https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASM656Q7TM65ULFA04N.html 2019/0(朝日新聞)
龍角散(東京都千代田区)を解雇された元法務担当部長の50代女性が6日、同社を相手取って、地位の確認と解雇後の賃金などの支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。訴状などによると、元部長は同社の藤井隆太社長が女性従業員にセクハラをしたとの話を聞いて社内調査を開始したところ、セクハラ被害を捏造(ねつぞう)したなどとして解雇されたという。
元部長と弁護士が同日、記者会見して明らかにした。
訴状などによると、元部長は、2018年12月6日に開かれた同社の忘年会に参加した藤井社長が同席していた女性従業員に抱きつくなどのセクハラ行為をしたと聞き、職務上の調査を開始。女性従業員に事情をヒアリングしたところ、セクハラ被害を第三者に相談できる窓口を設置してほしいとの意向が示されたという。
ところが、忘年会から11日後の同月17日、元部長は藤井社長から社長室に呼び出され、「セクハラなんてなかったのに、セクハラを捏造してけしからん」などと指摘され、自宅待機を命じられ、今年3月28日付で解雇されたという。
元部長側は、セクハラについては忘年会に参加した複数人の証言があり、事実であったことは明らかとしており、解雇は会社による解雇権の乱用と主張している。元部長は会見で「忘れてしまいたいが、第2、第3の被害者が出るのを防ぐためには会社の健全化が必要で、勇気を出しました」と話した。
訴状などによると、会社側は解雇の理由について、この女性従業員がセクハラにあたるとは思っておらず、会社に被害を申告する意向もなかったのに、そのような従業員の認識や意向とは異なる申告を元部長がさせたことなどを挙げているという。
龍角散は6日午後、朝日新聞の取材に対し、「訴状が確認できていないので、コメントできることはない」とした。龍角散は同日、「当社と利害関係を有しない法律事務所に依頼して調査を行いましたが、セクハラの事実は認められなかったとの報告を受けている。訴状を受領次第、内容を検討し、適切に対応する」などとするコメントをホームページ上に載せた。
龍角散は1871(明治4)年に東京・神田で創業。社名と同じのど薬で知られる。同族企業で、藤井氏は創業家出身の8代目社長。1995年に社長になると、服薬補助ゼリーなどの新商品を積極的に投入し、同社の経営を立て直した。フルート奏者としても知られる。
同社のウェブサイトによると、19年3月期の売上高は204億円、従業員は106人。非上場。(榊原謙)
感想;
解雇をされるから、裁判になり、全国にPRすることになったのでしょう。
「職務上の調査を開始。女性従業員に事情をヒアリングしたところ、セクハラ被害を第三者に相談できる窓口を設置してほしいとの意向が示されたという」
業務上調査しただけで解雇はありえません。
調査しなかったら、職務怠慢になります。
実際に抱きつかれた女性は、上司からいろいろ言われて、無かったことにされたのでしょうか?
そうだとすると、この元部長は気の毒です。
利害関係を有しない法律事務所への調査費用は会社が払っていますから、利害関係が生じています。
解雇は会社としてやり過ぎなのでは?
事実関係云々の前に問題の対処を会社は誤ったような印象を受けました。
事実がなかったら、その調査内でなかったと結論付ければよい話ですから。
解雇により、逆にセクハラを証明したように思ってしまいました。
元部長は相手が社長と分かっていたのですから、こういうこと(解雇)も考えられたのだと思いますので、勇気ある行動です。
でも、まさか解雇まで会社がするとは想像できなかったのでしょう。
ずるがしこい会社は業務上の都合で転勤させるとかするのですが・・・。
社長にアドバイスする人事スタッフもいなかったのでしょう。
龍角散(東京都千代田区)を解雇された元法務担当部長の50代女性が6日、同社を相手取って、地位の確認と解雇後の賃金などの支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。訴状などによると、元部長は同社の藤井隆太社長が女性従業員にセクハラをしたとの話を聞いて社内調査を開始したところ、セクハラ被害を捏造(ねつぞう)したなどとして解雇されたという。
元部長と弁護士が同日、記者会見して明らかにした。
訴状などによると、元部長は、2018年12月6日に開かれた同社の忘年会に参加した藤井社長が同席していた女性従業員に抱きつくなどのセクハラ行為をしたと聞き、職務上の調査を開始。女性従業員に事情をヒアリングしたところ、セクハラ被害を第三者に相談できる窓口を設置してほしいとの意向が示されたという。
ところが、忘年会から11日後の同月17日、元部長は藤井社長から社長室に呼び出され、「セクハラなんてなかったのに、セクハラを捏造してけしからん」などと指摘され、自宅待機を命じられ、今年3月28日付で解雇されたという。
元部長側は、セクハラについては忘年会に参加した複数人の証言があり、事実であったことは明らかとしており、解雇は会社による解雇権の乱用と主張している。元部長は会見で「忘れてしまいたいが、第2、第3の被害者が出るのを防ぐためには会社の健全化が必要で、勇気を出しました」と話した。
訴状などによると、会社側は解雇の理由について、この女性従業員がセクハラにあたるとは思っておらず、会社に被害を申告する意向もなかったのに、そのような従業員の認識や意向とは異なる申告を元部長がさせたことなどを挙げているという。
龍角散は6日午後、朝日新聞の取材に対し、「訴状が確認できていないので、コメントできることはない」とした。龍角散は同日、「当社と利害関係を有しない法律事務所に依頼して調査を行いましたが、セクハラの事実は認められなかったとの報告を受けている。訴状を受領次第、内容を検討し、適切に対応する」などとするコメントをホームページ上に載せた。
龍角散は1871(明治4)年に東京・神田で創業。社名と同じのど薬で知られる。同族企業で、藤井氏は創業家出身の8代目社長。1995年に社長になると、服薬補助ゼリーなどの新商品を積極的に投入し、同社の経営を立て直した。フルート奏者としても知られる。
同社のウェブサイトによると、19年3月期の売上高は204億円、従業員は106人。非上場。(榊原謙)
感想;
解雇をされるから、裁判になり、全国にPRすることになったのでしょう。
「職務上の調査を開始。女性従業員に事情をヒアリングしたところ、セクハラ被害を第三者に相談できる窓口を設置してほしいとの意向が示されたという」
業務上調査しただけで解雇はありえません。
調査しなかったら、職務怠慢になります。
実際に抱きつかれた女性は、上司からいろいろ言われて、無かったことにされたのでしょうか?
そうだとすると、この元部長は気の毒です。
利害関係を有しない法律事務所への調査費用は会社が払っていますから、利害関係が生じています。
解雇は会社としてやり過ぎなのでは?
事実関係云々の前に問題の対処を会社は誤ったような印象を受けました。
事実がなかったら、その調査内でなかったと結論付ければよい話ですから。
解雇により、逆にセクハラを証明したように思ってしまいました。
元部長は相手が社長と分かっていたのですから、こういうこと(解雇)も考えられたのだと思いますので、勇気ある行動です。
でも、まさか解雇まで会社がするとは想像できなかったのでしょう。
ずるがしこい会社は業務上の都合で転勤させるとかするのですが・・・。
社長にアドバイスする人事スタッフもいなかったのでしょう。