最後の18切符を何処で使おうか? 最近飛行機での旅行が多くて横着になってきた。 旅の原点を見失っているな。 反省
しかし 途中の連絡を思うと気が重い。 特にJR東日本方面への連絡は最低。 と思っていた。しかし関西はずいぶん行ったしなぁ。 静岡・・・・・ あ 柿田川湧水公園
沼津アルプスや十国峠へ行ったときにそばを通って気になっていた。 ネットで連絡を調べてみる。 いや~ん 7時ちょうどに乗れば浜松で乗り換えるだけで三嶋まで行っちゃうよ。 4時間ほどかかるけどね。
と言うわけで 眠りこけ 時々目を覚ましの連続で11時少し前に三島駅到着。 観光協会に聞くと 11時ちょうどに4番でバスがでるよと。 いや~ なんと運がよい。
奥に美味しい水があります の看板につられて進んだけれど 手水以外に水はなさそう。口に含んだけれど ちょっと鉄くさいような・・・・
190円で湧水公園駅へ到着。 ここで良いのだろうか? すぐ脇には国一が通り 車がびゅうんびゅん 騒音も結構凄い。隣の敷地にはサントムーンという不思議な名前の巨大複合マーケットのようなものがある。 (サントムーン SUN TO MOON ちょっとおもしろいでしょ)
やっぱりここかぁ
入り口には噴水があって 水が勢いよく噴き出している。
一歩ふみいれると 道一本でこんなに違うかと驚くような静かな公園だった。緑も深い。 この日も暑かったので緑の中の散策はうれしい。
左回りに回ろうと歩いて行くとすぐに第一展望台への階段
柿田川の最上流部だそうだ。
富士山など上流に降った雪や雨が地下水となって国道したから忽然とわき出る。
この不可思議な 目を疑うような光景が見られる場所。
あまりに水が透明で綺麗すぎて ここが川かどうかわからないでしょ? 真ん中あたりの砂色の丸い模様は水がわき出ている場所。
水が綺麗なので 藻も元気よく育ち カワセミのホバリングや鮎の産卵も見ることができるのだそうで 本当に驚きです。
全川すべて湧水 湧水量 一日100万トン 湧水口は数十カ所 たった1200メートル 狩野川に注ぐまでのこの柿田川の 驚くべき秘密だった。
蝉も居心地が良いのか 無防備に抜け殻が鈴なり。
人工池では子どもが大はしゃぎ。
う うらやましい。
展望台が二段になっているので下りてみてびっくり。 なんて綺麗なんでしょう? 宝石のように青く光って滾々とわき出ている。
昔 紡績工場が井戸として利用していたと言われる湧水。
一人でやってきたお兄さんも思わずため息とも 歓声ともしれない声をあげ あっちこち角度を変えて見ている。
本当に綺麗なんだよね。
京都の貴船神社から御霊分けをされた神社だそうで とても小さかったけれど水の神様として大事にされているようだった。
ここは戦国時代に北条氏が作った泉頭城の西の丸だったそうだ。 え? ここもお城?
水五訓
1 自ら活動して他を動かすは水なり
1 障害に逢いて厳しくその勢力を倍加するは水なり
1 常に己の進路を求めてやまざるは水なり
1 自ら潔くして他の汚濁を洗ひ而して清濁併せ容るは水なり
1 洋々として大海を充たし発して雲となし雨と変じて凍りては玲瓏たる氷雪と化してその性を失わざるは水なり
なるほど
階段を下りて湧水広場に ここでも水遊びを楽しんでいる親子が 良いな こんなところでお弁当広げて
通称船着き場 かつて製紙会社が使用していた井戸の後からもこんこんと水が湧いている。冬には鮎の群れも見られるらしい。 それにしても製紙会社が井戸として使用していた割には 今でも美しい水が湧くのは本当に不思議でありがたい宝物。富士山の恵み。
木製の八つ橋を歩きながら柿田川を眺める。
このあたりが一番川幅の広いところだろうか?みずくさが これ以上大きくなれないよって言うぐらいに元気に育っている。 ミシマバイカモは咲いていないか?
植生保護のため 自然保護のために水際に近づけないので上から身を乗り出すようにして探してみる。
わっかるかなあ~?
大小数十カ所の湧水口があるこのあたりでは 動植物の宝庫になっているらしい。 見ることはできないけれど大事にしていかないとね。
八つ橋を回って湧水広場に戻る。 これで 芝生広場を通って入り口に向かえば一週することになる。
水 それは単純な身の回りにあって当たり前のものだけれど こんなに美しいものだと改めて思う。 すぐ外には国道一号線の車の波
それでもこんこんと湧きだしている 富士山の恵み。 感謝 感謝です。