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これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

ボケる頭用にと 整理された箪笥の中

2009-02-10 | 着物
畳紙と説明書き この画像は 8日針供養に出かけたときに 

取り出した着物が 納めてある畳紙です。

その昔、私がまだ娘だったころ、母は私の着物は畳紙にしまい、
墨で「ピンクの訪問着」だとか「大島」だとか 「格子のウール」だとか 書いて渡してくれていました。

そして 困った時は 母頼み。


私も若いころは それで十分でした。

何せ 手持ちの着物は少ないし、すべてが自分用の着物だったから、さほど、それで 不自由はなかったのです。

ところが、母が亡くなり、母の着物の何枚かを手元に持ってきて、

あるいは トトの母さまから譲り受けたりとして 着ることが少ない割に衣裳盆の中は 着物が増えていきました。


さらに さらに 五年ほど前から和裁を本格的に習い始め

  リサイクルショップだ 
 
  ヤフオクだ、と 少しずつではあるものの 着物は増える一方。


なのに 私の記憶力は下り坂。 着物を出し、長じゅばんを出し、着つけ始めて あらら! これ まずい
と気がついて、組み合わせのやり直し。

あるいはどうにか 着たものの 着心地が悪い。



プロの和裁士に仕立てを習い、着物の奥の深さも学びました。知識も増えました。

そして 写真のような 着物の管理のやり方に行きついたのです。

着物の説明書き 私が細かな事を気にせずに 着心地よく着物をきるには、

写真のような8項目が大事だとわかっていきました。

身丈(カードでは着物丈の意味合いで 着丈と表示してます)は、

着物を着る時の腰ひもの位置を決めるおおよその目安にします。

  165㎝の身長の私は 50代にしては のっぽの部類です。
  反物に余裕がある場合には 好みの身丈で仕立てますが、仕立て直しの場合は  そうもいかないことがあります。
  もっと短い身丈の着物もあるのです。


裄は 上にはおり物をするときに 必要になってきます。
コートや羽織から着物の袖がのぞいては 落ち着きません。

 
肩幅や袖幅に袖丈は長じゅばんとの兼ね合いが一番です。もちろん 上からのはおり物にも影響していきます。


衿肩開きと衿繰り越し そして つけ込み寸法(えり付けの丸み)は 
衿あしを多少抜いて着るか、あるいは 衿元をゆったりと合わせて着るかを決める時に 
この寸法が分かっていると 着つけが楽にできるようです。


そんな訳で エクセルで フォームを作り 
おおよその着物の説明と 仕立て上がったり 手に入れた時を記し、
寸法を書き込むようにしました。


最初のころは 写真のように 着物をつるして 全体像を写して 写真の挿入をしていました。

最近は もっとわかりやすく、柄のアップを写して 添付するようになりました。

このほうが、ゆくゆくはプーサンやお嫁ちゃんが解りやすいだろうとの意味もあります。

いえいえ ほんとうは 私がローガン無でもわかるように…なのです。

用紙はファイリング用のB6サイズのカードです。パンチで穴を開け、パンチ用のシールで補強して、
畳紙の紐に通して置きます。 


他に 帯用 長襦袢用 のカードが作ってあります。

ここまで していても まだまだ 着物着るときに あわてることの多いサザエさんです。
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針供養行きました

2009-02-09 | お出かけ
淡島堂 入口  8日 日曜日は 針供養に浅草まで 行ってきました。

日曜日だったので、友人を誘うことなく、タッタッと着物を着て、11時前に家を出ました。

プーサンに 「針供養に行くのに、針は取ったの?」とチェックを入れられましたが、

ここ3年ぶりのお出かけです。

もちろん忘れずにカバンに入れましたとも。


関東地方は 突風がふきまくっていて、着物の裾がひるがえるのが少々気になるものの ぽかぽかのお天気でした。


浅草寺の針供養をするお寺は淡島堂というところです。

着いたのはお昼前でしたが、ごらんの通りに 大きな豆腐には たっぷりと供養を願う針がさしてありました。

入口で封筒の中の針を全部出して大きなトレイに移します。お豆腐に挿せるのは、一人一本と決まっています。


豆腐に挿された針  名前の書いてあるまち針をお豆腐にしっかり挿しました。


それから 本堂の御本尊にお参りです。

ここまで入ってきてお参りする人は ほとんどが着物姿。

私も一応着物でした。
 でも コートを脱ぐのは、ここでお参りする一瞬だし、

 一人だから と 
 
 適当な帯合わせだったのですが、  

 玄関で後姿をプーサンに撮られている写真を後でチッェクして、ちょっとびっくり。

 しっかり襦袢の色が分かっています。

 もっと色合わせするんだった(と 後悔です)



浅草寺に針供養に出かけたのは これで3回目。

供養をしたい針は しっかり持って行ったものの、 

前回いただいたお札を持ってくるのを忘れていました。

こういう 詰めの甘いお出かけをするから、プーサンにチッェクを入れられるんです。

この画像、おたいこの山の丸みだけ 着物後ろ おたいこ見ていただければいいのですが。

しっかりと山を作ることが出来ました。

先日 市販の枕帯を改良したものを早速使いました。

答えは 大正解。 2枚の厚紙がなくなるだけで、こんなに 快適なんだと

その違いにびっくりしてしまいました。

これなら 映画館でリラックスした姿勢?で 苦痛なく映画を楽しめるかも

     遠くにお出かけしても 岐路疲れた体を電車や車のシートに深く埋めるかも


                                    とか思いました。
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マイサイズの着物用かっぽう着作ってみました

2009-02-07 | 
おうちで着物の時に、随分使い込んだ白いかっぽう着がみすぼらしくなってきました。


そこで、私サイズのかっぽう着を作ることに。


165㎝、手長猿族の私にとって 市販のかっぽう着はあまり 着心地がよくありません。


しかも白は汚れが目立つ。
目立った汚れはマメに洗えばいいのですが、白は経年でくすんできます。


ネットや雑誌を色々調べて、結局、おけいこ着・水屋着なる本がよさそうで 購入。


製図まで簡単に出来ましたが、布が…

ただ今 布のストック処分中の私としては、
手持ちの布でどうしても最初の一枚は作りたい!  と思っても、帯に短し たすきに長しのものばかり。

一番手頃と思った今回の生地は幅が足りません。


たぶん25年以上も前のもので、母が買ったもの。


何を作るつもりだったのか 今では知る由もありませんが、
洋服にするには私の好みではないものの、
染めといい生地の質といいなかなかいいもので 手放せずにいたものです。

素材は別珍 あるいは ベルベットとか綿ビロードと呼ばれてます。
綿100%です。


結局 接ぎを入れてこの生地で作ることにしました。
接ぐ場所は大いに悩みました。


脇に足し布を入れるのがよさそうと思うものの、
袖付けが煩わしくなりそう、とか 色々悩んで後ろ中央当たりの両サイドに足し布をすることにしました。


かんたんソーイングとなっていましたが、衿ぐりの見返しのステッチや、
ひもを縫ったり、後ろ肩あたりの見返しで前肩を挟んで縫ったり……

私の最近の物作りの気力からは、かんたんソーイングにほど遠く、時間をとりました。


出来上がりは こんな感じ。 前です。和装かっぽう着 表   後ろです。 和装かっぽう着 後


でも さすがにマイサイズです。抜群の着心地で、おうち着物が楽しくなりそうです。



十五ほど前までは 冬になると おうちで着物 の生活がよくありました。

それが お出かけ着物 にいつの間にやらチェンジしてしまい
おうちで着物なんて ひと冬に2~3回に激減。


理由はいくつかあるのですが、一番は何といっても週2回ほどのスィミングスクール通いから、スポーツクラブへの変更でしょう。

スポーツクラブは 自分で都合のつく時間に行くようになるので、
朝から着物とか 帰ってきてから着物というスタイルが非常に煩わしくなったのです。


同じ頃、週2回ほどの仕事も始めたこともあります。


仕事のない日に スポーツクラブに行き、しかも家事雑事をするという
ちょっと慌しいライフスタイルになってしまいまいした。 


せめて 袷の季節ぐらい もう一度 おうちで着物の生活スタイルを増やしたいと思っているこの頃です。
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着やすさを求めて 「帯枕の編」

2009-02-07 | 着物
先週、両国へのお出かけは 着物でした。

どうしても締めたい帯があり、そして 帯結びがありました。 角だし です。

でも、前日の夕方 ちょっと体にまわしてみて、
どうも お太鼓の柄がうまく出ずに諦めました。


が、そうなると ふつうのお太鼓になります。
でも 私は、この帯結び、背もたれると背中が痛くて どうも苦手です。

そこで 名和和子さんが紹介されていた、日本手ぬぐいをくるくる丸めて帯枕の代わりにしたのです。

小ぶりでふっくらした感じに結べたものの、
やはり少々お太鼓の山の膨らみがもの足りませんでした。



何とかならぬかなと、今回 手持ちの帯枕の紐をはずして、
ながめながら つらつらと考えてみました。帯枕 表

帯枕 裏

『この形でもう少し 柔らかめの帯枕だったらなぁ…』

そこで、駄目もとで、帯枕の裏の白い当てものを切りながらはずしてみると、なんと化繊の布張りの当てものは紙製。
そして内側にもう一枚紙の型がつけてありました。

中身は木のチップ? 昔ながらのパッキン材です。

布張りした紙の型と もう一枚の紙だけの型。二枚合わせてたわめても結構しっかりしているのです。
『? 背中の痛みはもしかして この型紙?』

帯枕 加工1 そこで 型紙をはずした状態で くるんである布を糸で荒かがり。

帯枕 加工2 次に厚めの接着心を形に切って、貼ってみました。

この状態で背中にあててみると、まぁ どうでしょう。背中に当たった感触が違うのです。


帯枕 紐つけ ガーゼでくるんで、突き合わせ部分は接着テープで固定。

紐のちょうど真ん中に収まっているのを確認してから、帯枕の両端を動かないように糸でとめました。


最後はガーゼの紐の端を縫って、ほつれ止めをして 完成。
ちょっと小ぶりな帯枕ができあがりました。

ついでに少々幅広のゴムで帯揚げを帯枕に止めるゴムベルトも作りました。

帯枕 完成


今年は 8日が針供養だとか。この作り直した帯枕を使って帯を締めて 浅草寺に出かけてみましょう。
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正直な体 です。

2009-02-05 | 日々の雑感
正月明けは ほとんど問題ありませんでした。


多分 12月までのスポーツクラブでの エクササイズが効いているんだと思います。

そこで 油断するのです。
  あら、ちょっと食べて飲んでの不摂生が続いても大丈夫じゃないの!  と。

ところが、その後も反省することもなく、同じように正月気分で新年会と称して
友人・知人とのお楽しみ。

お酒だって 高カロリーの食事だって、セーブするなんて 微塵も頭をよぎらなかった。

その結果が、この数字。

体重計の数字です。55.3kg。
楽しかったことが続いたあとの先週の土曜日のことです。

オットット!と驚いて ウエストにメジャーを当てると、  またもギョッ!

あわてて ジム行って 泳いで ステップ踏んでとがんばったけど。

一週間たっても500gも減ってません。

そりゃそうだと思い出しました。

日曜日は寒いと家にこもって プーサンの借りてきたロストをしつこく見ていたし。

月曜日は 待ってましたとばかり、映画館へ。
マンマミーヤを観た後は おうちで シャンパン空けて ごろんごろん。


♫ ポーニョポニョ 私のお腹 ♪ なんて のんきに歌っていられません。
今日から真面目にエクササイズ。そして 困った時のマクロビオテックです。

入るものが多くて 使うことが少なければ お財布と同じ。

体重もウエストの脂肪も増えていく

夏の終わりは 53kg切っていた。 64㎝でも メージャーがぐるぐる回ったのに。

困った!はプーサンも同じらしい。夜 フラフープ買って帰ってきました。

フラフープも ぐるぐる回しましょう。
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幼き日の母の暗示が今も続き

2009-02-04 | 
茹でたほうれん草  写真は、我が家のほうれん草の
分け方です。

3人分ですが、トトとプーサンは、茎というか根に近い部分は「根っこ」と言って食べません。

でも 私は 家族が嫌う「根っこ」の部分が大好きなのです。
       


これは実は次のような理由があるように思えるのです。


私は小さい頃から母の手仕事を見るのが好きで、母が料理をするのも、傍らでよく見ていました。

冬場にはほうれん草が度々登場しました。
 
その時の母の手順と私に話しかける言葉は ほとんど同じで
まるで古い映画をみているようにしっかりと覚えています。

それは次のような感じでした。

ほうれん草を茹でるときは、鉛筆の先のように根を整え、あるいは 太い根っこに包丁で十文字に切り込みを入れていました。

鍋の中で沸騰したたっぷりのお湯の中に まず根っこを束ねるようにして垂直に入れます。
母は片手で束ねたほうれん草の上のほうを持っていました。

ほどなくお湯の中のほうれん草がしんなりとしてきます。
すると二つに曲げるように葉先を入れて 葉っぱの部分がお湯のなかに漬かったら天地返し。

その後、すぐに茹でこぼして、冷水の中でフリフリと泳がすようにして、もう一度根っこをきちんとまとめて、
根っこから葉のほうへ両手で絞っていきました。

その時に言っていた母の言葉は 

「ほうれん草は根っこを切り取ったら 葉っぱがバラバラになるから、ダメよ。
 茹でる時 硬い根っこから茹で始めなきゃいけないから」

「お湯が沸騰したら一つまみの塩をまず入れるの。そうすると、ほうれん草のアクがよく出て、色もきれいに茹でられるから」

「冷たい水によーく くぐらすと、綺麗なほうれん草の緑色が残るの」

「ほうれん草は根っこのこの赤い部分に栄養が一杯あって、甘くておいしいから、捨てたらダメなのよ

と こんな感じでした

繰り返し繰り返し聞かされた言葉は、そっくりそのまま私のほうれん草や青物を茹でる時の手順になっています。
そして 小さい頃から甘くて美味しいと言われ続けた「根っこ」の部分を 今でもより好んで食べてしまいます。

まるで 幼少の頃に母に暗示をかけられ、未だその暗示にかかったままのようです。


そんな訳で 我が家はほうれん草の和えものは銘々です。

まず小鉢に分けてから 鰹節をかけたり チリメンジャコをかけたりして、タレも食す直前にふりかけます。

だから ソテーにすると大変。赤い色をした一番下の株のあたりや
株に近い茎?は私のお皿にまず拾い出すこのになるからです。


ところで よそ様はどうでしょう。

近頃では、まず根っこから4~5㎝は切り捨てるらしい。

たっぷりのお湯で茹でるどころか、レンジでチンも有りとか。

はたまたは 茹でるなんてめんどうだから、もっぱら 生でサラダに!


いらないものを除くには、たっぷりのお湯がいいそうな。

いらないものって…… 一つ 残留農薬
              一つ アクの成分のシュウ酸
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裏ものの遊び

2009-02-03 | 着物
コート裏の絵羽模様です 1月になって作成した冬物和装コートの裏の柄です。

洗い張りした羽織をほとんど使いました。写真は背の部分。

右端にちょこっと見えているのが、左前裏です。
そのほか、袖の片方にも柄が入りました。

しっかりと打ち込みのある梨地の反物ですが、
洋装のコート裏に使われるポリエステルと違い、正絹のために 重さも感じません。


一日外出して、電車に乗り、座って、歩いて、脱いでロッカーにしまったり、
食事の時にも脱いだり、疲れた体を電車の椅子にもたれながらの帰りでした。


でも 思いのほか皺も出来ず、後々の手入れも必要なさそう。

実際の色は ほんとに鮮やかな鶯色。

せめてディスプレイで表示されたぐらいの色だったら、
    表として使ってもいいんだけど…ちょっと目を引きすぎる鮮やかさです。

表地はポピュラーな冬物のコート地ですが、裏をこのような柄にしたために

普段着のコートにはもったいない様な 

そして気持ちを何となく高揚させてくれる物になりました。


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