これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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ウールの上っ張りと下の巻き物 ‥‥ 単の着物から リメイクを 新しいヘラ付けで

2016-02-19 | 着物
着物記事へ よくコメントとアドバイスをくださる宇佐様のヘラ付けの仕方で すぐにでも袷を縫ってみたいという衝動にかられているのですが、

はやる気持ちを抑えて、まずはお試しのへらつけをしてみました

トトの母様の妹からいただいた着物数点の中の一枚で、ウールの単がありました

寸法が 私に合わないので、上っ張りにリメイクしようと 適当な長さで切って、上だけ解いて 洗ったのが、一年前

それで 単ではあるけれど、肩から半分ずつ 前身ごろ 後ろ身ごろにヘラをつけて仕立ててみることにしました

手順とか やってみないとわからないところが出てくると思ってのことです


2枚のえり肩あき部分をそろえて 裁ち台におき、しつけをかけました

上っ張りなので 切繰り越しに変更です 

切繰り越しにするんだわと思った瞬間に 肩から同じ丈で切ってしまったことを後悔

後ろ身ごろの裾を1寸6分カット  ( 最初によく考えて裁断したら しないですむ余計な仕事でした )

えり肩あきから8分ずらして肩山を決めます

右側半分は前身ごろになりますが、まずは前身ごろの袖付け 身八 着丈のヘラをいれました (その後、切躾)

 


そして二枚がずれないように そっと右側に布を動かして、今度は左側にむかって 同じように 袖付け 身八 着丈のヘラを入れました

背縫いは 解いてありません

この着物は 直線部分はミシンで仕立ててありました

そして背縫いが身八あたりから下は多めにとってあり、衿肩あきでは1㎝ほど

私の体形も裄長で 身幅狭めなので、そのまま利用することにしたのですが、すぐにここでも後悔

上物なのに、背中の縞がVの字になっているのですから

家での作業着兼防寒用なので、後悔しながらもそのまま続けることに

ミシン仕立てだったので、私も直線はミシンで

袖にいたっては、袖の丸みに合わせてロックミシンで2cmほどの縫い代でカットしてしまいました

ウールの単と同じように キュプラの有り切れで肩当をたっぷりと今回もつけました

こういう上っ張りはほとんどウールの単に重ねて着るので、滑りよくするのもキュプラを使う理由です

後側が少し長めにつけてあります( 防寒用 )



短い上着丈ですが、内ひもは ひさえ紐にしてみました



ここで終わりのつもりだったのですが、雪の日に羽織った麻の葉模様の上っ張りと巻きスカートが、とても具合がよかったので( 温かいのです )丈は短めながらも 腰布はかけ衿から繰り回したものを2か所で継いで 裏打ちと紐はトトさんのワイシャツの残り切れを使ってつけました



全部手持ちのものでリメイク出来て 大満足です

そして 今回の目的の 前後に分けてのへらづけの精度ですが、

教えていただいた方法は 大正解でした

片山から袖付け寸法 身八 裾の上がりのしるしに全く狂いがなかったのです

前後をあわせて脇縫いするとき 印と印を重ねて待ち針を打ったあと、物差しで寸法確認しても 最初のへらと同じ寸法でした

5厘違っても 全体に狂いが生じるので この正確さは後々の仕立ての速さに確実につながりました

これからの仕立ては 全部この方法に変えることにします

仕立てにかける時間が 少しは短くなりそうです

宇佐様 ありがとうございました





コメント (2)
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