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冬に半袖、目がうつろ…鉄道自殺「声かけ」で食い止める ”人身事故どうすれば減らせるか?”

2018-08-22 09:15:50 | 社会
冬に半袖、目がうつろ…鉄道自殺「声かけ」で食い止める

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000013-asahi-soci 8/21(火)朝日新聞


人身事故件数(JR西)

 鉄道自殺を防ぐため、JR西日本が積極的な「声かけ」に取り組んでいる。ホーム柵などのハード面の整備を進めた結果、この10年で人身事故は半減したものの、自殺の件数はほぼ横ばい。1件でも減らせるように、人と人の気持ちのふれあいに期待している。(鈴木洋和)

 JR西日本の駅員、辻恵司さん(58)は昨年5月、運行管理を担う大阪総合指令所から通報を受けた。「踏切を通った列車の車掌から、『(自殺するかもしれない)女性が立っている』と連絡があった。見に行ってくれないか」

 勤務していた大阪府内の駅から踏切までは300メートルほど。部下と2人で小走りに向かうと、遮断機のそばに年配の女性がいた。遮断棒は上がっているが、渡る様子はない。

 制服姿の辻さんらに気づいて立ち去ろうとした女性に、「踏切の前に立たれていましたね」と話しかけると、「孫が(踏切の先にある)公園で遊んでいるので見に行ってきました」。辻さんは「踏切の近くで立ってはるので、危ないと思ってきました。気をつけてくださいね」と促した。

 6日後、電車に乗っていた辻さんは同じ踏切で同じ女性を見かけた。すぐに携帯電話で同僚の東(ひがし)耕太郎さん(41)に連絡。東さんは駅から急いで踏切へ向かったが、もう女性の姿はなかった。駆けつける途中で、その女性らしき人とすれ違ったようだった。

 東さんが踏切のそばに住む人に話を聞いたところ、「最近、よく見るんです。遮断棒が上がっても渡らず、線路をのぞきこんでいる。どうしたらいいの?」と戸惑っていた。見かけたら警察と駅に連絡してもらうように伝えた。

 それから約1年3カ月がたつが、その女性が現れたという通報はない。

 JR西日本は2013年度から、人と列車が接触する事故を防ぐため、酔客や体調が悪そうな人に進んで声をかけるよう、駅員や乗務員に徹底している。その延長で、自殺を思わせる人を見かけた際も対応するようになった。踏切に駆けつけたケースは珍しいものではないという。

 また、京阪神の主要駅に配置する警備会社の警備員にも、(1)ずっとホームにいて何本も電車をやり過ごす(2)冬なのに半袖を着ている(3)目がうつろで遠くを見ている、といった自殺するかもしれない人の特徴を研修で伝えて、積極的に声をかけてもらっている。
朝日新聞社

感想
私の仲間にも鉄道自殺をしようとして、周りの人に腕を掴まれて自殺せずに済みました。
本人いわく、とても苦しくて、この苦しみから逃れたいとの思いしかなく、飛び込めば逃れられると発作的に思ったそうです。

(1)ずっとホームにいて何本も電車をやり過ごす
(2)冬なのに半袖を着ている
(3)目がうつろで遠くを見ている
上記のような人がいたら、しばらく視線をその人に留めて様子を見守ることが防ぐ機会になるのかもしれません。