)21時43分56秒

一昨日に訪問したいわき市薄磯の様子をアップしました。

「塩屋崎灯台」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55224945.html
「薄磯のガレ花(その1)」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55226803.html
「薄磯のガレ花(その2)」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55228649.html
「薄磯のガレ花(その3)」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55229086.html
「薄磯・龍宅寺」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55229869.html
「薄磯・薄井神社」
http://chingokokka.sblo.jp/article/55234073.html
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漁運丸

2012-04-09 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月 9日(月)10時32分25秒

>筆綾丸さん
「凌雲丸」くらいしか思い浮かばなかったのですが、「漁運丸」だそうですね。
英語版のウィキペディアから辿って『北海道新聞』の記事を見つけました。
ウィキペディアの立項のスピードはすごいですね。


----------
カナダ、漁船漂流で警戒呼び掛け 函館の男性「沈んだかと」(03/25 13:30)

 東日本大震災の津波で流されたとみられる日本の漁船がカナダ西部沖の太平洋を漂流している問題で、同国の沿岸警備隊は24日までに、付近を航行する船舶に衝突防止などの警戒を呼び掛けた。カナダ運輸当局によると、この船からの汚染物質流出の情報はない。
 船を所有していた函館市の漁業の男性(60)は25日、取材に対し「津波で流されて沈んだと思っていた。船の所有権はなく、引き取る気はない」と話した。日本の海上保安庁から確認の電話があったという。
 男性によると、船は約30年前に製造された全長約30メートルのイカ釣り漁船「漁運丸」(約150トン)。

中国語だと「幽霊船」は「鬼船」だそうですね。

美艇開火 擊沉日海嘯「鬼船」

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

さまよえるオランダ人? 2012/04/07(土) 20:02:04
津波後、一年間、太平洋を漂流した幽霊船 Ryou-Un Maru について、東京特派員のフレデリック・シャルル氏が報じています。所有者の Masahiro Ichijou さんは、私の船は幽霊船などではない、と悲しみを隠さない、とありますが、なんとも哀れです。
この船は、船舶の航行安全のため、米国の沿岸警備隊により沈められたそうですね。 Ryou-Un の漢字表記は、どのようなものだろうか。

阿川佐和子氏の対談相手である福島県の葛尾村長さんは(週刊文春3月22日号)、人品骨柄の卑しそうな多くの国会議員などとは違い、気品のある方ですね。
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村民の半分が松本さん

2012-04-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月 8日(日)15時01分22秒

昨日は飯舘村の山津見神社拝殿にて参拝後、本殿がある虎捕山の山頂まで往復してきました。
リンク先の「@丸森の巨石伝説!」というサイト内に何年か前の早春の写真が載っていますが、それを見ると少し雪が残っていますね。
昨日の訪問時には雪はすっかり消えていて、ちょっと残念でした。


>筆綾丸さん
>葛尾村
村長さんは松本姓ですが、葛尾村は実に住民の半分が松本さんという珍しい村ですね。
同一姓の比率が高い市町村ランキングを作ったら全国一位かもしれないですね。

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人口約2000人、この住民の約半数は「松本」姓です。
 これはこの村の大字である葛尾地内に、数百年も昔から「葛尾大尽」松本三九郎一族が居り、使用人百数十人といわれた大尽緑氏の人々及び末葉が、明治の初年に「松本」姓を名乗ったものです。
 山村の悪条件の中に旧三春藩は勿論、相馬、棚倉などの各藩に多額の献上金、貸上金をして、藩の経済圏の一部に介入し繁栄を誇った「三九郎大尽」とは・・・。
 松本家の祖は時の左大臣藤原魚名(721~783)の末裔で、信州葛尾城主の系譜で、松本勘ヶ由助親家は村上氏の圧迫により奥州に逃れてきたものといわれております。
 親家の嫡男親照が大永初年の頃相馬顕胤公に仕え、田村の境目押しとして落合村の奥地を与えられ(故郷信州の葛尾に因んでこの地を「かつらお」と名付けたと考えられます)当地に居住6代目好倉より11代目に亘り鉄は勿論山林伐採の権利、酒造米買入株、塩、酒造株繭、糸株等の経営活動を行い栄華を誇った。
(後略)

信州・葛尾城

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シースルー六地蔵

2012-04-07 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月 7日(土)08時35分51秒

シースルー本堂とシースルー六地蔵の写真も貼っておきます。

※写真
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宝円寺

2012-04-07 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 4月 7日(土)08時31分1秒

イザベラ・バードが絶賛した金山町は単に古いものを守っているだけではなく、「金山式住宅」による美しい街並みを着実に創り続けている点でも注目すべき町ですね。

参考:金山町ホームページ「街並み(景観)づくり100年運動」
東京芸術大学名誉教授・片山和俊氏、「山形県金山町のまちづくり」

金山城(楯山城)の近くに立派な寺があったので、参詣してみました。
宝円寺という曹洞宗のお寺さんですね。
一枚目の写真、向かっての右側の庫裏は、寺院建築の要素は加味されているものの、金山式住宅の豪快さが良く表現された建物です。
二枚目・三枚目は雪の時期ならではのシースルー山門(自転車付き)とシースルー鐘楼ですね。


※写真
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