改正前にもう一度行きたかった大糸北線ですが、その願いは叶いそうにもありません。
古くは、高校時代から旧型国電とアルプスの写真にあこがれて通いだした大糸線。
旧型国電時代には3~4回通ったかな!?、そして大学時代のクラブ合宿で栂池に・・・。
この時には、キハ58、28の急行白馬とキハ55ほかの各駅停車でした。
その後大糸線からは足が遠のいていました。豪雨の土砂災害による長期間の不通のときは
正直もう廃線になるのではと思ったこともありました。それでも復活してくれてなんとか北線を
本腰入れて撮りに行きたいという思いのたけはつのるばかりでした。ようやく最近になって
長野在住のプロカメラマンと知合いになれて念願は達成されました。その後数年間、季節を
変えて数回撮影行を実行しました。でもアルプスの山々に抱かれた大糸北線を撮りつくす
ことは無いでしょう。そしてゴーニーが居なくなっても私の大糸北線に対する気持ちは変わる
ことはなく、今後も積極的に撮影に行くつもりです。
私のゴーニー一番のカットは、この鹿島槍とのカットです。南小谷を出てすぐの築堤からは、
天気が良いと終日鹿島槍がその他の峰々と共に顔をのぞかせています。この日昨年2月7日も
423Dはまだ朝日が差し込む前、冷えきった小谷のたにを力強いイグゾーストを残して去って
行きました。薄青く佇む早朝の小谷のたにと天に向かって鋭く純白に輝く鹿島槍の組み合わせ
は何度見ても飽きない光景です。
撮影;2009年2月7日 大糸線 南小谷~中土 OLYMPUS E300 ZUIKO D-ZOOM 100㎜相当
1/500sec. Sモード +0.3補正