幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「『語源』を知ればもう迷わない!大人の語彙力を面白いように使いこなす本」話題の達人倶楽部編 "言葉を磨く!”

2018-08-08 17:33:44 | 本の紹介
・門外漢
 漢という漢字に「男」という意味があるので女性には使わない。

・他人事(ひとごと)
 昔は「人事(ひとごと)」と書いたのですが、「人事(じんじ)」と読み分けにくいため「他」を足して書くようになったのです。そのため「他」は黙字(読まない漢字)となり、昔と同様、「ひとごと」と読むのが正解というわけです。

・名残
 などりは「波残り」が変化した言葉。

・中傷する
 人と人との間を傷つけるため。人を中傷すれば、相手を傷つけるだけではなく、相手と自分の関係も傷つくことから。

・断っての願い
 万難を「断って」でも、お願いしたいという意味だ。

・遠くて近きは男女の仲
 清少納言「枕草子」
 「遠くて近きもの。極楽、舟の道、人(男女)の中」とある。

・観念する
 「観念」はもとは仏教用語で、「観」は対象を観察すること、「念」は心に思うことで、「心の中で、仏陀の姿を念ずる」という意味になる。それが転じて、悟りを得るための「覚悟」という意味が生じ、さらに変化して、あきらめるという意味になった。

・いただきます
 もとは、神様(荒神様/かまどに住む神)に向かって言うことば。
 米が無事に炊けたことを荒神様に感謝し、「いただきます」というようになった。

・宿題
 「宿」は前もってという意味

・観光
 易経「国の光を観る/国の“威光”を観察する」

・おずおず(怖づ怖づ)

・薫陶
 「薫」は香をたきこめることで、香りをしみこませるように、影響を与えること。「陶」は陶器でつくることで、焼き物を成型するように、人間形成するという意味。そこから、徳によって人を感化し、育てるという意味になった。

・精々(せいぜい)
 本来は精一杯、力の限りという意味。今は「せいぜい1万円もあれば」など、上限、限界を表す意味で使われている。

・うそ寒い
 「噓」ではなく「薄」と書く。

・はしたない
 「ない」は否定の意味はない。半端(はした)であることは、中途半端で収まりが悪いことから、見苦しいという意味が生じた。

・加薬ご飯
 加薬はもとは漢方薬を飲むときに、吸収をよくするために用いた補助薬のこと。そこから、主薬の米を引き立たせる食材を「加薬」というようになり、それを加えた炊き込みご飯を「加薬ご飯」と呼ぶようになった。

・(喜びも)ひとしお
 ひとしおは「一入」と書く。この「入(しお)」は染物を染料につける回数を意味し、一回つけることを「一入」という。「染料につけると、色鮮やかになる」ことから、喜びが引き立つという意味の言葉が生まれた。

・無礼講⇔慇懃講

・閑話休題(閑話は無駄話)
 話を本題に戻すとの意味

・めじろ押し
 鳥のメジロに由来する。仲間とおしあう習性がある。

・芋づる式
 大勢の薩摩藩出身者がまさしく、“芋づる式”に官職についていった。この芋は薩摩の特産品のさつまいものこと。江戸っ子たちが、薩摩藩出身の栄達者を皮肉ったことから広まったことばだ。

・四六時中 
 1日が24(4×6)時間になってからのことば。江戸時代までは昼と夜を6等分し、暮れ六つ、明け六つなど「十二刻」で表していたので、それまでは二六時中と呼ばれていた。2×6で12というわけ。

・おかず
 御数と書き、数々とりそろえる、たくさんある、という意味。だから、一品しかない料理のときに、おかずというのは、いささかおかしいことになる。

・断る
 もとは、きちんと説明するという意味。
 事+割る で物事の是非を分けて判断するという意味。

・たまげる
 「魂消る」 魂が消えてしまうほどの大変な驚きという意味だった。

・つつがない
 ツツガムシがいない。ツツガムシがいなければ、無事い暮らしていけるの平穏無事な状態をつつがないというようになった。

・告別式;無宗教の葬儀

・諫言(かんげん);目上の人に忠告すること

・矜持(きょうじ);プライドのこと

・世間ずれ;世間とズレているという意味でない。
 世の中でもまれて、人柄や性格が変わることをいう。
 ずる賢くなるなど、ネガティブな方向に代わることなので、人にたいしては使われないように。

・うがい
 鵜飼が語源で、口をゆすぐさまを、鵜が呑みこんだ魚を吐き戻すさまに見立てたことば。

・言い出しっ屁(ぺ)
 屁をした者が、自分がしたとバレないように、最初に「臭い臭い」と言い始めることから、このことばが生まれた。

・木に縁(ヨ)りて魚(ウオ)を求む
 方法を誤ると、目的を達成できないこと。
 孟子が斎の王に対し、「武力で天下を納めようとするのは、木に縁りて魚を求むるが如し」と説いたという故事に由来する。

感想
日本人なのに、日本語を知らないとつくづく思いました。
"琴線に触れる"を間違って解釈していました。

間違った人の言葉を聞いて育つとその間違いも引き継いでいくのでしょう。

ただ、言葉は時代と共に変化していきますので、正しいよりもどちらが多くその意味で使っているかで変わっていきますが。
古典の言葉も今の意味と違っている言葉が多いです。