【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

シールズの奥田愛基さん殺害脅迫に強く抗議し日本社会の暴力軍事力化を懸念する《増補版》

2015-09-30 12:36:01 | 言論と政治

       mix・Fb『国民的統一戦線への探求』有志

2015年9月30日



 私たちは、奥田愛基さんのツイートを読み、愕然としました。

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奥田愛基 aka オークダーキ
@aki21st
学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか…。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます。
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2015年9月28日
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 国会の安保法制中央公聴会に出席し、堂々と発言したシールズの指導者のひとりである大学4年生の奥田愛基さんが脅迫にさらされています。ネットマニアの悪質ないたずらであるか、背後に影響力のある存在がいるのか、今のところさだかではありません。



 奥田愛基さんは、安保法制憲法違反の論陣をはり、若者たちが積極的に立ち上がったシールズの指導的存在です。国会を12万人が取り囲んだ歴史的な国民的運動をもりあげたことに、シールズらの奮闘は実に貴重な取り組みです。さらにシールズは前進し継続し闘いを持続させています。

 いまこそ私たち『国民的統一戦線への探求』は、言論を殺害脅迫で封じ込めようとする殺害予告をうけている奥田さんを励まし、シールズの行動と言論に連帯を表明します。脅迫行為に対して満身の憤りと厳しい批判をこめて、怒りをもって抗議します。


【重要資料】
【日刊ゲンダイ】一部転載

SEALDs奥田さんに“殺害予告” 今こそ問われる警察の存在意義
2015年9月30日

殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基さん(左)(C)日刊ゲンダイ
 これは民主主義に対する挑戦じゃないか。安保法案の反対運動を展開してきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基さん(23)が28日、自身と家族に対する殺害予告が届いたことを明らかにした。
<学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか…。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます>
 ツイッターにこう書き込んだ奥田さんは、呆れた様子で日刊ゲンダイにこう言った。
「安保法案に反対運動しているだけで『殺害予告を出す』という空気感が残念です。法案に賛成、反対以前の問題です。学生が活動することが、生意気で許さないという雰囲気が許せません。屈せず、思いを伝えたいと思っています」
■メンツをかけて予告犯を逮捕すべき
 憲法で保障されたデモ活動をしただけで「殺害予告」が届くことに、安倍政権を礼賛するネット右翼の仲間たちは大ハシャギ。
<表だって政治活動をするなら、それくらいの覚悟があって当たり前だろ>
<そこまで想定して覚悟できてないんなら、デモもテレビ露出もするな>
なんて書き込んでいる。
 安倍政権と同様、憲法も民主主義も理解していない者たちばかりだ。歴史をマトモに勉強せず、一日中、家に閉じこもってネットの中で、「中韓が悪い」「アベサイコー」とか言い続けているから、こういう思考になるのだ。
 ネトウヨの書き込みは論外として、こういう時こそ警察の出番だろう。国会前の安保反対デモに装甲車を出して過剰警備し、参加者を軽微な罪でパクってダラダラと勾留し続けたり、駅の便所のドアに「安倍はA級戦犯」と落書きした犯人捜しに躍起になったりしている場合じゃない。それこそ警察のメンツをかけて、都道府県警の全捜査員を総動員してでも殺害予告犯を逮捕するべきだ。
「ネット上で匿名の殺害予告などは頻繁に起きていますが、一番の問題は警察がきちんと捜査をしないこと。おそらく警察と権力がベッタリしているからでしょうが、きちんと捜査するべきです」、民主党議員の意見だ。
 安倍政権が「SEALDsの活動を警戒している」なんて思って警察が手ぬるい捜査をすれば、それこそ、この国は戦前に逆戻りだ。