幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「眠れないほどおもしろい日本の仏さま」並木伸一郎著 ”上座部仏教(南伝仏教)と日本の仏教は大きく違っている”

2018-08-16 02:00:00 | 本の紹介
・日本の仏教
 ・真言宗(空海)18の宗派
 ・天台宗(最澄)3派
 ・浄土宗(法然)
 ・曹洞宗(道元)
 ・臨済宗(栄西)15派
 ・日蓮宗(日蓮)法華宗など数派、創価学会、霊友会、立正佼成会
 ・浄土真宗(親鸞)10派
 ・それ以外
  ・奈良仏教(律宗、華厳宗、法相宗など)
  ・伝統宗派(融通念仏宗、時宗、黄檗宗、本山修験宗など)
  ・1カ寺(浅草寺は聖観音宗、清水寺は北法相宗、法隆寺は聖徳宗など)

・細分化されている理由の一つは各宗派が信奉する経典の違い。

・ブッダとは「悟りを開いた人」と意味で、仏陀を略して「仏」

・仏教というのは、「仏陀に成る」こと。つまり「成仏」を目指す教えなので、「成仏陀教」といい、それを略して「仏教」というのである。

・上座部系のグループ(南伝仏教)と大乗系のグループ(北伝仏教)
 大乗仏教が残ったのは日本とチベットだけ

・煩悩にとらわれるから悩みや苦しみが生じるのであり、そうした心のあり方をていねいに論理的に解きほぐしていけば悟りにいたれるとブッダは説いたのである。

・仏教の修行「三学」
 ・戒学;戒律を知り、これを学ぶ
 ・定学;禅定(瞑想)の実践法を修めること
 ・慧学;智慧を身につけ、真実を見きわめること

・これらを修めるための仏典が3種ある「三蔵」
 ・律蔵;僧に必要な規則である。戒と律を説くもの
 ・経蔵;ブッダが説いたとされる言葉と教え いわゆる、お経
 ・論蔵;お経の注釈書や解説書。協議の論説
 この三蔵を全部修めた僧のことを、三蔵法師という。

・秘密仏教を略して「密教」という。大日如来という究極の仏が説いた秘密の教え。“今生きているこの身のままで”ブッダになることを目指す。

・修行 「三密」
 ・身密;身体の所作。両手で「印」を結ぶこと
 ・口密;口頭の所作。口で「真言」と唱えること
 ・意密;心の所作。瞑想によって「仏」を想起すること

・仏像
  如来 釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、毘慮遮那仏、大日如来
     「いっさいを知る智慧に到達した者」

  菩薩 観音菩薩、地蔵菩薩、文殊菩薩、虚空蔵菩薩、弥勒菩薩
     「まだ悟りきっていない救済者。あともうちょっとで完全に悟って仏界に行ってしまうのだが、今はその直前で思いとどまって、この現世で人々を救済してくれているのが菩薩」

  明王 不動明王、軍茶利明王、愛染明王、孔雀明王、大元師明王
     「如来の化身 如来が怒りをもって教え示す姿が明王」

  天部 大黒天、弁財天、毘沙門天、広目天、聖天、帝釈天、阿修羅
     「インド神話に登場する神々 仏教の守護神となる誓いを立てた」

感想
日本の仏教は独自の発展を遂げたようです。
上座仏教の人からすると、日本の仏教は仏教でないと思うほど違っているようです。

どの経典を信奉するかによって宗派が違うようです。