天望場所への分岐 山頂まで戻ると下山を始める。 ずいぶんあれた感じがするが ここ何年かの台風の影響だろうか? それとも訪れる人が多くて道が傷むのだろうか?
相変わらず 大きな石がごろごろして歩きにくいけれど 距離が短いので 大変ではない。
10分ほど下ると 回りは立ち枯れの木々が目だつ道になる。
木々の墓場の様な様相だけれど これが帯になって起こるので縞枯れ山となる。
針葉樹林の一部が帯状に何列にも枯れ、緑と白の縞模様になる。これが縞枯れ山の名前の由来。 山が枯れちゃったの?
立ち枯れした気の根元には実生の幼樹が育ち 緑の帯では強い風が当たりやがて立ち枯れる。150年の周期で移動するそうで 言ってみれば世代交代の帯ができる。 全国的にもいくらか例があるらしいのだけれど 真っすぐの美しい線と 規模は珍しいらしい。
山の上の方にあるのわかるかしら?
ここから五辻方面に行くと 木道を通ってピラタスの頂上駅に行けます。
さて後10分ほどののぼりで天望岩まではいけるはずです。 これでのぼりはおしまいです。おじいさんどうしたかな?
振り返ると茶臼山とガスがかかった八ヶ岳
ここから右に折れていくと 大きな大きな岩のテラスがあってそこからの天望がなかなかだったのを思い出して行くことにする。
すぐに天望岩にやってきた おお~
先客が鈴なり。
狭そうなので 人に当たって事故にでもなると嫌だなと思い リュックをデポして向かう。
急に出てきたガスは 八ヶ岳の峰をすっぽり覆って 遠くに雷鳴も・・・ 待っても見えないし 戻ろう。
戻ったところに先ほどのおじいさんがお昼ご飯を食べていた。
岩まで行きたかったけれど 危ないのであきらめた とのこと。 私みたいにリュックを置いていけば大丈夫なのに・・・見ててあげるから行って来たら? と言ったけれど もう十分満足だから・・・と それに雷鳴が聞こえたことで早く下山したかったみたい。
縞枯れ山のハイライトは この天望岩かもしれない。 さ 山頂目指して行こう。