幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「女の子よ銃を取れ」雨宮まみ著 ”自分を受け入れること”

2019-06-03 00:45:45 | 本の紹介
・どこかの企業に就職し、美しいからという理由で受付や広報部に配属され、なぜか自分にだけ、写真撮影のある取材が来たり、打ち合わせなのか飲み会なのかはっきりしない「顔合わせ」に何度も呼び出されて、まるでホステスかお姫様のように扱われることを、知らない人から、容姿だけを賞賛したり否定したりする言葉を浴びせられ、噂話の餌食にされることを。まったく好きではない人に、愛想良く対応しただけで「気を持たせた」と関係を迫られることを。美しいというだけで、あなたがどのような好みを持ち、どのような人物であるのか、いつでもそのことを二の次にされ、容姿のことばかりを話題にされることを。これが、果たしてメリットだと言えるのでしょうか。

・いつでも、どのように化粧をするかが自由であるならば、本来、いつでも化粧をしないでいる、ということもまた自由であると私は思います。化粧をしたい人に「するな」と言うことが余計なお世話であるように、したくない人に「しろ」と言うことも、かなり暴力的なことだと思います。化粧は変身したい人にとって魔法のようなものです。その魔法をどのように使うかは、いつでも自分の手に委ねられているのです。

・美しいものを愛することに、何の資格も要らないこと、美しさを目指すことを、誰でも口にしていいこと、たったそれだけのことを、私はずっと理解することができませんでした。

・嫉妬を感じる場面
1)センスの良さを目のあたりにしたとき。
2)金銭的に手に入れられるものを差を感じるとき。
3)生まれ持った美貌やスタイルに差を感じるとき。

・嫉妬は、決してただ「暗い影」ではない。そう感じられたとき、嫉妬とつきあってゆくということは、それまでよりもずっと豊かなものになってゆくのかもしれない、と私は考えています。

・私は自分が嫌いでしたから、自分からかけ離れたものにばかり憧れ、そうなろうとしてきました。けれど、私にとって「美しくなる」というのは、そうことではなかったのです。自分が自分であることを認め、自分の美点を見出さなければ、自分の美しさなど表現できるはずもありません。嫌いな自分を美しくしようとするのは、基礎工事をしていないところに家を建てるようなものです。誰も、決して自分自身から逃げ出すことはできないし、自分から離れたところい美を創り出すことはできない。そう気づいたのは、皮肉にも、数々の失敗を繰り返して「自分以外のほかの誰かのように美しくなる」ことを諦めたときでした。ほかの誰にもなれないとわかって初めて、私は「自分を受け入れる」ことを、やってみようと思ったのです。

・誰もが、自分にしか与えられない、ただひとつの個性を持っています。私は、それを輝かせることが、美しくなることであり、自分を愛するためのただひとつの道だと信じています。

感想
今の自分を受け入れることが出発点なのでしょう。
そして今自分が出来ることを一つひとつやっていくことで自分がしかできないことなのでしょう。
きっとそれは美しいと思います。