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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

インドは大丈夫なのか?

2017年09月16日 | 100の力
「岐路に立ったら(選択を迫られたら)困難な方を選べ」

これはボクの座右の銘(my mottoes)の一つだ。


ブッダガヤからバラナシまでの移動を

汽車かバスかと迷ったが、

その判断基準の元、あえてバスを選んだ。
(350ルピー、約600円ほど)


      風に吹かれ車窓から景色を見る筆者

汽車のほうが楽で早く着くことは分かっていたが、

道中、町の景色、人々の生活の営みを知るにはバスがいいとの判断からだ。




      町はずれの風景も美しい

それに、

5~6時間で着くと聞いていた。

それくらいならばバス移動もそんななには苦でないと思った。


結果的に11時間を要した。


それはひとえに道路事情によるものだ。

3分の一以上は止まっていた。


      動かないバスに、降りていらだつ乗客

途中は、

水を買ったり、食べ物(カレー揚げ?)を買ったりで

町の雰囲気を充分楽しめる。


 一個35円くらい


車中の様子も生活感が溢れている。
(ちなみに外国人は筆者一人)


      物売りがしょっちゅう乗って売りつける

言うまでもなく、

どこも人であふれかえっている。




車やトゥクトゥクやバイクのけたたましいクラクション、

人々の怒鳴り声など喧騒を極める。


舗装されてない道路はもちろん、

かろうじて舗装されていても

途中途中に設けられているspeed breaking(英語で言うところのbump)で

揺れは半端ではない。

落ち落ち寝てはいられない。

(寝ると物が盗まれる危険性もある)


そこで筆者は思った。


BRICsと称される、いわゆる21世紀に大いに経済発展する国の一つがインドだ。

だが、現実、つまり人口13億人といわれる人々(一般庶民)の日常の生活状況はどうか?


町中いたるところにゴミは散乱し、

裸足の人々も多い。

店は露店が多くを占める。




マクロ的には、

インドはIT大国、

数学(教育)の能力の高さが賞賛される。

英語の能力も高い。


       学校へ通う子供たち

だが、

一般庶民を見る限り、必ずしもそうとは言えない。


手を差し出す物貰い、

孤児、スラムに住む人々の多さに愕然とする。


良いとか悪いとかの問題ではなく、

鳥瞰するのではなく、

いわゆる虫の目で見た場合の現実である。


ボクは、

その国の豊かさ(精神性も含めて)の基準の一つとして

ホームレス、物貰いの状況を見る。


国のGDPが伸びても、

一人当たりのGDPはどうなのか。


教育水準は高く、識字率も良いほうだろう。
(ホームレスが新聞を読む?)

それはある意味生きるためのずる賢さから来るとも言える。


どこの国にも言えるが、

個人差がかなりある。


余談になるが

ボクは、

2年間、インドの会社の役員を務めていたことがある。

"BRCORP"というリサーチ会社のCBDO(Chief Business Development Officer)という

この会社のNo.3の肩書を持っていた。
(単なる過去の自慢に過ぎないが)



だから、それなりにインド人気質は理解している。


あとは、

警察、軍隊、行政の取り締まり具合も国民性に大いに関係する。


      美しすぎる婦人警官(捕まってみたい)


インド人は、

インドには自由がないという。


ガンジーとマザーテレサがインド人の誇りであることも頷ける。


      一般家庭の壁に飾ってある


こうして、

一つ一つ自分の足と目で確かめて

いろんな国のあり方を見聞することは

生き方を模索するうえで十分に価値のあることなのだ。



【付録】

町で見かけたインド美人














おまけ








9月15日(金)のつぶやき

2017年09月16日 | ライフスタイル