【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

野党共闘で苦戦必至 安倍自民党「東北地方選で全敗」の悪夢

2015-08-22 21:50:18 | 転載
【日刊ゲンダイweb転載】野党共闘で苦戦必至 安倍自民党「東北地方選で全敗」の悪夢

2015年8月21日


 岩手県知事選が20日告示され、現職の達増拓也氏の3選が無投票で決まった。達増氏の“不戦勝”は、安倍自民党が担ぎ出した平野達男参院議員(元復興相)がダブルスコアをつけられ、敵前逃亡したからだ。その平野氏が尻尾を巻いて逃げ出したのは、安保法案に対する国民の猛烈な反対に加え、小沢一郎氏が旗を振った「野党共闘」が機動的に働いたからである。

 しかも、この「野党共闘」はまだまだ続く。19日、小沢氏の呼びかけで民主、維新、共産、社民、生活の5党首が盛岡市に結集し共闘をアピール。今後、次々に行われる東北の地方選を「みちのくシリーズ」と位置づけ、候補の一本化などの選挙協力を宣言した。

 9月13日には遠藤利明・五輪担当相の地元・山形市で市長選があるが、維新を除く野党4党の統一候補と自公推薦の候補が激突する。10月25日には宮城県議選、11月15日には福島県議選の投開票があり、ほかにも女川町長・町議選(宮城)、相馬市議選(福島)、釜石市長選(岩手)など、政権の命運を左右しそうな重要選挙がいくつもある。

 今月9日投開票の埼玉県知事選に続き、岩手県知事選で2連敗を喫した与党が、3タテ、4タテを食らう可能性は十分ありそうだ。

 ジャーナリストの横田一氏が言う。

「今月9日に学生団体『SEALDs』の東北支部『シールズ東北』が発足したことも、与党にとって大きな逆風です、東北全体で安保法案反対の機運が高まるのは時間の問題でしょう。与党に対する逆風はこれだけじゃない。今は中断している沖縄の辺野古移設工事を再開すれば、再び批判が噴出するでしょうし、被災3県の選挙では川内原発の再稼働がマイナスに働くはず。数の論理で安倍政権が強行してきた政策に対するシッペ返しがまさに今から始まるわけです。そこに野党共闘が加わる。与党の苦戦が予想されます」

 野党共闘の「みちのくシリーズ」は、安倍政権メルトダウンの始まりである。

===================================================

私見
 国民が福島原発以後に味わわされた苦難を思えば、国民無視の安倍自公政権の暴走政治に対して国民が反発するのはあまりにも当然だ。この東北地方選のさきがけは、森県知事選での大竹進候補と氏を支える陣営の大健闘である。

 森の大竹進候補、群馬のはぎわら貞夫候補、埼玉の柴田やすひこ候補、岩手の達増拓也候補と続いた。森の前に福島のくまさか義裕候補、神奈川の岡本はじめ候補、沖縄の翁長雄志候補、東京の宇都宮けんじ候補と連なっている。

 今回の「野党共闘みちのくシリーズ」の最大の特徴は、日本共産党の柔軟な姿勢とそれを受け入れる他の政党の寛容な姿勢である。この両者の寛容な姿勢が続く限りは、安倍政権のメルトダウンの始まりは、始まりだけに終わらず、安倍政権の終焉へと連なる可能性が大と私も考える。


*写真は日刊ゲンダイのものでなく他の画像です。

もうひとつあった、【私たちの戦後70年談話】

2015-08-22 18:02:20 | 転載
TBSテレビNEWS23が若者たちによびかけ対話に対話を重ねてつくりだされた、もうひとつの「戦後70年談話」。これを作成した若者の中にはシールズのリーダー的な若者も入っていたように思います。
日本語英語朝鮮語中国語。国内他民族にも、国際的視野にも発信しましょう。



===================
私たちの戦後70年談話
==================
戦争を経験していない私たちは、どのように過去を捉え、何を引き継いでいくのか。私たちは一市民として戦後70年と向き合い、犠牲になられた全世界の方を想うとともに、未来について考えました。
当時の国際情勢のもとでは、多くの国が戦争への道を歩みました。日本はアジア太平洋諸国をはじめとする国々へ植民地支配と侵略を行い、甚大なる被害を生み出しました。
同時に、沖縄をはじめとする地上戦や、全国各地での空襲、広島・長崎に落とされた原爆などによって、多大な犠牲がありました。
「戦争は人を人でなくす」と体験者は私たちに語ります。目に見える被害だけでなく、人々の心を深く傷つけ、多くの関係を分断しました。国内外におけるこれらの傷は、戦後70年経った今でも消えていません。
尊い命のバトンを引き継ぐ私たちは、平和のために何をしていかなければならないでしょうか。自分たちの経験をもとに話し合いました。
私たちは、現地を訪ねること、実体験を聞くことを通して、言葉にできない生々しさを感じました。戦争体験者が少なくなっている今、その声を次の世代に語り継いでいくことが、私たちにできる平和への貢献のひとつだと考えます。
歴史や政治の問題は複雑に絡み合っています。それぞれの立場や解釈があり、実際に私たちも議論を通して改めてそれらと向き合う難しさを感じました。いまの日本では誰でも自由に発言することが認められています。私たちひとりひとりは国家の行動に対して責任を持ち、自ら考え、自分たちの意思を表現する必要があるのではないでしょうか。
また私たちが生きる現代は、人やモノ、情報などが国を越えて自由に行き交い、様々な違いに直面する機会が多くなりました。その違いを認めないことは新たな争いを生むことに繋がります。だからこそ、私たちは国内外の市民交流などを通して、一歩ずつ相互理解を進めていく必要があります。
談話作成を通して、私たちは戦争という悲劇を繰り返してはいけないという強い想いを新たにしました。そして、日本だけでなく、世界の平和を実現するために、私たちは様々な視点から学び、行動し続けていきます。
2015年8月14日


The Abe administration has issued its statement to mark the 70th anniversary of the end of World War II. Meanwhile, News23 asked 14 young men and women ranging from 16 to 24 years old to make their own statement from their own view. The team studied history, listened to war survivors, discussed with young foreigners, and debated among the members more than 50 hours to make their statement.
How do young people of Japan who are generations away from the war look at the past and the future? Here is what they thought, felt and decided.
Our Statement 70 Years on from the End of the War
How should those of us who did not experience the war look to the past? And what is its legacy to us? 70 years on, our thoughts go to those who lost their lives across the world, prompting us to consider our future as individual citizens.
At the time, international circumstances had set numerous countries on the road to conflict. Japan invaded and established colonial rule in the Asia Pacific region, inflicting enormous damage.
We sacrificed much, too - from land war in Okinawa and other areas to air raids across the country and the atomic bombs dropped on Hiroshima and Nagasaki.
In the survivors’ own words, the war “robbed people of their humanity”. It did not stop at physical damage, but also inflicted deep psychological wounds and severed innumerable relationships. 70 years on, these wounds have yet to heal, both in Japan and abroad.
It is now our turn to treasure human life, and to consider what we must do in order to preserve peace. We have discussed the subject based on our own experiences.
Visiting the actual sites of war and listening to first-hand accounts has given us a more vivid experience than words could ever convey. Now that few of those who went through the war are left among us, we believe that passing their testimonies on to the next generation is one important way in which we can contribute to preserving peace.
Ties among historical and political issues are close and complex. In the midst of different positions and interpretations, we have felt first-hand how difficult it is to discuss and face such issues. In today's Japan, freedom of speech is recognized as a universal right. We are all responsible for thinking independently, and expressing our opinions in response to our government's actions.
In today’s world people, things and information circulate freely across borders, providing us with opportunities to address a variety of differences. Failing to acknowledge such differences would lead to new disputes. For this very reason, we will need to move forward step by step and promote mutual understanding through exchanges between citizens, both in Japan and abroad.
By preparing this statement, we have gained a new awareness of the great importance of preventing the tragedy of war from repeating itself. We will keep on learning from different perspectives, and take action to preserve peace in Japan and in the entire world.
August 14, 2015



올 여름 일본 TBS방송국 뉴스23 초대에 응한 16세에서 24세까지의 청년 14명이 “우리들의 전후70년담화”를 만들었습니다. 과거의 전쟁을 되돌아보고 앞으로의 국제관계를 내다보면서 만든 시민담화입니다. 꼭 읽어 봐주세요.
우리들의 전후70년담화
전쟁을 경험하지 않은 우리는 어떻게 과거를 이해하고 무엇을 계승해 나아가야 할까요? 우리들은 시민의 한 사람으로서 전후70년의 역사와 마주하고 전쟁으로 희생된 전세계의 사람들을 위로하며 미래를 내다봤습니다.
당시 국제정세 상황에 의해 많은 국가들이 전쟁의 길로 접어들었습니다. 일본은 아시아 태평양 국가들을 비롯한 여러 국가를 향해 식민지지배와 침략에 나서 막대한 피해를 입혔습니다.
동시에 오키나와에서는 지상전이 일어났고 일본 전국 각지에서는 공습이 이루어졌으며 히로시마와 나가사키에서는 원자폭탄 투하 등으로 인한 크나큰 희생이 있었습니다.
“전쟁은 사람을 사람으로 없애버린다”고 전쟁 체험자가 우리들에게 말합니다. 눈에 보이는 피해뿐 만 아니라 사람들의 마음에 깊은 상처를 입히고 수많은 관계를 단절시킵니다. 국내외의 이러한 전쟁으로 인한 상처는 전후70년이 지난 지금도 아물지 못했습니다.
소중한 생명을 물려받은 우리는 평화를 위해서 무엇을 해야 할까요? 우리들의 여태까지의 경험을 토대로 이야기를 나누었습니다.
우리들은 전쟁 체험자가 계시는 현지를 방문하고 실제 체험을 듣는 것을 통해 말로는 표현할 수 없는 전쟁의 비참함을 생생하게 느꼈습니다. 전쟁 체험자들이 줄고 있는 요즘 이들의 목소리를 다음 세대에게 물려주는 것이 우리가 할 수 있는 평화를 위한 공헌 중 하나라고 생각합니다.
역사와 정치문제는 복잡하게 얽혀있습니다. 각자의 입장과 해석이 존재하고 실제로 우리들도 회의를 열면서 서로의 역사에 대한 입장차이로 인해 어려움을 느꼈습니다. 현재 일본에서는 누구든 발언의 자유가 인정됩니다. 우리는 각자가 국가의 행동에 대해 책임져야 하고 스스로 생각하며 자신의 의사 표현을 해야 할 필요가 있다고 생각합니다.
또한 오늘날 사람과 사물, 정보 등이 국가를 뛰어넘어 자유로운 왕래로 인해서, 우리는 여러 가지 가치관의 차이에 직면하는 기회가 많아졌습니다. 이러한 차이점을 인정하지 않으면 새로운 분쟁을 낳게 됩니다. 그렇기 때문에 우리는 국내외의 시민교류 등을 통해 한걸음씩 서로에 대한 이해를 증진시켜야 할 필요가 있습니다.
담화작성을 통해 우리들은 전쟁이라는 비극을 반복해서는 안 된다고 다시 한 번 굳게 다짐했습니다. 그리고 일본뿐만 아니라 세계평화를 실현하기 위해서 우리들은 다양한 관점에서 배우고 행동해 나아가겠습니다.
2015년 8월 14일



这个夏天,安倍首相就纪念战后70周年进行了“战后70周年谈话”。
同时,NEWS23请了14个年龄从16到24岁的学生,就个人观点做谈话。这个“谈话队”通过听战争经历者的故事学历史、跟国外留学生一起讨论,为了达成共识,他们讨论了一共50个小时。
没有亲身经历过战争的年轻一代,是怎么看待过去与未来的呢?这个谈话包含他们的想法、感觉、决心。
我们的战后70周年谈话
对于从未经历过战争的我们这一代人而言,如何把握过去,如何继承未来是一个重要的课题。
我们作为一名市民,面对战后70周年,缅怀着为这场战争牺牲的全世界人民,并勾画了未来的蓝图。
回顾当时的国际格局,多数的国家选择了战争的道路。日本曾侵略亚太地区诸国,实施殖民统治,给各国带来了不可磨灭的伤害。
同时,以冲绳为首的地面战,全国各地的空袭,在广岛和长崎落下的原子弹,也给日本带来了很大的牺牲。
曾经经历过战争的人,对我们这样说道:“战争会磨灭人性”。战争不仅仅是肉眼可见的伤害,更是人们内心中难以抹去的伤疤,也同时断绝了更多可能的关系。对于国内外关于这场战争的伤痕,即使是战后70周年的今天,也仍旧没有褪去。
对于继承这生命宝贵纽带的我们而言,为了实现和平,可以做些什么呢。我们通过自身的亲身经历,促膝长谈。
我们走访当年的战争痕迹留下的地方,听着经历者的故事,感受到了用语言无法传递的亲身体验。在如今这样一个经历过战争者越来越少的年代,我们能为和平所作的贡献之一,就是把这宝贵的声音传递给下一代。
历史和政治问题错综复杂。各方有不同的立场和解释,事实上,我们通过这次讨论也更加认识到了面对这些问题的困难。如今的日本人享有自由发言的权利。难道我们每个人不都应该对国家的行动负责,并自己思考和表达。
同时我门生活的现代社会,人和物、信息跨国界自由交流的机会,直面和复杂多样的差异接触的机会也越来越多。不承认差别的存在,自然会引起新的斗争,正因为如此,我们有必要通过国内外的市民交流,一步步进相互的理解。
通过促成这次谈话,我们又重新认识到不能够重蹈战争的覆辙。同时不仅仅是日本,为了实现世界和平,我们将会从各种不同的观点来学习,继续行动。
2015年8月14日