笹百合のことで なんだか気持ちが晴れないまま下山。
行きと違ってまっすぐ尾根を歩いたら 急降下。 降りたところが行きに使った道への分岐。 右側の草むら いえ 樹木の中「ここで良く休憩するんです」って そういえば初めて来たとき 木々の中をかき分けて休憩している人がいたので てっきりそこを頂上と思い込んでしまったのだった。
最初の笹百合を見てすぐに「膝大丈夫ですか?」とSさん。「大丈夫だと思います。」「それなら 道無き道を行きましょう」
と言うわけで わずかに踏み後が残る斜面を滑るように降りていく。
見上げるとそうでもないけれど 何しろ落ち葉で埋め尽くされた斜面 滑り落ちないようにするすると・・・ 心は腕白小僧になったような気分で歌を
いざ行けや こ~どもた~ち めざすは あ~のおか~ぁ♪
すぐに 登山道らしい道に出て 日も差してきて。。。
ははは これも綺麗な緑って思うよ。 いろんな緑があるんだってば
少々急な道だけれど整備されているところを見るとこれは自然観察路の一つ?
あっという間に下ってきて 見覚えのあるところについた。
猿投神社の祭神 大碓命が乗ってきた船が 石になったのだと・・・
確かに船のような不思議な形の大きな石が二つ並んでいる。前に上に登って景色を見たこともあったが 今回は あまり期待できないので・・・・しかし この場所が山のどのあたりにあるのかはとても気になる。 下から見上げると確認できる場所はあるのだろうか?
そういえば この御船石から東の宮までの登山道は いったん川にまで降りて登るという結構きついコースだった。 このコースを覚えておくと 少し楽に周回を楽しめそうだよ。
さて御船石を超えるとすぐに 大碓命のお墓がある。 大きく囲い込みがされていて 宮内庁の札がかかっている。 お供え物も新しい。 宮内庁が毎日管理している?
だいたい 大碓命って誰よ? 景行天皇の子供でこの山で毒蛇にかまれて亡くなったのだそうだ。 思いがけない話しを聞くなぁ
こちらも似たような作りながら 人気が無いこと 裏にお墓が控えていることなどを意識してしまい ちょっと怖い。
こんな中にいると 体が綺麗になっていく気がする。
どんどん降りていくと 西宮登山口に出る。
東の宮登山口との距離は5分ぐらいだろうか?
時々くるまで上がってくる人もいるようだけれど 西の方は特に狭い。 滝巡りコースにつながっているらしい。 東の宮登山口の近くには観光展望台があるけれど ここはあんまり。。。。だそうな
昔 知り合いの女の子が夜中に来るまでここまで登ってきたら なんだか怖くて怖くて這々の体で逃げ帰ったと言っていた。 夜遊びはいけません。
林道を挟んで 緑の階段を上っていく ここから自然観察路を経て東屋へ行く予定。
「この道 やめませんか? えぐれていて嫌いです。」
「こっち行きましょう。」見ればベンチの向こうに またわずかな踏み跡が・・・
そういえば昔 この先からも降りられると聞いたことがある。
何処に出るのかは不明だけれど林道には降りられるらしい。
行きまひょ
時折射す日差しが葉っぱの陰を作っている。 ふふ なんだかヒョウ柄?
やがて 階段を下りて 林道に出る。
あの車止めがあった林道だ。
さて この道 車もどこから入って良いのかわからないし 車止めの鍵はさび付いているし いったい何のために作られたのかさっぱりわからない道だった。 この道を行きに使った道まで歩かないといけない。
道路にはこんなプレートが埋め込まれていた。まだ作る気なんかなぁ?
ぶらぶらと話しながらだから良かったけれど 一人では歩きたくない道。
私の知っている道は半分くらい。新しい道をたくさん歩いて楽しい山歩きでした。Sさん ありがとう 引っ張り出してくれて。。。。
折しも 先ほど梅雨明けのニュース。 また山登り 少しづつ少しづつ始めるよ。