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これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

着やすさを求めて 「長襦袢の直し」

2009-02-22 | 着物
 この長襦袢は 和裁を習い始めて初めて縫った長襦袢です。

 その前に 浴衣一枚と紬の袷を二枚縫っていました。

 その袷に合わせて 和裁の先生が寸法を割り出してくださったのでした。

 しかし、着ていて、着心地が 悪いのです。

 一番 気になっていたのは、着ているといつの間にか、衿もとが崩れて
 着物と同じぐらいの打ち合わせになってしまうのです。

 着ていてかなりの割合で衿もとに手がいっていました。

そのうちに あまり出番がなくなってしまいました。

ところが、先日 図書館で きものの仕立て方・頼み方 という本を借りてきて読んでいて 
着崩れる理由がわかりました。

ふたつ ありました。

ひとつは 抱き幅が狭すぎるという点。

もう一つは長じゅばんの竪衿下がり寸法が長すぎるという点。

この長襦袢は袖無双で見頃は単衣で背伏せで始末してあり、やたらおりぐけが多く、
お直しめんどくさーいという気持ちで一杯でした。


でも 新しい長襦袢を仕立てるにしても 仮り縫いは面倒だし、
この長襦袢を新しい寸法でお直ししてみるのもいいかも と 気持ちを切り替えることにしました。


そして 直したのがこの長襦袢なのです。

ほどくついでで、丈も短めだったので、出しました。1寸5分ほど。

抱き幅は5寸6分から6寸4分へ。

竪衿下がり寸法は6寸から5寸へ。

そして棒衿だったものを ばち衿に変えました。

ほどいた後に、もちろんアイロンをかけたのですが、今回は筋消しをしてないので、
しっかり 前の縫いあとや折あとが残っています。

ほどいてから 仕上がるまで 二日間。

普段は二部式に仕立てた長襦袢を着ているのですが、次はこのお直しした長襦袢を着てみようと思います。

多分打ち合わせが増えて 衿元がしっかりと決まるような気がします。

着心地がよかったら 新しい寸法がマイベスト寸法ということで、上書き保存です。

思ったほど、大変ではなかったような気が。

この きものの仕立て方・頼み方という本は、
ちょっと和裁の経験のある人には大いに参考になりそうです。
コメント
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