幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」山口謠司著 ”今からでもおそくない!”

2018-08-07 08:15:22 | 本の紹介
・遠慮;気兼ねして控え目にすること
 元来は、遠い将来のことまで思いを巡らせるとの意味
論語に「人、遠慮なければ近憂あり」
はるか遠い将来のことまできちんとした考えを持っておかなければ、近いうちに必ず困ったことが起きるものだとの意味。

・言質(ゲンチ);後の証拠となう言葉を相手から引き出すこと

・是々非々
荀子の言葉
 是を是とし、非を非とする。之を智と謂い、
是を非とし、非を是とする。之を愚と謂う
賢い人は「正しいことを正しいと言い、悪いことを悪いと言う」だけでなく、
「正しいことを悪いと言い、悪いことを正しいと言う」のは愚か者のすることだ、と厳しく断じているのです。

・幸甚(こうじん)
 「幸い」よりも、感情・品格をもう一段上のレベルで表現する。
 「〇〇していただけると幸甚に存じます」
 「幸」という漢字は、もともとは、罪を犯した人の手に嵌める手かせを描いていた象形文字です。二つの「土」という字で上下を挟んでいるのがわかります。下の「土」は上下逆さになっています。象形文字が転じて「あやうく手かせを嵌められそうになったのを逃れた」ということを意味するようになり、「うまくいった」という意味になり、「幸い」=「うまくゆくこと」として使われるようになったのです。

・深謝したします
「深く心から謝ります」の意味の他に「深く感謝する」の意味もあります。

・押しもおされもせぬ(押しも押されぬではない)

・取り付く島もない(取り付く暇もないは間違い)

・気が置けない;気を使わなくてよい人、気楽につき合える人の意味
 油断ならないひとだから気を付けなければいけないという意味だと誤解している人が少なくないようです。

・琴線に触れる;人の心の奥底を刺激して、感動や共鳴を与えるという意味です。

・ご一緒⇒ご相伴
 ご一緒は目上の人にはなるべく避けた方がよい言い回し。

・了解しました⇒承知しました
 あるいは「諒解」を使うことをおすすめします。

・感心しました⇒感銘を受けました
 「感心」では、心が動かされるだけですが、「感銘」では、動かされるどころか、心にそのすばらしさが刻みつけられるわけです。

・おわかりですか?⇒ご理解いただけましたでしょうか?
 「おわかりですか?」は、目上の人に使うべき言葉ではありません。

・粉骨砕身
満州映画協会の理事長に就任した甘粕正彦は、理事長就任の初日、歓迎の場で、「粉骨砕身などという美辞麗句をいくら並べても、心に誠がなければ何にもなりません!」と一喝します。

・巧遅は拙速に如かず
謝ほう(木方)得(とく)「文章軌範」という書物の中で述べています。
「巧遅であるよりは、拙速であるほうがましである」

・朝と夜の「一分間音読」で語彙力は驚くほど高まる
 ・新聞のコラム欄

・幸田露伴の本ほど語彙力をつけられるものはない
 「五重塔」「露団々」

感想
この本を読んで、”了解しました”を”諒解しました”に変えました。
それまではやはり”了解しました”に違和感を感じていましたので、”承りました”をできるだけ使うようにしていました。
相手と自分の関係によっても、使う言葉は変ってくるのでしょう。

幸田露伴の本を読んでみようと思いました。