これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

二部式着物にだまし衿を重ねて ‥‥ お稽古着にいかが?

2016-02-23 | 着物
私は使ったことないのですが、昔から美容衿というものがあります

40年ほど前のこと、母と行ったデパートの呉服売り場

美容衿の展示即売?をしていまいた

店員が使い方を モデルに着せながら見せて 売る方法です

40年前だと 母は晩秋から春先までは よく着物を着ていました

美容衿を 便利だなぁと思ったようで 買いました

私の記憶では 長襦袢にその衿を上からかけて なにかクリップで止めて使うようにしていました

で、母もそのようにしようと思ったのでしょうが かえって面倒だ というのが、母の使ったうえでの感想でした

針仕事が億劫でないと クリップで止めたりするほうが面倒なのかもしれません

安定もよくないし

母が亡くなった後、その美容衿がタンスの中から出てきて あまり使った様子もなかったのですが、 母の感想を思い出して 処分したのです

今回 それを思い出しながら 似たようなものを作ってしまいました

うそつき長襦袢用のさらしを使って作るのが一番ベストなのですが、そうすると、長襦袢用が用尺不足になるので ( ケチ子 ) 紋綸子の長襦袢の残り切れを土台に使いました

新モスで衿をつけて出来上がり

紋綸子がすべるので、背中に伸縮包帯をつけました

トルソー(洋装用)に着せてみました





伸縮包帯は 実際に着るときは しっかり結びます





二部式のスカートを巻いて



二部式の上を着て 衿を重ねて



マジックベルトのついているストレッチタイプの伊達締めのようなものを巻いて 完成 ( トップの写真 )

この二部式着物は 着物離れが進み始めた30数年前に 何かの研究会で考え出されたものです

おはしょりを作ったように 最初から上着の裾のしまつをしてあります



三十代前半に(家で)よく着ていました

茶道のお稽古で着る 市販のお稽古着や 本に出てくるお稽古着はデザインいろいろありますが、袖のないものが一般的

だまし衿を下につけたことで、着物を着ている風に見えるでしょ (笑)

袖があってもいいじゃない!

と、雨の日には こんなもの持って出かけようかと考えています

あるいは 真夏の蒸し暑い日には 浴衣や麻の縮みの単の下に重ねると それこそ 着物を着ているようにだませそうです





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古帛紗の仕立てと仕立て直し ‥‥ 名物裂 帯地 コート地から

2016-02-23 | 身の回りの小物 手作り
コート地からの古帛紗を作って 渡した後、生地はもう半分残っています

半分で同じものを仕立てて 私用にしてくださいとのことだったので、 頑張りました

前回と同じように 接着芯をはって

何でも2回目からは サクサクとはかどります

ついでに 昨年12月に 長すぎて短くした袋帯の切端をとってあったので、こちらも両端を解いて 接着芯をはりました

帯地は幅不足で 2枚の帛紗はつくれませんが 一枚で十分

次に いただきものの小帛紗は とてもかわいらしい色なので 懐中したい一枚なのですが、生地の打ち込みが甘くてへらへらとして 扱いづらくなかなか出番のないもの

解いてみました

仕立て方は 途中まではミシン縫い 表に返したあと、閉じ口をくける方法で仕立ててありました

解いてみると ほんとに面白い

縫ってある糸も 適当な糸選び 裁断も適当

アイロンで折り癖を直したあと、接着芯をはりました

縮みません

印しを付け直して 仕立て直し

しっかりと腰のある古帛紗に再生されました


千家十職の お一人 土田友湖作だと3万円ほどします

中古でもいいから 手に入れて 解いてみたい

どんなお仕立てをしてあるのでしょう

並み縫いなどと違って 差し縫いでしょうか?

もちろん生地質も違うのでしょうが

お茶の稽古道具は ピンからキリまで

考え方 いろいろ

私の今回の古帛紗は 世界に一つ

そう都合よく考えて マイスタイル 楽しみましょ

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