【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】

2023-02-05 17:11:46 | 転載と私見
【永岡浩一さんからの通信】

KBS京都ラジオ 久米村直子のスーパーデューパーサンデー(2023/2/5) 中林浩 京都の建築高さ制限緩和問題を語る、高さ制限撤廃により逆にタワーマンションの周囲は空き地になり人口は減少して、京都は高さ制限でうまくいき、ニュータウン人口減少対策は別の意味の論議、街並みを守ることが人口減少を防ぐことを語る


 永岡です、KBS京都ラジオの、久米村直子のスーパーデューパーサンデー、リッスン・トゥ・マイ・フレンズのコーナー、京都の建築高さ制限のこと、京都・まちづくり市民会議の中林浩さんが出られました。京都市の建物の高さ制限緩和は、2007年に新景観政策で高さ制限を厳しくすることになり、都心は15mまで制限の画期的なもの、中心部以外も厳しくして、しかし中心部はそのままでも、山陰の西南部は31mまで、山科の外環状線は無制限=タワーマンションが建つものになり、京都市は高さ制限で都市発展が阻害と見ている。久米村さんも京都に住まわれて、大文字も見えなくなり、この家より高いビルはなかったものもあり、高さ制限について中林さんの見解を問われて、中林さん、高さ制限を緩めよと京都市がいうのは人口減少を防ぐため、京都市の人口減少は日本最悪、しかし京都市の人口はここ50年で減らず、2021年度はコロナで、京都は学生の街で学生がコロナで来なくなり減った、さらに、中心部、高さ制限をしたところは人口は増えて、減っているのは大規模新興団地、人口減少の様子を見る必要はある。

 洛西ニュータウンの人口減少はこのラジオでも特集して、久米村さんも高さ制限撤廃は問題と説かれて、中林さんは都市計画の専門家で、高い建物を建てると人口が減り、オフィスになる、タワーマンションの近くは空き地で人口減少は加速されて、人口減少を防ぐのは、4階建て、15m制限の街並みが一番いい、これは世界の大都市だと15mはグローバルスタンダード。4階でそろえると美しいと久米村さんも指摘されて、中林さん、京都は2階建ての建物は守るべき、その隣に高層建築だと問題。

 都市計画の意見を発表する場はあるか、中林さんは学術雑誌も書いているが、こういうラジオ、新聞に発表は有効、そして高さ制限をなくして高層建築を立てると人口は増えると多くの人が思うが逆。久米村さん、中林さん来られるので検索して、京都市も市民の意見を聞くものだと問われて、中林さん、パプリックコメントも募集、そして市民の意見は、高層建築に対してよくわからない人が多いが、ちゃんと説明すると市民は高さ制限の意味はわかる。そして、中林さんがリスナーに言いたいのは、高さ制限を撤廃で人口は増えず、洛西ニュータウンを市民の住みやすくするために、市民の意見を聞くべきと締めくくられました。この件、高さ制限撤廃で人口は増えるというのは嘘とは目から鱗が落ちるもの、神戸でも、中心部の三宮の再開発が計画されているもので、神戸のタワーマンションの6割は三宮の周囲の中央区にあり、私のいる須磨にはタワーマンションなどほとんどないもので人口減少は大変、こちらも高層建築で人口は増えると神戸市は言うものの、疑う必要はありました。以上、中林さんのお話でした(なお、本日の新聞は大半荒井秘書官のLGBT差別暴言+更迭がトップ、しかも荒井氏の言うのには秘書官はみんな同性婚は気持ち悪いと思っているというもの、オフレコでも常軌を逸した暴言、2年前の森喜朗氏の女性蔑視暴言と同じ、岸田総理は辞任すべきです!)





【TBS報道特集2023.2.4】~戦争は始めるは容易だが終えることは困難~

2023-02-05 15:21:44 | 政治・文化・社会評論
【TBS報道特集2023.2.4】
~戦争は始めるは容易だが終えることは困難~



❶ 「差別と軍拡は世相を歪める」


 LGBT差別発言を総理秘書官が厳しく問われ辞任。内閣から庶民まで日本は国家として「平和国家」でなく「差別と軍拡国家」の度合いが深まっている。「平和国家路線」と「軍拡国家路線」の混乱が社会のあちこちで噴出している。政府だけを責めているよりもっと深刻な国家崩壊の兆しが見えてきつつある。
 たとえば、宮台教授襲撃事件は不可解な事件である。表面的な警察発表だけでは、疑問が解決されない。あれだけの大怪我を負わせた容疑者が、すぐに自殺するものだろうか。事実というよりもいくつかの解せない矛盾があるからだ。軽々に思いつきは言わないが、宮台教授もすっきりと原因が解明し解決したとは言えないと報道インタビューに応じて発言している。


❷ 「加速する日米軍事一体化とは」


この問題は日本国民の今後を考えるうえで重要な課題だ。

 NHKEテレは思想家ジーン・シャープの「独裁体制から民主主義」を「100分de名著」で取り上げていた。マハトマ・ガンディー研究から戦略的非暴力闘争を展開。アラブの春やミャンマーに影響を与えた。非暴力とは深い意味があり、決して無抵抗を意味してはいない。色平哲郎氏が評論でご紹介された。ちょうどテレビで第1回を見ていたので、色平氏のご示唆の内容がすぐつかめた。NHKEテレでは、中見真理・清泉女子大名誉教授が平易で明快な解説をなさっている。

 元自衛隊司令官の香田洋二氏は冷静で合理的な思考を持つ。
最近外国の紛争があるたびにいろいろな軍事研究家たちがテレビに頻繁な登場し、共通することは、「外交交渉」を欠いた「軍事力」論に立脚していることだ。「外交なき軍拡」は、人心を不安にし、社会の雰囲気も異常になってきていると感じてきた。

お名前を忘れ恥ずかしい限りだが、琉球大学の教授の発言は実にいまの国際社会の中で日本が沖縄とともに考える視点を与えてくれた。TBSの報道部でよく見かけた男性キャスターの言葉が非常に参考になった。「戦争は自然災害でない」「とめることはできるが、始めるよりずっと難しい」。同感です。