奥尻島のほとんどは森に覆われていて ブナ トチノキ ヒメアオキなどの南方系の樹木が豊富にある一方山奥に入るとダケカンバのような北方系の木々も見られるそうで 花図鑑を見ても ほとんどが 実際に見たことある花です。 北国の様な気がしませんね。
森は豊富な水をたたえるので 島の川はみんな細くて小さくても水が耐えることはないそうです。見事に自然のバランスがとれている島と思えます。 大昔から人が暮らしたことが理解できます。
次は奥尻島の東側に回ったようです。
宮津弁天宮 1831年(天保2)に島の漁師たちが大漁祈願に弁天様を奉納したのが始まりだそうで 急斜面は164段の階段 対岸には北海道本島が見えるのだそうだ。
こんなに綺麗でも 時には猛威をふるう。 海に限らず 自然の力に敬意を持って暮らさないとね。
奥尻島最北端 稲穂地区
賽の河原公園
賽の河原って子どもの霊を思ってしまうけれど ここは海難犠牲者や子供を慰霊する霊場だそうで 6ヘクタールもの広さに石積みが並ぶ。
あんまりの広さに胸が痛むね。 積んでも積んでも崩れる石積み
この形見ていてもおいしそうでは無いけれどね
島で三番目に高い球島山 標高369.3メートル
奥尻島の北側全貌が見られると聞いて登り始める。
あらら ずいぶん優しい階段ができているのねぇ。これなら観光客も のんびり景色を眺めながら行けるね
フェリー発着場の 鍋弦岩が見えている。
鍋弦岩の穴はこんなにでかい。
その頃私は江差でまだ来ないか まだか・・・とフェリーの到着を待ちわびていたのだった。
島時間(高山 潤)というエッセイがパフレットに載っていた。 その中におもしろいことが書いてあった。島旅には覚悟がいるというのだ。島には島の楽しみ方 島時間というのがあって 奥尻島にいる以上はこの時間に身をゆだねるのが一番と言うのだ。船が出なくなるときもある。 そんなときにあきらめることができることが気持ち良い時間を過ごす極意らしい。
バスがなかなか来ないと ぶつくさ言い電話してくる息子は 奥尻島の旅を少し下手に楽しんだかもしれない。 私なら どうするかな?