もう約50年前になるでしょうか?
大学で原理研究会が学生を誘っていました。
仲間がお試しで、その誘いに乗って集まりに参加しました。
キリスト教を一緒に学びませんか?とのお誘いでした。
ある程度学んだ後に、もっと良い教えがあると言って、文鮮明氏の統一教会の話をしたそうです。
もちろんキリスト教会は統一教会をキリスト教と認めていません。
原理研究会は学生を勧誘するための組織です。
仲正 昌樹金沢大学教授も学生時代に原理研究会に誘われたようです。
桜田淳子さんと山崎浩子さんが統一教会で結婚!というニュースが出た時、会社の上司(部長)が「統一教会はキリスト教の一派だろう」と言っていました。あまりにも知らないのに驚きましたが。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、統一教会は多少違いますが旧約聖書を使っています。
キリスト教 イエス・キリスト 神の子
イスラム教 マホメット 最後の預言者
ユダヤ教 まだ救い主は出ていない
統一教会 文鮮明 再来したメシア
勝共連合、は統一教会の別の側面です。
これが岸信介元首相とつながり、それを安倍元首相が引き継いで、悲劇が起きました。
統一教会は自民党とつながっていたので、子どもが統一教会に入り、家に帰って来なくて困った時、自民党に相談すると、一度は家に子どもが帰って来たとのこともあったようです。数十年前のことですが。
そして、このチラシが郵便受けに投げ込まれていました。
知らないと信じてしまう人がいるのでしょうね。
自分たちを問題視する人を攻撃するのはよくやる手段です。
親鸞会をネットで問題点を指摘する人を名誉棄損で訴えることでネットに記事掲載を指せないようにしているそうです。(元親鸞会でその仕事をしていた人の話)
削除すると目的を達したので訴えを取り下げるのです。
なぜなら訴えられた方はお金もかかるし、時間も取られるからです。
木原元副官房長官の妻の下夫殺害疑惑でも、マスコミに記事にすると訴えることを暗示させ、大手マスコミが記事にすることを抑制しました。
まあ、それに屈する大手マスコミは、ジャニーズの性加害問題を当時取り上げるところか無視し、今「反省している。これからは・・・」と言っていますが、同じことをしているように感じます。
強いものには逆らわない。弱くなってから攻撃する。
それにしても、やっていないなら、どうどうと警察の調査を再開すれば良いのですが、それを上から止めました。
止めた人は出世しました。
弱い者が困っていても、自分の出世のためには些細なことなのでしょう。
まあ、それを認めている国民にも問題があるのです。
ジャニーズファンが、性加害のジャニーズ・喜多川と事務所にきっちとり「問題だ!」という姿勢が、自分たちの性ハラスメントを少しでも減らすことになるのですが・・・。
統一教会関連の本 3冊1)「愛が偽りに終わるとき」 山崎浩子著
統一教会に入ったこと、脱退したこと
2)「我らの不快な隣人-統一教会から救出されたある女性信者の悲劇-」 米本和弘著書
脱洗脳が上手く行き時と行かない時、韓国で暮らす女性それぞれの人生
3)「Nの肖像 - 統一教会で過ごした日々の記憶-」 仲正 昌樹
統一教会に入会し、ドイツにも派遣され、韓国での集団結婚式にも出たが疑問に思い脱退した金沢大学の教授
統一教会に入信し、集団結婚式を挙げ韓国に住む日本女性は多いそうです。
韓国に住んでいる女性の半分は統一教会の信者だそうです。
それは、韓国の農村では嫁の来てがないため統一教会に入ると嫁が貰えるということで、
入信している韓国の農村の男性が多い(入信基準が低いと?)ためだそうです。
山崎浩子さんはつぼを買ったことから友達に誘われて入信したのですが、
記者会見ではつぼを買ったことは話さないように言われたそうです。
つぼを買う、不安を与える方法と山崎さん自身、不安を抱えていた状態だったそうです。
マインドコントロールとい言葉が当時話題になりましたが、
マインドコントロールを解くやり方の問題もあり、
その後の人生にやりがいを持てなくなった方もいるようです。
一方、韓国の農村に嫁いで、夫が働きもせずお酒ばかり飲んでいる男性と結婚し、
非常に苦労した女性もいます。ただ、その苦労が神様が与えてくださった試練だと思い、
一生懸命働き、男性の母親にも気に入られ(出来が悪い息子でもやはり可愛いので)、
子どもを育てた女性も多いようです。
マインドコントロールを解かれやる気をなくした女性、過酷な生活の中でもやってきた女性。
どちらが幸せなのだろうと考えてしまいました。
言えることは、今の環境で気持ちをどうもって生きるかによって変るのだと思います。
もう一つ感じたのは、統一教会の仲間がとても優しく、仲間意識が強いことです。
有名な大学には原理研究会(統一教会の学生組織)があり、
友達ができない学生を優しく誘ってくれます。いろいろと世話もしてくれます。
私の高校時代の友達の弟もまさしく同じケースでした。
その時は話を友達から聞いて、ひょっとして統一教会かもしれないと思い、
電話をしたら、言われているとおり本人を出さなかったので友達に話し、
両親がすぐに引き取りに行きました。まだ深い信仰前だったので。
やはり統一教会でした。知ると知らないでは大きな違いがあります。
この”あなたのことを思っているよ”のメッセージが、今まで受けることが乏しかった学生は入りやすいようです。
それは大人でも同じようです。つまり仲間意識を持たせてくれるのです。
ボランティアでも続けられるかどうかは、この仲間意識を持たせてくれるかによるようです。
よくないことをやっていても、この仲間から出ることができないために、
自分に理由をつけて、多宝塔を売っているのは一部の人がやっているだけだとか、
あるいはお金を出させてあげることが、その人にとってもよいのだとか納得させていたそうです。
石山本願寺を織田信長が攻めましたがとてもてこずりました。
信者は命を捨てる気持ちで闘ってきます。
武士は手柄をたてるために闘うので命が惜しいです。
死を恐れない人ほど恐い人はいません。
やくざが恐いのは命を捨ててもよいと思う相手と謝金が莫大な場合です。
やくざもつまらいことで人を傷つけて刑務所には入りたくありません。
細木和子さんも不渡りがやくざに回って苦労したそうですが、
借金が多いので、やくざがキャバレーを細木さんに再度経営させたそうです。
気持ちをどう持つか、気持ちはコントロールできないから仕方はないはと思うか、
気持ちを少しでも自分を幸せになるようにコントロールするか、出発点は僅かな差のように思います。
見方を変えると、自分が気持ちをどう持つかに対して宗教は気持ちの持ち方を与えてくれているのでしょう。