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「『適法に』と依頼」=ゴーン容疑者、否認供述―報酬隠し事件・東京地検 ”犯罪者と決めつけていませんか?”

2018-11-28 09:03:28 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181127-00000048-jij-soci 時事通信社11/27(火)

 巨額の報酬を隠したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が、東京地検特捜部の調べに対し、「(側近に)『適法にやってくれ』と頼んだ」などと供述し、容疑を否認していることが27日、関係者への取材で分かった。

 ゴーン容疑者は黙秘せず、特捜部に自分の考えを話しているという。

 関係者によると、ゴーン容疑者は報酬を隠したとされる容疑について、共に逮捕された側近の前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)に「『リーガリー(適法)にやってくれ』と頼んでやってもらっていた」と説明。「(ケリー容疑者は)合法だと言っていた」などとも話した。特捜部の取り調べにも同様の供述をしているという。

 ゴーン容疑者は19日に逮捕され、1週間以上が経過した。関係者によると、勾留中の東京拘置所で、元気な様子でおり、健康面に問題はないという。

 一方、ケリー容疑者も「(ゴーン容疑者の役員報酬は)適切に処理した」などと、特捜部の取り調べに容疑を否認。報酬の一部を後払いにした退任後報酬については、周囲に「(ゴーン容疑者の)退任に備えて準備した。退任後、競業他社に協力しないようにする意味もあった」などと説明しており、特捜部にも同様の供述をしたもようだ。

 
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-181128X428.html
ゴーン容疑者逮捕は「宗教裁判」=日産の不意打ち、汚点にも―米紙社説時事通信社

 【ニューヨーク時事】27日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の逮捕について、勾留中の取り調べには弁護士が同席せず、自らの権利を守ることができない一方、資金流用疑惑がメディアに次々とリークされる状態は「宗教裁判」のようだと批判した。

 最大20日間の勾留が認められ、再逮捕もできる日本の司法制度は、暴力団の取り調べならいざ知らず、犯罪歴のない国際企業の幹部には適切ではないと論評。「共産主義の中国なのか」と疑問を呈した。

 また、有価証券報告書に巨額報酬を過少記載した容疑について、日産自動車が長年にわたって把握していなかったとは不自然だと指摘。事件の背景には筆頭株主であるフランス自動車大手ルノーとの摩擦があったと強調した。 

感想
https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/6c76d31adeb9d37b951e98a87a895821
「虚偽自白を読み解く」浜田寿美男著 ”取調官が犯人ではないかもしれないと思わずに犯人と決めつけで自白させようとする


ゴーン氏を犯罪者との前提で取り調べを行っているのでしょう。
なので、”否認”という言葉もでてくるのでしょう。
否認ではなく、ゴーン氏にすれば、真実を話している(法的に問題ないような対応)のだと思います。
それが法的に問題あったかどうかの議論だと思います。

しかし、取調べは”真実を話している”と捉えずに、”隠している”と決めつけて取調べをおこなっているのでしょう。
本「虚偽自白を読み解く」にその例が沢山出ています。
それが多くの冤罪を生み出しているのです。

日産自動車は本来、ゴーン氏とケリー氏だけが行ったとは言えず、日産自動車として行ったことであり、有価証券報告書も役員が全て見ているものです。
そこには、今の日産自動車の経営者が、ゴーン氏を引きずり降ろしたいとの気持ちで検察に相談して行っているように思えてなりません。
そして自分たちは司法取引で罪を逃れようと。
ゴーン氏の行ったことは問題があったことかもしれませんが、日産自動車を窮地から救った恩人に対して、会社として道義的に取り得る行動とは思えません。
西川社長が「最初は良かった」と発言されていましたが、その後は一緒にマネイジメントされて来られたのではないでしょうか?
普通は穏便に対応しようとするのではないでしょうか?
あるいはトップのやったことを隠そうとします。
これまでに日本企業の多くがそうでした。
摘発した”動機”が正しくないと、世間の、世界の支持を得られないと思うのですが・・・。

また、このことで、日本の取調べの問題点を世界に公にしてしまったようです。
海外ドラマ見ていると、すぐに「弁護士を呼んでくれ」と言ってその後は無言です。
ところが日本は10日間の拘置、さらに10日間の延長、理由があればそれをさらに延長することができます。

https://dot.asahi.com/wa/2017031400016.html
異例の長期勾留に反発の声 沖縄反基地運動リーダー“人質司法” AERA

海外からも人権無視だと批判されました。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88493
基地反対運動リーダーの長期勾留「人権を尊重している」 政府答弁書を閣議決定

国際的に問題あることをやっておきながら、「人権を尊重している」と閣議決定していること自体が、その閣議メンバーの資質に問題があるように思えます。
そういう人が政治を行っているのですからおかしくなっても仕方がないのかもしれません。

森友問題の籠池氏も長期拘留されました。
一方、特別の便宜を図り、書類の偽造、国民の財産をディスカウントした佐川氏は逮捕もなく起訴されませんでした。
昇進されその昇進で多くの退職金を貰われています。
ほとぼりが冷めたらどこかの顧問でもされるのでしょう。
ひょっとしたらそれも約束されているのかもしれません。

日本はおかしいのではないでしょうか?
直近では、「外国人労働者の受け入れを拡大する法案」が法案の内容がまったく決まっていないし、法案の根拠になったデータが真逆のまとめだったのに、衆議院を通過しました。
おかしなことは、トップがおかしいからだと思います。

企業も国もおかしくなるのは、トップが病むからだと、日本電産創業者の永守氏が言われていました。
そのおかしなトップを支持している国民が病んでいるのかもしれません。
福澤諭吉の「学問のすすめ」に”愚民が愚政を生む”から、学問を学びなさいと薦めています。
このおかしなツケは、かならず将来に重くブーメランのように帰って来て、国民が苦しむのでしょう。
その時に「問題はあの時だった」と思ってももう遅いのですが・・・。

ロゴセラピーでは、「あたかも二度目の人生を送るように今を生きなさい」と言います。
つまり二度目だと反省を生かして今をもう一度やり直せます。
しかし、人生は一度きりですからやり直しができません。
なので、今を二度目のつもりで生きることになります。
そのためには過去の歴史から学んで今に生かすことになります。
個人だと、自分のこれまでの人生の経験を今に生かすことになります。

日本は過去を生かさない国だと言われています。
それはドイツと比較すると明白です。
ナチスのことを反省し二度と同じことを繰り返さないための教育を若者にもしています。
日本はどうでしょうか?
数万人が病気と飢餓でなくなった、インパール作戦、無謀な戦をしかけたノモハン事件、首謀者は何のお咎めもなく生き残りました。ところがその無謀な計画に参加させられた人は多くの人が亡くなりました。生き残った人も、人肉を食べないと生きられなかったとの話をする人もいます。生き残った人も苛酷でした。
ところが反省がされていません。
反省し、それを今に生かさないと、必ず同じことが起きるのが歴史です。
本当に日本の将来は大丈夫なのでしょうか?