北原白秋の生誕の地で お堀巡りの街柳川 子供の頃 お正月の風景として船に乗った郵便屋さんが(昔の格好していた)年賀状を配っているのを見て 是非見てみたいと思った。 お正月のイベントとは知らず 向かえる側も家の庭から川縁に立ち船を待っている。
なんて風雅な景色なの?
久留米から近いよ っていわれて 柳川 絶対柳川・・・って叫んでいた。 今地図を見ると柳川って ずいぶん海の方にあるのねぇ 久留米の近くって 久留米も思ったより西の方だった。有明海じゃぁないの?
九州自動車道に乗ってひた走り 夜友達と約束をしている久留米を通り越し・・・・ねぇ ちょっとおなか空いたよね 考えてみたら 食事らしいもの食べてないよ
広川サービスエリアで食事
この辺の名物のいいとこ取りのつもりの弁当
10割そば
私はどちらでしょうか?
さてそんなことしていたから お堀巡りが間に合うかどうかにわかに心配になってきた。 4時までにいきゃぁ良いだろう? と亭主の根拠のない のはずだ・・・が始まる。
何処の船に乗る? 何度か看板あったけれど 曲がり損ねて たどり着いたのは柳川観光開発(株)の船乗り場。 「だあれも いないよ」
川に降りていくと船頭さんが2-3人 「4時10分に最終が出ますよ。」とのこと。 一人1500円を払って待つ。 ひょっとして私たちだけ?と思ったら サラリーマン風の二人が手続き。柳川川下りは 周回ではないので バスかタクシーで戻ってこないといけないらしい。 早い時間だとシャトルバスがあるらしいのだけれど・・・・と先ほどのサラリーマンさん 「一緒に帰りましょう。 タクシー代 半分ずつで。」異論はない。
「三柱神社でも見てきてください。」三柱神社 藩親立花宗茂公と 奥様 そして奥様の父を祀った神社らしい。」 いいや
観光開発(株)の隣にある松月文人館で時間を過ごす。 暑い いかにも暑い
元料亭懐月楼はその後松月と名を変えたが たくさんの文人がここを訪れたと言うことでゆかりの史料が納められている。
突如 美しい4人の娘さんたちが登場 台湾からのお客様だそうだ。 で 結局全部で8人の大所帯での川下りになった。
柳川川下りは運河のようなものと思っていたけれど この張り巡らされた水路は柳川城のお堀だったのだ。 つまり川下りと言うよりは お堀巡り
川の中にはどんこと呼ばれる小さな魚が住んでいるのでどんこ船と言うらしい。時速4キロののんびり川旅だけれど 乗っていると結構早くて なかなかうまく写真が撮れない。
どんこ船の旅には花を楽しむ要素もあるらしい。 こんかいは 一番の良いところを過ぎてしまっていると言うことだったけれど 結構楽しめたよ。
Attention! と突然お嬢さん 柳川橋が頭ぎりぎりに迫ってきて大騒ぎ
台湾では 突然の時には母国語よりも英語が出てしまうんだぁ 偉い違いだね
いかにもお堀という様子の所へ出てきた。左側は広い道路 右側は建物だったり 公園だったり
川面を吹く風が気持ち良い。 川下りらしい景色になってきた。
白壁が美しい。 でもこれはきっと新しいものだろうね? お堀の景色としてはなかなかです。
思いっきり腹筋使って 体は船から完全に乗り出し 落ちないように足を亭主に踏んでもらって・・・・それでもお嬢さん映ってしまいました。 ごめん モザイクかけるソフトが行方不明
あ そうそう どん付きが柳川城水門です。
おやおや 今度はいやに狭い水路です。身を乗り出してると ギロチンに会うかも・・・
ん? 今頃ですが はてな? Attenntion!っていうぐらいだから 船頭さんだって頭つかえます。 行く手ばかり見ていたので気づきませんでしたが 船頭さんどうしているの?
あはは かがんで頭つかえないようにしてました。 長い水路では 橋の下にひもが張ってあるので それを引っ張って進みます。 な~るほど
なまこ壁 たくさんでは無かったけれど美しい。かえってモダンに見えるから不思議。
水辺の散歩道の碑を過ぎると。。。。 ここは花嫁船が出るところだそうで
写真でしか見たことは無いけれど 時代劇の絵のように良い感じだろうね? 漕ぐ方は 戻れない よけられないなど難しい条件がいるらしいけれど
このあたりから いろんな碑が続く。 ウナギ供養碑 木村緑平句碑 長谷健文学碑 待ちぼうけの碑と次々と。。。
今では展示してあるだけで使わないそうだけれど
まちぼうけ~ まちぼうけ~ ある日せっせとのらかせぎ~♪ だったっけ?
かわいらしい童の像は待ちぼうけの歌をイメージしたもの
柳川ではひな祭りの頃さげもんといわれる飾りをするそうで 屋外の展示場になるそうです。 倉庫のようなお店ですが横が階段のように作ってあって ここで賑やかに雛飾りをするのだそうです。 堀川巡りとつるしもん これも良いですねぇ
船頭さんいたずら心を出して低く垂れ下がった木々の下を通る。 木がつかえそうでつかえない。 凄い技です。
お花邸の脇を通って今日は特別だよと 白秋生家近くまで乗せていってくれる。
話しがうまくて 陽気で 美声を聞かせてくれる船頭さんのおかげで 一時間の船遊びはあっという間
見応えも十分 時間が無くなってしまって 白秋の生家とお花邸は見られなかった。
久留米の友達が それは惜しいことをしたと・・・
やっぱりまた落ち着いて来ないと駄目かしらね?