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ネパールのイミグレ(入国管理)
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国境?
ビザ代金$25と顔写真を書類に貼って出せば、
あっけないくらいすんなりとネパールに入れる。
(3度目のネパールは、心なしか懐かしい))
さて、
彼らから出された提案とは、
「カトマンズまでタクシーで行かなか?」というもの。
いやいや、バスで行くから大丈夫、と歯牙にもかけず答えた。
「道が悪いから12時間以上かかるぞ。
タクシン―なら7時間で行く」
その言葉で店を出かかったボクの足は止まった。
確かに道の悪さ、過酷さの情報は得て知っている。
雨が降れば通行止めになる。
How much?
「2万ルピー(3万5千円くらい)だ」
冗談じゃない!
「OK,いくらなら出せる?」
来なすった。
いつもの手口だ。
だいたい言い値の半分が妥当だと考える。
ここは思い切って
「日本円で1万!」
大幅に値切ってみた。
先方は計算機で換算する。
「それは無理だ」
「OK, No thank you」
「プラス3000ルピー出してくれ。
ネパールルピーでだ」
ということは、4000円くらい追加ということか。
バスだとたぶん2~3000円くらいで行くかもしれないが、
悪路を半日以上かかってこれから行けば、
日をまたぐことになる。
夜中に着くのはもうごめんだ。
出来れば明るいうちに着きたい。
「OK. 条件がある」
ボクは交渉に転じた。
「宿をまだ決めてない、一泊$20くらいのホテルを紹介してくれ。
wifi, シャワー、窓付きの部屋だ」
「No problem
あんたの車だ、好きなように使ってくれ。
宿が気に入らなかったら、最後まで探すから」
これで交渉成立。
「じゃあ、支払いを」
「冗談じゃない、着いてからだ」
「一部でいい」
「ならまあいいだろう、領収を切ってくれよ」
ここは抜かりなくやらないと騙される可能性もある。
「みんなgood personだ、信用しろ」
「みんなそう言うよ」
彼らは笑った。
名前も聞いた、写真も撮った。
まあ、とりあえずここは信用してもいいだろう。
時計は既に午前10時半を指していた。
イミグレを抜けるとがらりとのどかな山の風景が広がった。
インドからネパールへ入ると、
誰しもホッとする。
(前回もそうだったが)
ちょうど、ベトナムのハノイからラオスに入った時も同じ感覚だった。
人が少ない、静だ。
心なし人の顔も温厚に見える。
目つきが違う。
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川のも澄んで流れも違う(急)
ランチに立ち寄った店で、
早速ビールにありつけるのが嬉しい。
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ビールはデンマーク製のツボルグ(TUGORG)が主流だ。
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320キロの道は、仰せのとおり、
砂漠のないパリダカコースだった。
埃とがけ崩れがあちことにみられる。
まるで、熊本地震の爪痕を思い出させる。
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つい10日ほど前まで雨季だった。
そして、バスが転落して流されたニュースが日本にも伝わっていた。
この日事故も数か所で目撃した。
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バイク事故
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これは聞きしに勝る世界有数の悪路に違いない。
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ここで1時間足止め
少し高くついたが、タクシーにして正解だった。
それでも結局ホテルにチェックインしたのは
午後7時半を回っていた。
(9時間を要した)
(条件を満たして、一泊$15)
バスだと、夜中の2時、3時になったかもしれない。
これでは体が持たない。
少しここで疲れ切った心身を休めよう。
気候もヒンヤリして過ごしやすい。