幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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進学校に入学したのに登校できなくなった女子高生 通信制高校に転校して生まれた心の変化…大人も見習いたい生き方とは ”明日のことは明日考えよう(『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラの言葉”

2023-10-17 03:45:45 | 社会

武井明「思春期外来の窓から」

 子どもたちには、どんな葛藤や悩みが渦巻いているのでしょうか。今を懸命に生きている子どもたちに寄り添い続ける精神科医・武井明さんが、「世代の段差」に橋をかけます。 

 子どもたちは当たり前のように、毎日、学校に通っていますが、学校生活ではうまくいかないことがたくさんあるに違いありません。そんなことを一つ一つ心配していたら、悩みが尽きなくなってしまいます。  
 今回は、心配性の女子高生がそのような悩みを乗り越えるコツを教えてくれました。  
 遥香さん(仮名)は、幼い頃から音に過敏で、小さな物音ですぐに目を覚ます子でした。幼稚園では一人でお絵描きや折り紙に夢中で、他の園児と一緒になって遊ぶことはありませんでした。  小学校ではおとなしく、とても几帳面な子で、勉強にも熱心に取り組んでいました。放課後は友達と遊ぶことはなく、すぐに帰宅し、お絵描きをしたりアニメを見たりしていました。  
 中学校では、休み時間に一人で本を読んで過ごしていました。学校の規則をよく守り、忘れ物をしたこともありません。学業成績は常にトップクラスでした。  
 高校は全日制の進学校に入学しました。どの教科も毎日のようにたくさん宿題を出す学校で、遥香さんは、宿題と翌日の予習のため、夜遅くまで勉強していました。一方、学校では友達をなかなか作ることができませんでした。  
 高校1年の5月の連休明けから、朝になると頭痛や吐き気、めまいが起きて学校を休むようになりました。内科では異常がないということで、高校1年の夏休み明けにお母さん同伴で思春期外来を受診しました。  
 遥香さんは主治医と視線をあまり合わせない子で、主治医からの質問にもほとんど答えませんでした。そのため、お母さんがこれまでの経過を話してくれました。  「とてもまじめで、勉強をよくする子でした。悩みごとを話してくることがなかったので、学校ではうまくいっているものだと思っていました」  遥香さんには、自閉スペクトラム症(ASD)の傾向が軽度ですが認められました。2週間に1度の頻度で、お母さん同伴で通院することになったのです。

アニメ関係の専門学校に入学…好きなことしている時が一番楽しい
 2回目以降の診察から、遥香さんは、スマートフォンのメモ帳に悩みごとを書き、それを主治医に見せるという診察を繰り返しました。  通院して2か月後のメモには次のようにつづられていました。  
 「登校する前日の夜になると、明日、学校で同級生と話ができるだろうか、無視されないだろうか、宿題は忘れていないだろうか、授業で当てられて答えられないことはないだろうかといったことが次々と頭に浮かび、不安でしかたありません。それで、夜も眠れなくなり、一睡もできないまま朝になることもありました」  
 通院4か月後の診察では、相変わらず携帯電話のメモを主治医に見せてきましたが、話をしてくれることも多くなりました。進級が難しいと学校から言われたため、通信制高校に移ることにしたことも伝えてくれました。  
 通院6か月後。通信制高校の週2回の登校日には休まず登校しています。この頃の遥香さんは、診察室でメモを使わず、うれしそうに、次のように話してくれました。  「通信制高校は、根を詰めて勉強しなくてもいいので、とても楽です。そのせいか、この頃の私は、登校前日にあれこれ心配することをやめています。明日の心配ごとは、明日の自分が解決してくれると考えるようになったのです。だから、今日は今日の心配ごとだけを考えるようにしています。明日になってみないとわからないことがたくさんありますよね。今度の学校ではアニメが好きな友達もできました」  
 その後の遥香さんは、アニメ関係の専門学校に入学しました。細かなことにこだわるところが少しあり、大勢の人の前は苦手ですが、好きなことをしている時が一番楽しいということで、通学を続けています。

明日のことは明日の自分が解決してくれる
 遥香さんは細かなことが心配になりやすい傾向があり、全日制高校に通うことが難しくなりました。  
 通信制高校に移ってからの遥香さんは、登校前日の心配ごとに対して、「明日のことは明日の自分が解決してくれる」と考えるようになり、前日に必要以上に心配することをやめ、高校も無事に卒業しました。  
 明日は現在の延長線上にあるのではなく、いろいろな可能性があり、良いことが思いがけず起きることもあります。精神的に追い詰められた際に考えてしまう明日とは、過去の複製でしかなく、不安に満ちたものになりやすいのではないでしょうか。  遥香さんが、明日の自分に任せようと考えることができたのは、通信制高校に移って勉強の負担が軽くなったことが深く関係しています。精神的な余裕が生まれることで、今まで思いつかなかった見方ができるようになったわけです。  私たち大人も、寝る前に明日の仕事のことをあれこれ考えず、遥香さんのように生きていきたいものです。人は今日がダメなら明日もダメと考えてしまいがちです。明日は明日に任せて生きるという生き方があることを忘れないようにしたいと思います。

武井 明(たけい・あきら)
 1960年、北海道倶知安町生まれ。旭川医科大学大学院修了。精神科医。市立旭川病院精神神経科診療部長。思春期外来を長年にわたって担当。2009年、日本箱庭療法学会河合隼雄賞受賞。著書に「子どもたちのビミョーな本音」「ビミョーな子どもたち 精神科思春期外来」(いずれも日本評論社)など。

感想
セロトニン不足がASDと関係があるとのことを初めて知りました。
調べたらASDの人の一部にセロトニン不足が関係しているとのことでした。

「今日はもう辛いから明日考えよう」
有名なラストの言葉です。
生きていると悩みはつきません。それが生きるということなのかもしれません。
明日のことをあれこれ考えても解決しません。
神様に預けてしまえば良いのです。

遥香さんは「幼い頃から音に過敏で、小さな物音ですぐに目を覚ます子」との説明からASDというより、HSPの傾向があるのではないかと思いました。

遥香さんは認知の歪みも持っていたかもしれません。
「学校では友達をなかなか作ることができませんでした」
友達出来なくてもよいのです。爆笑問題の太田光さんは高校まで友達いなかったそうです。大学で田中さんが初めての友達だったそうです。それが独特の笑いにつながっているように思います。
また、勉強できなくてもよいのです。先生に当てられて答えられなくてもよいのです。
ドラえもんののび太、ちびまる子ちゃんのまる子ちゃんは勉強出来なくても元気です。

一人ひとり違います。
人と決して比較しないことではないでしょうか。
元々が違うのですから比較しても意味がないし、何のメリットもなく、デメリットなだけだと思います。
自分の身体と心を先ずは知り、上手く運転することなのでしょう。
そして自分がやりたいことを見つけてそれをやることなのでしょう。

政府有料チャーターに批判の声 外務省幹部「退避搭乗8人は想定外」”お粗末のひと言/韓国便に51人日本人避難”

2023-10-17 02:30:02 | 社会

 政府がイスラエルからの出国を希望する在留邦人向けに手配した大型ジェットのチャーター機について、搭乗希望者に1人3万円の負担を求め、利用者が8人しかいなかったことがネット交流サービス(SNS)上で批判されている。実は外務省でも搭乗者数の少なさは「想定外」で、省幹部は「調査で把握していた人数よりずっと少なかった」と打ち明ける。どういう事情があったのか。 
 政府は13日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘激化を受け、出国希望者向けのチャーター機1便を手配したと発表。イスラエル中部のテルアビブの国際空港を現地時間14日に出発し、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに同日到着した。  
 しかし、搭乗した邦人は8人にとどまり、一部報道で「自己負担が3万円で行き先がドバイまでであることに不満が出ている」などと伝えられると、SNS上では「せこすぎる」などと日本政府への批判が噴出。韓国軍の輸送機が14日、空き座席に邦人51人を乗せて無料でイスラエルからソウルまで輸送したことも、日本政府への批判に拍車をかけた。  
 立憲民主党の泉健太代表は15日、自身のX(ツイッター)に「日本政府のチャーター機。日本人8人を乗せ、有料でドバイ着。韓国政府の輸送機。韓国民だけでなく日本人51人を乗せ、無料で韓国着」と投稿し、暗に日本政府の対応を批判した。  
 外務省によると、事前に実施した意向調査では100人以上の搭乗希望が寄せられたことから、チャーター機派遣を決定し、200座席以上設置できる機種を仲介業者を通じて手配した。ただ、「中東地域のチャーター機需要が増し、刻一刻と状況が変わる」(同省関係者)ため、調査段階で行き先を明示しなかった。ドバイ行きに決まったのは「早期運航を優先した結果」(同)で、蓋(ふた)を開けたら8人だったという。同省幹部は「邦人退避は、その国から避難させるのが目的で日本に帰すことが目的ではない。8人でもやってよかった」と説明した。  なお搭乗者の費用負担について、日本政府は、商用便が運航している間は自己負担を原則としている。商用便を利用する人たちとの公平性を確保するためで、米英なども同様の対応をしている。テルアビブの国際空港は現在、平時に比べ便数が約4割減少しているものの発着が続いており、チャーター機はあくまで商用便の補完という位置づけだ。  ただし、過去には例外もある。政府は「内戦の発生や武力攻撃など、保護の観点から政府として退避をお願いせざるを得ない場合」や「チャーター機以外に移動手段がない場合」は公費負担すると説明してきた。イラクがクウェートに侵攻した1990年にイラクからチャーター機で退避させた際はすべて公費で賄った。  
 松野博一官房長官は16日の記者会見で、日本と韓国の対応の違いについて問われ「適切だったと考えている」と短く答えた。外務省関係者は「日本だけが『対応が遅い』と言われないよう急いだが、8人だけではかえって裏目に出てしまった」と肩を落とした。【畠山哲郎、川口峻】

感想
 チャーター便を出す必要がなかったです。
 政府専用機飛ばしても良かったのです。
どれだけ意味のないことに税金を使うのでしょう。
 外務省の対応が裏目に出てしまったのは、動機が不純だからではないでしょうか。

 松野長官「適切だった」以外の日本語ご存知ないようです。
いったいどこが適切なのでしょうか?
 また違いを尋ねられたのに答えていません。
安倍元首相の質問に答えない、外して答えるが生き続けているようです。