これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

1月鹿児島で雪の日に ‥‥ 雪が降ったから出来たこと

2016-02-11 | いずれは終の棲家
1月末に近い5日間を家の管理のために 鹿児島で過ごしました

天気予報では、強い寒波と低気圧で九州は大雪の予報が出ていて ありがたくない予報は見事的中

五年ぶりの大雪になったそうです

今冬は暖冬と言われていましたし、昨年11月に交換予定だったものの あまりの陽気に交換していませんでした

暮れもしかりです

暖かい日は 軽く20度を超えていました

そこで今回は まずタイヤ交換をしてもらい、雪籠りになる覚悟で食料の調達です

停電も覚悟して 乾電池などの備品も確認

日曜日の朝起きると 5cmほど積もっていました

この日は 日中は止んだり ふったり

雪がよく降る栃木に住んでいる妹から 雪かきはマメにしておくようにとのアドバイスがあり 車の上や駐車場の雪かきもしました

雪が降れば 畑も庭も管理など出来るわけもなく、のんびり骨休めに戻ったようなものです

昨年 離れの畳を変えて やっと炉が使えるようにしてました

5年前の暮れに それまで炉畳と炉蓋畳が入れてあったのに、普通の畳に変えてありました

父が建てた茶室兼用のゲストルームは炉に一度も炭が入ることなく 蓋をされてしまったのです

畳だけは数枚とってあったのに、なぜか炉畳だけは処分してあり見つからず

畳屋さんに畳の一部を切り取って炉畳を作り直してもらいました

小屋に残っていた稲わらを焼いて灰も トトが作ってくれてあります

仕事の出来ない雪の日は 恰好のお茶の稽古日和です

灰を何回もふるいにかけて炉に入れる準備をしてくれました

炭も洗って 適当な大きさに切ってもらっています

こういうお茶の裏方のような仕事は 二人で見た映画 「 利休にたずねよ 」 がとても参考になったようです

銅製の炉壇を入れて和紙を敷き、五徳の高さの調節し 灰を入れていきました

炉が深いので、入れる灰の量も大量です

雪の中で凍えている水仙の花を切ってきて 床に飾りました

炭がおこり 湯が沸いて やっとお茶を点てることが出来ました



今までは 置き炉でのひとり稽古だったので、炉に釜をかけての初めての一碗は 点てたお茶を運び出してご仏前へ

その後 トトさんに一服 最後に自服

ここまでくるのに 4年もかかってしまいました


茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて、のむばかりなる事と知るべし

利休百首の中の一句です

「 茶の湯とは、決して億劫なことでも、窮屈なことでも、またむつかしいことでもない。ただ湯を沸かして茶を点てて、飲むだけのことである 」 さらりと言っていますが、実際に行ってみると、とんでもなく大変なことだと思い知ったことでした

雪はどんどん降り出して 夜中の一時過ぎにトイレに行ったトトが 水が出ないといいます

慌てて起き出して、整水器から飲料用の水を鍋にポットにと作ったり、洗い物用に水を汲み置いたりすることでした

明け方の冷え込みは格別でした

7時過ぎの外の温度計は 氷点下5度



水が止まったのは トイレの水洗と手洗いだけで、午前中数回水を運んだものの 昼前には使えるようになりました


ここでまた妹から 凍結予防に水栓をすこし緩めておけばいいわよとアドバイス

でも トイレの水洗は緩めようがないのです

朝はまだ雪が降っていたので、庭で記念写真 この時で15cmほどの積雪でした



ニュースで知ったのか 孫ちゃんから雪の様子を知りたくて電話やメールが届くので 写メして送るじぃじです

昼過ぎにはどんどん気温も上がりだし 道路から玄関までのアプローチの雪かきを兼ねて雪ダルマつくり 初挑戦

なかなかうまく形にならないものの どうにかそれらしいものが出来上がりました

その後、スタッドレスタイヤの効果を確かめたくて 車で温泉へ

お天気もよくなり 雪かきも終わり やることもないから と、同じような考えの人で温泉も結構な人でした


ところで 夜の冷え込みは前日より厳しかったようで、またも水道管凍結です

雪は止んだし、溶けだしたしと のんきに考えていました

台所も洗面所もお風呂もすべて水が出ません 給湯器のお湯も出ません

こんどは油断して 水を多めに汲み置いたりせずに寝てしまったので、朝起きたら 飲み水も少ししかありません

有線放送(田舎ならではです)で、水道管凍結の注意事項が数回されていたので、あちこちで水道管が凍結したようです

それでもやはり気温の上昇も早く、この日も早い段階でどの水道も使えるようになりました

ところが、トトが絶対に大丈夫だろうと言っていた深夜電力で沸かす給湯器まで一時使えなくなったのは予想外でした

オール電化にしてしまったので、停電時はファンヒーターも灯油があっても利用できないのは覚悟していましたが、蓄電器なども準備した方が 万全なのかもしれません

今回の雪で 水道管凍結もありうることや、寒さの程度などがわかり、

『 いずれ本腰を入れて暮らし始めるときの非常時の心構えなどもわかったし なかなかいい帰省になったよ 』

☝は、何事も前向きに考えるトトの帰り際の一言でした










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする