今回の旅行?は 息子が仕事のため一日遅れで 九州にやってくることになっていた。 その息子から「太宰府に行ったら 絶対九博を外さないで。」と
美術のセンスもない息子が言うのもなんだか・・・だけど現代アートにはかなり興味あるらしい。九博 いったいどんな博物館やら? 日本でも数少ない国立博物館がここにある。と言ってもきょろきょろ見回してもそれらしい建物は。。。。
九博の入り口は長い長いエスカレーターで始まった。まるでタイムトンネルのようだ。 その思いをもっと強くしたのは エスカレータの先に続く 動く歩道
虹色の光のトンネルの中を進むと 色とりどりの光の輪が次々に浮かび上がる。
今私は古代の九州に向かっているのだ。。。そんな気がしていた。
アジアとの交流が主なテーマだろうか? 常設展示場はアジアとの交流を示す重文や国宝でいっぱいだそうだ。
年に四回の特別展もなかなか魅力的な内容だった。 運悪く私たちが行った日は次のイベント「黄金の馬」の準備をしているところだった。 う~~ん 残念。 黄金の馬。。。なんか魅力的な響きではありませんか?
さて 九博は?と言うと タイムトンネルを出ていったん外に出たら ど~~ん
あら 今までの長い長い道のりはここへくるための特別な道だったんだね。
ガラス張りの おもしろい形をした建物に周辺の緑が反射して綺麗。どなたのデザインでしょうかねぇ
この建物まで来るだけでもなんだか大興奮でした。
中へ入ると 入場券を買うところがありません。 きょろきょろしていると 常設展でも無く 特別展でもなく 写真展のようなものをやっていて。。。見ると あら? 琵琶湖の北 観音の里の観光案内でした。とはいえ十分にに見応えのある 観音様の写真がいっぱいで
私の大好きな渡岸寺の11面観音もあって 懐かしいようなうれしいような 一つの展示会を見た気分です。 さて まだ入場券買えません。
ここは道が時代をワープする小道具になっているような気がします。
さて 展示だけれど 写真は撮ってはいけないような気がして 全く撮っていません
全体が五つのブースに分かれていて それぞれにテーマが記されているのでとてもわかりやすい展示です。 それにさすが国立 観客と同じぐらいいるのでは無いかと思えるスタッフ
親切なことこの上ない。 「良くおいでくださいました」「ありがとうございました」を連発されてちょっとくすぐったかったけれど
ビデオ上映もあちこちでテーマ別に行われていて これもわかりやすい。 あんまり気持ち良くて 気づいたら本物の時間もワープしていたけれどね
一階にはあじっぱっていう文化体験スペースもあって これもおもしろそう。南蛮人風の衣装を着たり 花文字 組紐などの体験コーナーもあるらしい。 時間が無かったので ここはパス。
もっと興味深かったのはバックヤードツアー コンサートの楽屋訪問みたいだね。
収蔵庫や文化財保存修復設備など博物館の裏側がのぞけるツアーらしい。いつもやっているわけでは無いので ホームページを見てくださいね。
広い広い博物館さっと見ただけでも すっかり疲れて またタイムトンネルを通りながら 現代の太宰府に向かったのでした。