Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

秋の入り口に伊吹山花散策の旅Ⅰ

2012-09-11 15:39:01 | 山歩き

伊吹山ネイチャーネットワークの観察会は8月26日

花の和名の由来を知ろう・・・・です。 8月の初めにも夏の花で同じ観察会がありましたがその時は北海道旅行の最中でいけませんでした。 同じ観察会でも目線を変えるとちょっと楽しいです。

Nisitozandou
いつものように8合目から西登山道を使って歩いて行きます。

帰りは東登山道です。 こうして同じ道を歩いて行くと春や夏に見た花のその後を見ることができます。

観光客も気楽に登れる山ですから すでに蟻の行列です。

山は瑠璃色の虎のしっぽから 白いサラシナショウマに変わっています。

Oohanaudo
オオハナウド

この手の花は案外難しいです。 シシウド ノダケ セリモドキ 等 割合似ている花が多いのです。

背丈もみんなでかい

外側に可愛らしい飾り花が付いています。 大きな花からオオハナ

ウドは一人で動くが転じたもの。

あるいは茎の中が空ろから訛ったとの説もあるそうですが。

Mitubafuuro
ミツバフウロ

まだ残っていた~

イブキフウロと思っていたらミツバフウロだそうです。

そういえば葉っぱが三つあります。

花だけで判断してはいけないのですね。 それにしてもフウロには沢山の種類があります。

Ibukiazami
伊吹山の固有種 イブキアザミです。伊吹山にはコイブキアザミもあります。単純に言うとサイズの違いでしょうか?

花茎の長さも違うようです。

アザミは 欺くが語源だそうです。

美しいと思って触れると鋭いとげに欺かれる・・・・

Siogamagiku
ひどい写真だけれど シオガマギク

シオガマは世阿弥の謡曲「松風」に由来するものだそうです。

謡曲の話が美化され浜にある塩竃は美しいものとされ やがてだじゃれで

浜で(葉まで)美しい塩竃

花が咲かない若葉でも美しく目立っていることをイメージする名前と言うことだった。  う~~ん わかりにくい

Serimodoki
セリモドキ・・・・と思われる

別名イブキセリモドキ

セリは花が咲くと草丈を競り合う事から

しかしこのセリは食用では無くモドキ・・・・と

ヤマゼリって言うのもよく似ているから識別が難しい。

Turuninjin
蔓人参

高麗人参の根茎に似ているから人参の名前がついています。 つる性なので蔓人参

花冠には斑点があるのでそばかすに見立ててジイソブ

ソブは木曽の方でそばかすのことだそうです。

じいちゃんのそばかすかぁ

Turuninjin2
ジイソブ覗いてみると・・・・

ふん 面白い植物だね。

バアソブもあるよ。 これより少し小振り

でもサイズだけの問題だろうか?

Kusabotan
クサボタン

秋になってこの花を見つけると嬉しい。

なぜクサボタン? なぜボタン?

花がカールして可愛いから飾りボタンに・・なんて思ったのかしら?と勝手に想像

キンポウゲ科 センニンソウの仲間だって  有毒

センニンソウの仲間って事は これも花が終わるとおひげになるのか?

Itadori
痛取り 江戸時代の漢方の本でこの植物は傷薬として載っている。 傷の痛みを取る・・・・イタドリ

虎杖

新芽の頃の太くて長い縞模様を虎の尾に見立てた虎杖

そんな謂われがあるそうで スカンポ イタンボ ドングイ・・・・いろんな呼び方があるようです。

ど~ての スカンポジャワ更紗~ ♪昼は蛍がねんねする~ ♪

Koutai
ルリトラノオがまだ少し残っています。 綺麗な瑠璃色です。 シモツケはほとんど終わりで 茎の赤さがシモツケソウのあったことをうかがわせています。

サラシナショウマ 白くて大きな穂になって風になびいています。

季節に寄る交代劇を見せてくれます。

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いつものコース 山室湿原にサギソウが飛ぶ

2012-09-08 13:44:47 | 山歩き

伊吹山周辺に来たら 必ずと言って良いほど山室湿原に寄ります。

あまり大きな湿原ではないですが 季節に寄って違った湿原の花が見られるのです。 今日はサギソウを狙っています。

Komatukasasusuki_2
入り口でいつも目に止まる植物。

今日はミクリガヤの様に丸い小さな玉を付けています。 三栗ではないので違うことは分りますが

コマツカサススキだそうです。

小さな松かさのススキ  ススキ?

ま 良いでしょう

入り口にある木戸を外して中に入ると あ~~っ 見事に鷺が飛んでいる。 湿原がまっ白になるくらいに沢山飛んでいる。

Sagisou
夫婦でしょうか?

Sagisou2

Sagisou3
しっぽも生えている・・・・?

なんて美しい姿でしょうか?

どの方向から見ても鷺です。 神様は本当に素敵なデザイナーです。

Sawagikyou
これだけで良かったのですが 何か無いかな?

サワギキョウが咲いています。

何処を探してもこれ一株だけ咲いていました。

みんなは「もう遅いのでは・・・・」と言ってましたが 私はまだ早いのだと思います。

去年はもう少し遅くに咲いていました。

ここより標高の高い入笠山では一週間ほど前に満開でした。 この花美しいけれど毒草です。

Mimikakigusa
ミミカキグサがいっぱい咲いています。

この花はいつ来てもあるところを見ると長い季節咲くようです。

それとも種類によって違うのでしょうか?

これは穂になっているのでホザキノミミカキグサだと思うのですが

Hitujigusa
ヒツジグサ

未の頃(午前2時頃)に咲くからとこの名前がついた。 実際には朝方から夕方まで花を咲かせると言うことだから 名前の由来はどうして?

睡蓮と比べたら小さな花です。 この間北海道でガイドのお兄さんがヒツジグサは外来種です・・・・と

他でそんな話聞いたこと無いし 記述も今のところ見たこと無いので私はまだ疑っているけれど

Tonbo
蜻蛉は ハッチョウトンボに変わって大きな蜻蛉が目立つようになって来た。(まだいますけれど)

季節は確かに少しづつ変わってきている。 まだまだ暑いけれど秋の入り口に入ったね

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伊吹野散策で  初めての花に出会った~  花編

2012-09-08 09:43:14 | 山歩き

さてと 伊吹野は元々花の話題には事欠かないことは知っていましたが。。。。

春の伊吹野は春の妖精を求めて沢山の人が押しかけます。 しかし夏の終わりにはすっかりその存在を忘れていたのです。

一体どんな花が見られると言うのでしょうか?

Kinmizuhiki
キンミズヒキ  ま 普通ですな

でも一つ一つの花は取っても可愛いのです。

赤い水引はピントが合わなくて失敗。いつものことです。

Iwatabako
ちょっと終わりかけですがイワタバコ

今頃ですがどうしてこの花をたばこというのかしら? たばこの代わりになるとは思えないけれど

終わりかけといえども美しい花です。

Himejyon

Senninsou
おや 久しぶりに見るセンニンソウです。

この花が仙人になったところを見たこと無いんだけれど・・・・

よほど髭になるんだろうね

Fusigurosennou
沢を渡った向こう側にフシグロセンノウの大群落。 びっくりしました。こんなに沢山のフシグロセンノウ見たこと無い。

Fusiguro
この花を見ると秋を感じるね

暑苦しい色ですけれどね

フシグロセンノウって言うから節が黒いんだろうけれどあんまり感じなかったね。

Iwatabako2
こっちのイワタバコは随分色が濃いこと。

それでもやっぱり終わりかけです。残念。

Hagurosou
ハグロソウ

狐の孫の仲間だって・・・・

葉っぱが黒いからお歯黒みたいってハグロソウなのに。。。。

黒いかぁ?

日影でちょこんと小さな花を付けている。その様が可愛らしい。

Haikyoatoこの辺草ぼうぼうだけれど 石垣が積んであったりして 昔人が住んでいた気配がある。 

いくつかの石垣がだんだんになっている。 凄いね こんな所に暮しがあった。 源氏の落人かしら? 石工だったのかしら?

Turifune_2
釣船があちらこちらに 

風でゆらゆら・・・・

Sobana
ソバナ

ツリガネニンジンに似ているけれどソバナ

花の形が違うし 蘂もツリガネニンジンほど長くは無い。

Natuebine
これは何ですか?

ムラサキのホタルイカがぶら下がっている見たいですけれど・・・・

夏エビネだそうです。 貴重な花を見られました。 この花滋賀の方には結構あるようですが この時期に爽やかな美しさで深山に人知れず咲いている。

初めて見る花です。

良い花ですねぇ

さえ様がクリオネちゃんって呼んでいた。なるほど。 ホタルイカなんて言ったらおしかりを受けそうです。

こんなに里に近くて 沢山の花が見られる伊吹山に感謝です。 毎回 何かの発見があります。 連れてきてくれたボギー会の皆さんに感謝。

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伊吹野散策で  初めての花に出会った~  滝編

2012-09-07 21:42:34 | 山歩き

8月23日木曜日 ボギー会の8月会

何処へ行くの? 暑いからちょっとだけ歩く伊吹野散策にしよう・・・・ はい お任せします。

待ち合わせ場所で車二台に分乗 私は阿繍さんの車に乗せていただく。

Matukazesou

「ガソリンランプついているんだけれど ついたばかりだからまだ 名古屋までぐらいはいけそう。」 へ~ぇ? 私は一度ガス欠でとても困ったことがあるから絶対出かけるときはガソリン満タンにする。  まぁ ベンベンですから ガソリンタンクもでかいのでしょう。

と坂道で止まった・・・・・・・・・

「無くなるはず無いけど。」って

さかみちをニュートラルでバックして道路の脇に駐める。

「あ かかるわ。 やっぱりね 無くなるはず無いもん。」って言うんだけれど

「いや 車が平になったからガソリンタンクが満たされただけでもう無いよ。」

と説得して ここから歩くことにする。 ガソリンはJAFに頼もう。

幸いボギーさんが車をピストンしてくれて 登山口に無事ついたけれど

Tozanguti
いきなり草ぼうぼうの登り口

私もう一度来ても入り口分らんよ。

そしてすぐに緑の中へ

伊吹野にこんな所あったんや

Tozandou

Tozandou2
沢を付かず離れず・・・・

何度か沢を渡り

Tozandou5
人はあまり通らないのか踏み跡一人分

斜面についた道は沢側に傾いているので 何となく危なっかしい。

もしすべったら大事だけれど 歩いているときには忘れている。

Tozandou3_3

Syuugou
この道 滝もいっぱいあるんだね

不思議です。次から次へと滝が現れます。

Sawa道路からさほど離れていないと思うんですけれど 静寂の世界です。

あ 水の音だけはしています。

Marukibasi_3丸木橋を渡ります。 おっとっと・・・

Taki
何段か続く滝です。

水が綺麗。

Isiusu
あれは何だ?

きっと炭焼きの跡だと思ったのですが 回りに散らばっている石がなんだか変です。

みんな平べったく丸い形をしています。

ここは石臼を作る加工場だったそうです。最近かと思えば歴史が古い。

保元の乱で敗れた兵士が清盛の追悼の手から逃れてここまでやってきて石工の里を開いたのが始まりとか。。。。

Taki2
ほう 五段の滝です。

次々に現れる滝に 先ほどまで暑かったことをすっかり忘れています。

実際 気温も低いようです。

Taki3
どん付きの滝はすばらしい。

あの迫力が再現できないことが悔しいです。

たっぷりの水量に冷気をもらい 爽やかな風をもらい 良い気分になってここをランチ場所と決める。

Lunch
ランチで~~す

もうちょっと美味しそうに撮れよ・・・・

でるわ でるわ

プリン 冷やしトマト ふわふわケーキ 果物 

パンいろいろ

Soup
今日のボギーさんのお楽しみは パプリカのスープ

ほのかに甘い香りが口いっぱいに広がる。 作り方を メモメモ

Iwa
あんまり気分良いので

かえりたくな~い

おまけ  阿繍さんのBMW 結局坂道を下るうちはエンジンかかったけれどやがて本格的にガソリンを使い果たして ニュートラルで坂道をのろのろと・・・

一番近いスタンドでガソリンを買ってきて何とか復活。 めでたしめでたし

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なるほどね 本白根山を行く

2012-09-05 22:59:44 | 山歩き

今回のコースを全くお任せしていた私。

ガイドブックよりも遙かにへたれな山歩きにいぶかっていたピーちゃん。 ビジターセンターみたいなところで話を聞いて納得。

Hiyodoribana

白根山は湯釜のある白根山 あの東屋が見えた逢の峰 そしてもう一つの白根山(本白根山)を入れて呼ぶんだって。 でガイドブックは湯釜から逢の峰を登って もう一つの白根山に行き 周回してスキー場まで降りてきて更に逢の峰から戻ってくる周回コースだった。

そりゃ3時間コースが30分コースになるわけ無いよ。

ピーちゃんがお兄さんに説明を受けている。 ふむ ふむ

で 時間の事も考えてシャトルバスで逢の峰を越えて そこからコマクサリフトに乗り 本白根山のお釜に行くことにした。

さっき見たバスは無料シャトルバスだったんだー  なんて親切な~ 

バス待っていると さっきのお兄さんとことこやってきて(センターからちょっと距離あるよ)雨が来るかもしれないけれど雨具あるか?とか 無理はしないで・・・とか 心配してくれる。

はぁ この老体をみて心配だったのかぁ?  いずれにしろ またまたなんて親切な~

Riftリフト350円

横手山と比べたらのんびりゆったりのリフト あたりを見回してきょろきょろ

逢の峰登っても良いと思っていたんだけれどね

この山も登っても良いと思っていたんだけれどね・・・・・・

でも有り難い 時短 時短

Enbou
おお 一番奥に見えるのは横手山じゃぁございませんか? その前に白根山湯釜 歩いた道が見える。

駐車場が見えて手前に逢の峰

リフトを降りてから森の中に入っていく感じ。 お釜 お釜と思っていたので不思議な気分だけれど 花もあちこちに見られて楽しい散策路。

Sansakuro1

Mokudou

Tururindou
あ フデリンドウ・・・・

と思ったけれど 今思えばこの時期だし蔓竜胆だね。

蔓を確認してこなかったけれど

Maizurusou
マイズルソウの実

あの小さな花がこんなりっぱな実を付ける。

赤くもなく黒くもなく 面白い色です。

Gozantatibana
ゴゼンタチバナの実

花の頃の蘂が集まったところが結実したことがよくわかります。

Takesimaran
タケシマランの実

あの折り鶴のような可愛らしい花はこんな風に実を付けました。

Hikarigoke前に人がのぞき込んでいます。

あれ~ ヒカリゴケだ

何でもある山です。

突然目の前が開けます。 少し降りるとお釜のようです。 これが本白根山の火口湖?

Kakouko
大きなお釜です。

ただ水はありません。 前に登った霧島連山 韓国岳の火口のように見えます。

「熊だ~」って前に人が・・・

いや それはあかんて 

このぐらいだったら登ってくるよ。

「あこっち見てる」

あかん あかん

逃げ腰にしていたら「あ カモシカだった」って ビジターセンターで熊情報を見たばかりだからちょっとぴりぴり  良かった~

と安心したら これコマクサじゃないの

Komakusa
ちょっと終わりかけだけれど コマクサいっぱい。 きっと育てられているコマクサだけれど。。。。

それでも嬉しい。

Komakusa2
ちっちゃ

来年は大きくなるんだよ

Sobana

Tozandou
河口の縁をずっと辿り あの大きな岩に向って歩いて行くと頂上・・・・らしい。

私ののんびりのために時間送れては大変

「ピーちゃん先に行っていて。」

私はピークハントには拘らないのでね

もう少しのんびり花探ししましょ。

Hana3
花火みたい

Kamosika
見えるかなぁ 河口で草を食んでいる黒い動物

あれを熊と間違えた。

Usuyukisou
あらら エーデルワイスならぬウスユキソウにまで出会いました。

随分大きいウスユキソウです。

エーデルワイス エーデルワイス♪

Hana5なんだか変な花です。

葉っぱがダイコンソウみたいだけれど花は明らかに違うし。。。。

よーく見ると花が少し残っているのもあるのでコキンレイカかなぁ?と

Tozandou2
あの道を歩いて来たんだねぇ・・・・と振り返っているとピーちゃんが呼んでいる。

すぐそこが頂上だよ。 カモシカの赤ちゃんがいるよ

Cyoujyou
はぁい

と言って行かなかった。 戻っておいで~

理由は無い 強いて言えばシャトルバス間に合うかな?って思ったこと

5分で行けたのにね

Cyoujyou2
三角点は 下の方にあるらしいけれど 今危険なので通行止め

ここから更に進んで周回するコースがガイドブックに載っていたコース

Kamosika2
カモシカは人をあんまり怖がらない。 前に山道を車で降りていて手の届くところで草を食んでいたカモシカを見たことがある。

さすがに手を出したらごそごそと降りて行ってしまったけれどね

帰り道 森林に入ってから振り返ると

Honsiranesan_2
ああ あれが本白根山の頂上だ。

特徴的なでっかい岩が見える。

20分ほどのお釜歩きだったけれど 随分遠くに見える。

Tozandou3
ほらほら あの稲妻のような道を上りきって池に降りていく

これが本当の回り方だった。。。。

っと バスが バスが・・・・

シャトルバスが来ているじゃないの

動け~ 早く動け~ このリフト

間に合わないよ~

リフトを飛び出して 走って走って バスの前で手を広げる。。。。。

間に合った~

Mitioeki道の駅やまのうちも間に合って

大好きな果物とキノコ 野菜を重いほど買って帰りました。

やっぱり時間欲しい。 一週間ほど滞在して満喫したいね・・・と叶わぬ夢を語りながら帰路についたのでした。

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