幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「大発見の舞台裏で! ペロブスカイト太陽電池 誕生秘話」宮坂 力著 ”学生のやりたいをやらせたことから”

2023-10-28 16:37:00 | 本の紹介

次世代太陽電池の本命とされる「ペロブスカイト太陽電池」。その生みの親である桐蔭横浜大学特任教授の宮坂力さんが、書籍「大発見の舞台裏で!ペロブスカイト太陽電池誕生秘話」を執筆した。ペロブスカイト太陽電池の研究開発の経緯のほか、自身の学生時代や富士フイルム在籍時代などを明かした一冊だ。本書を執筆した理由や、ペロブスカイト太陽電池の誕生や発展に至る舞台裏とその時の思いなどを聞いた。(聞き手・葭本隆太)
宮坂力:81年東京大学大学院工学系研究科合成化学博士課程修了後、富士写真フイルム(現富士フイルム)入社。01年桐蔭横浜大院教授、04年ペクセル・テクノロジーズを設立し、代表取締役。09年にペロブスカイト太陽電池の論文を発表。17年桐蔭横浜大特任教授ならびに東大先端科学技術研究センター・フェロー。主な受賞にクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞、加藤記念賞などがある。
若い研究者を後押ししたい

-本書を執筆した背景を教えて下さい。
 (元々は出版社から依頼があったのですが、)当初は自分自身を紹介するような本に気恥ずかしい思いがありました。ただ、日本におけるペロブスカイト太陽電池の研究は海外に比べて今ひとつ力が不足しています。その中で、こうした本を通して(研究に注目が集まり、)研究者の後押しになれば、社会貢献できると思いました。それに日本発の技術はこれからどんどん生まれて欲しいですよね。ペロブスカイト太陽電池という技術がどのように発見されたのかを紹介し、若い研究者の参考になればという思いもあります。

-ペロブスカイト太陽電池の仕組みを易しく紹介されるなど、一般の読者も意識されているように感じました。
 (本書を通して)一般の人にもサイエンスを楽しんでもらいたいと考えました。そのため、日常生活に関連したエネルギーの知識を多く盛り込みました。
ユニークな研究を絶やしたくなかった

-ペロブスカイト太陽電池の誕生の背景に人と人のつながりがあったと語られています。
その一つが2006年に当時、大学院生だった小島陽広さんを研究室に迎えたことですね。小島さんは先生が研究されていた「色素増感太陽電池(※1)」において色素の代わりに「ペロブスカイト」を使って太陽電池を作りたい考えをお持ちでした。
 富士フイルム時代に「色素増感」に取り組み、基板をフイルムに置き換えたものを独自に作り上げました。その技術を桐蔭横浜大学に持ってきて研究を続けたところ、性能がどんどん伸びました。それにより研究室の知名度が上がり、(色素増感太陽電池の権威である)スイス連邦工科大学ローザンヌ校のマイケル・グレッツェル教授との交流も生まれました。研究室が有名になった中で、紹介を受けたのが小島くんです。色素増感で大きな旗を揚げていなければ彼は研究室に来なかったでしょう。
※1色素増感太陽電池:色素が光を吸収して電気に変える仕組みを使った有機系太陽電池

-ペロブスカイトを用いた小島さんの研究で初めて電気応答があった時を覚えていますか。
 研究室で定期開催していた進捗発表会で報告を受けました。正直、駄目ではなくて良かったという受け止めで、特別な驚きはありませんでした。(研究室は)色素増感を中心に研究しており、それに比べると変換効率は低く、とても不安定でしたから。
宮坂特任教授とペロブスカイト太陽電池

-ただその後、就職予定だった小島さんを先生が客員教授の席を得ていた東京大学大学院の研究室に引き留めます。それはなぜですか。
 研究に発展の可能性を感じていたことと、ユニークだから絶やしたくない思いがありました。小島くんは1人でコツコツ研究していたので、もし彼が離れたら研究が止まってしまいます。変換効率は(20%を超えた)現在ほど向上するとは思っていませんでしたが、(研究を続ければ)一定程度は上がると見込んでおり、小島くんに頑張って欲しいと思いました。ただ、結局3年間で4%程度までしか伸びませんでした。
ペロブスカイト太陽電池はその後、英国オックスフォード大学のヘンリー・スネイス講師(現教授)が派遣し、宮坂教授の研究室でペロブスカイト太陽電池の作成法を学んだ学生が母国に戻って研究を続け、12年に変換効率10%超を達成する。これが世界の注目を集める。スネイス講師とペロブスカイト太陽電池のつながりは、宮坂教授がポスドクとして派遣した村上拓郎さん(現産業技術総合研究所)がグレッツェル教授の研究室でスネイス講師と交流したことで生まれた。

-ペロブスカイト太陽電池は変換効率が10%を超えた12年に世界の注目を集めました。
(小島くんとの研究で変換効率10%を実現できなかったことに)悔しさがありますし、そこには反省もあります。

-反省とは。
 人と人の絆作りはよくしてきましたが、(指導者として)勉強不足がありました。私がもう少し技術の中身を調べて(変換効率の向上につながる)解決策を考えて、小島くんを指導していれば…という思いがあります。残念ながら当時は色素増感の研究で一杯でした。
指導者はトップダウンで“台所”に入って細かい調査をする時間はありませんが、少なくとも「こんな材料を調べてみなさい」というヒントはどんどん出すべきです。特に教授は社会交流が広く、その交流の中で(材料などに関する)多くのネタに触れます。それを自分で握っているのではなく、学生に下ろしていく。先生がアンテナになって、見つけた情報で学生に指示を出すといった歯車を回さないといけません。

-宮坂先生の学生との付き合い方の一つとして、海外を含めて学会で積極的に発表するよう促されていらっしゃいますが、それはなぜですか。
 研究を楽しんでほしい思いからです。(学生には)学会での発表を通して自分の能力を伸ばし、できれば大学院に進んで論文を書いて社会にデビューしてほしい。私自身が味わったその楽しさを味わってほしいと思っています。

国際交流への思い
-そもそもなぜ人とのつながりを大切にされているのですか。
 一人っ子でさみしがり屋の性格からでしょう。大人になっても人が集まり、自分の周りで交流が生まれるのは楽しいですね。

-ペロブスカイト太陽電池の実用化を目指すポーランドのスタートアップ「サウレ・テクノロジ-ズ」と情報交換をされるなど国際交流にも熱心です。
 国際交流は自分の活動を広げる好機になります。国内の交流ももちろん大切ですが、国籍が異なる研究者とはやはり研究の興味関心の方向が違います。自分の価値観をリフレッシュするためにも必要だと思います。

-一方、足元では安全保障の重要性が叫ばれています。研究の国際交流に及ぼす影響をどのように感じていますか。
 「スポーツ」「芸術」「科学」は本来、国境のない活動であるべきだと思います。ただ、それほど単純ではなくなってきていることも事実です。(例えば共同研究の相手が)政治的影響を受けているかどうか事前に入念に調べる必要があるのでしょう。難しい問題ですね。

研究者の士気を高める環境を
-積水化学工業や東芝などがペロブスカイト太陽電池の実用化を目指しています。日本企業に期待することは。
 (ペロブスカイトの実用化に向けては)思い切った投資をしてほしい。大きな生産技術を作ることにぜひチャレンジしてほしいと思います。
また、企業には若い研究者の士気を高め、(自分の研究に使える新たな材料の探索などに)日頃から高い関心を持つような環境作りをしてほしいです。例えば、社内でも異分野と交流する機会を作ったり、社外と交流できるようにしたりして自分の専門分野以外からヒントを探せる環境が必要だと思います。

-研究者としての今後の展望をお聞かせ下さい。
 大きな言葉でいえば、社会貢献がしたいです。太陽電池を通して何らかの形で誰かの生活を助けるような仕事をしていきたいです。

感想
 学生の小島さんがぜひやりたいと言ったテーマをやらせたことです。
人はやりたいことをやるのが一番エネルギーを発揮するようです。
当時はまったく世界的に研究対象になっていませんでした。
青色発光ダイオードのようなものです。

 この大学名は知りませんでした。
入学偏差値は低いほうです。
でも、素晴らしい研究が世界に先駆けてできました。

 ペロブスカイト太陽電池が一躍世界に注目されたのが、太陽光の4%程度の活用だったのが、10%になったからでした。
 その研究をしたイギリスの研究者は宮坂先生のお弟子さんとの共同研究の成果だったそうです。

 熱意と人の交流、様々な分野の統合があって、ここまで来ているようです。
シリコンの太陽電池の26%にほぼ同じレベルまできています。

 残念ながら世界に特許をとる約400万円がなかったため特許をとっていないようです。逆にそれが多くの研究がなされたようです。

 日本は原子力に拘り、太陽光発電で世界の先端を走っていましたが、今は見る影もありません。
 税金を新しい分野の支援に使うことが日本の未来を明るくするのですが。


「発達障害の子どもたちが、笑顔で学校に通い続けられるように」 発達障害児者支援アプリ『Focus on』を開発 ”アプリで多くの人に”

2023-10-28 13:20:00 | 社会

 先天的な脳機能の発達の偏りによって、行動面や情緒面に特性が現れる発達障害。文部科学省の調査では、公立小中学校の通常学級に通う児童生徒のうち、1クラスあたり3人に発達障害の可能性があり※、支援策の確立が喫緊の課題となっている。そうした現状で、新たな支援モデルを構築しているのが「Focus on」代表の森本陽加里さんだ。
 「発達障害の子どもたちが笑顔で学校に通い続けられるような社会を実現したい」と語る彼女は、発達障害の当事者としての経験をもとに、発達障害の子どもが自分の特性を深く理解し、必要な支援を求められる力や、自らの力で自分を支援するスキルを身につけられるアプリ『Focus on』を開発。
 “学生起業家の登竜門”と呼ばれる「キャンパスベンチャーグランプリ(以下、CVG)」大阪大会で最優秀賞、全国大会で日刊工業新聞社賞に輝いた。2022年末に一般社団法人を設立し、起業家としての第一歩を踏み出した彼女の挑戦と、事業にかける思いに迫った。
※文部科学省 (2022). 通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について.

小学3年生の頃の自分が笑って楽しめる世界に
 矛盾したことに折り合いをつけたり、言葉の真意をうまく理解したりすることができないといった特性の影響で学校生活に悩み、小学2年生から不登校になった森本さん。約2年間、苦しい日々を過ごしたが、家庭と学校による支援体制が整ったことで5年生のときに復学。中学生になる頃には、学級委員や部活動に励むことができるようになった。だが、根本の生きづらさは解消されず、中学2年生で再び不登校に。彼女や周囲の努力は思うような結果に繋がらなかった。
 一方で、2度目の不登校の経験は、彼女が必要とする支援のあり方を問い直すきっかけとなった。「母や先生が懸命に動いてくれていたのに、うまくいかず申し訳ない。それに、私自身もなんとか復学したいのに、生きづらいままなのはおかしい」。そう考え始めた彼女の心に浮かんだのは、人生で最も苦しんだ小学3年生の頃の自分だった。「あの頃の自分でも行ける学校をつくって、自分自身が救われるようにしたいと思ったんです」。自身を救い出すための環境を自らの力で生み出すべく、彼女は動きだした。

発達障害の子どもたちが悩む現状を変えたい
 高校進学後、特別支援教育や、通常学級に在籍する発達障害児支援に関する調査を開始。海外でのインタビュー調査も行い、国内外の発達障害児支援に関する知見を深めた。
 転機が訪れたのは、発達障害支援団体の定例会に参加したときのことだった。その場にいた男の子に、小学生の頃の自分が困っていた内容を話すと、男の子はその内容に強く共感した。10年前の自分と同じ悩みを男の子が抱く現状に愕然とした彼女だったが、その出来事は彼女の心に使命感を芽生えさせた。
「他の誰かが現状を変えてくれるのを待つのではなく、私がこの現状を変えないといけない」
 発達障害の子どもたちが救われる環境を生み出すため、彼女は起業家の道を歩む決意を固めた。
 より一層活動に力を注いだ結果、「家庭と学校が共有している子どもの困り事は、子どもが本当に知ってほしい内容と違うのではないか」という課題を見出したことから、子どもと保護者がともに特性を探り、子どもと支援者が支援要望を共有できるアプリ『Focus on』を立案。同プランは「第7回高校生ビジネスプラン・グランプリ」で審査員特別賞を受賞、在学中に試作品『Focus on《mini》』のリリースをやり遂げた。

 大学進学後もアプリ開発を継続した彼女は「立命館大学Challenge奨学金」を活用しつつ、1年以上の期間を費やして約300問におよぶ質問フォームを構築。アプリを軸としたビジネスプランは、「第18回立命館大学学生ベンチャーコンテスト2021」で「きたしん未来賞」に輝いた。
 だが、ユーザーからの反応は彼女の予想とは異なるものだった 。「負担が大きくて子どもが飽きるという声があり、離脱も少なくなかった。ショックで投げやりになることもありました」と当時を振り返る彼女。それでも、「ここで投げ出したら、子どもたちが困っている現状は変わらない」という思いが背中を押し続けた。強い決意を支えに、アプリの内容の変更に着手。実現したい未来を見据え続け、 機能の簡便化と検証結果の分析を丹念に継続した。

 地道な取り組みはアプリ開発に大きな転換点をもたらした。「疲労」が発達障害の子どもにとって重要なキーワードであるという発見に成功し、アラート機能付きの疲労度測定機能と自己支援記録機能を導入。子どもたちが「頑張りすぎて、ポキっと折れてしまう」状態を防ぐことが可能になった。新たなアプリは子どもたちから高い支持を獲得し、制作は順調に進行。中期的なビジネスプランの策定も着実に進んでいった。
 磨き上げたプランは、国内最大級の学生ビジネスコンテストで高く評価された。「第24回CVG大阪大会」で最優秀賞に輝くと、「第19回CVG全国大会」ではトップ5に位置する日刊工業新聞社賞を獲得。同時期には、立命館・社会起業家支援プラットフォーム「RIMIX」 の支援を活用し、一般社団法人の設立を果たした。新たな発達障害児支援モデルを生み出すことに成功した彼女は、全国有数の学生起業家へと飛躍を遂げた。

『Focus on』を通して、優しい世界を実現したい
 年内のサブスクリプション提供を目標に、さらなる実証実験が進んでいる『Focus on』。現在は愛知県の黄柳野高等学校で試験導入が始まり、教育現場での正式導入も間近に迫っている。
 「ユーザーの方々に良いものを届けて、『Focus on』を学校教育の場で支援や理解を求めたいときに当たり前に使える福祉や概念にしていきたいです」と森本さんは意気込む。
 そんな彼女が見据えるのは、多様な人々がアプリを通じて相互理解を深められる世界だ。「発達障害の人に限らず、アプリを通じて多くの人々が互いの世界の見え方・感じ方を知り、相互理解を深めることができたら嬉しい。皆にとって優しい世界を実現したいというのが私の大きな目標です」。多くの子どもや支援者とともに、必要な支援のあり方を形づくった森本さん。『Focus on』が多くの人に使われる未来はそう遠くないだろう。

森本陽加里さん
 名城大学附属高等学校卒業。「第7回高校生ビジネスプラン・グランプリ」への出場は、発達障害の専門家に考案したプランを相談した際に、「コンテストで100位以内に入ったら詳しい話を聞くよ」と言われたことがきっかけで出場を決定。応募総数3000件以上のなかから、3位にあたる賞を受賞した。
「Focus on」という名称には、「一人ひとりの子どもに焦点を当てていく」という思いが込められているが、将来的にはFocusする人を発達障害の子どもたち以外にも展開していく予定である。

現在、「Focus on」は新たな事業の推進に向けてメンバーを募集中。
法人や事業内容について詳しく知りたい方は以下のHPをご覧ください。
公式HP:https://focuson-app.com/
アプリHP:Focus on App (studio.site)


 Focus onは、目に見えない困難や特性を持っている方が、自分について知りながら、自分の状態を安心できる人のもとにも伝える、”共有する”セルフケアアプリです。
目に見えない疲れをぽちっと入力しておくだけで、何かあったら知っておいてほしい/助けを求めたいあの人に知っておいてもらえる。そして、何かあった時にも助けを求めやすくなる、そんなアプリです。
 Focus onでは、「”見えない疲れ”を可視化し、自己理解を促しつつ、ヘルプを”出しやすい/気づきやすい状態”」の実現を目指しています。

ユーザーの感覚ベースの入力
 なかなか伝わらなかった困り事や「みんなも頑張ってるから」と聞いてもらえなかった声を入力することで、ユーザーの感覚世界を周囲に共有し、あなたの困り事や感じ方を身近に感じるきっかけになってくれるはずです。

「そろそろ休んで!」アラート発令
 疲れに気づきにくかったり、”生活の中での努力”が見えづらく周囲からも気付かれにくい疲れについて、疲れが溜まって来たり、急激に疲れたタイミングでアプリが「そろそろ休んで!」とお知らせします。

1人で難しい時は誰かを頼ってもいい。安心できる人への共有機能
 従来のセルフケアアプリは、自分で自分のことを知り、自分で何とかするものでした。でも、自分だけでは何ともならないこともある。しんどい時は、誰かを頼ったっていい。むしろ、自分の苦手や大変な部分を言葉にして、誰かに「ヘルプを出せる力」の方が大切なのではないか。そんな考え方のもと、日々の記入内容やアラートを安心できる人のもとへ届けられる、共有機能を搭載しています。

感想
 アプリを使って、自分の状態を知ることができるようです。
自分を眺める自分がいることは、生きていく上で必要な力です。
つい苦しいと、その苦しい状態にすっかり入り込んでいます。
全体が見えていません。
 ひょっとすると、すぐ隣に今の苦しみを解決できる場所があるかもしれません。
自殺したいほど苦しい場合は特に、視野狭窄に陥っている場合が多いかもしれません。
 そんなとき信頼できる人に相談する。
しかしなかなか身近に信頼できる人がいない場合も多いです。
まただれが信頼できるかの判断も難しいです。
このアプリが自分の伴走者になり、また自分の辛さを信頼できる人に伝えることもできるようです。
 そして発達障害という一見マイナスな点を上手く補いながら、プラスの面を生かすことで自分の人生を少しでも意味あるものにしていくことのお手伝いをしてくれそうです。

HPを見ていたら、”逆SST”の言葉があり検索してみました。
YouTubeでわかりやすく事例を紹介していました。
 SSTは対人関係に悩んでいる人が、対人関係をこじらせない/スムーズな対応を学ぶものですが、逆SSTは対人関係に困っていない人が困っている人の考え方や行動を学ぶもののようです。
 対人関係は難しいです。会社はまさに様々な人がいます。苦手な人もいます。
その苦手な人の多さがまさにその人の対人関係力の広さ/深さのように思います。
 私も苦手な人がいました。そのとき、思ったのは、私はその人との接点はごくわずか、その人には家族、友だちが私より多くの時間、また会社でも多くの人とその人が接していることです。
「神様が私にさらに対人関係力を高めるために、与えてくれた人」と思うようにしていろいろチャレンジしました。
 会社の対人関係は、脚本家&俳優&監督をやっているようなものかもしれません。

 あるいは誰かに相談するのが良いのでしょう。
それが苦手だと、セルフカウンセリング力を身に付けるのも選択肢の一つのように思います。

 アサーションを学び、身に付けることも大きな力になると思います。
アサーションは本を何冊か読み、当時会社はアサーションの通信講座も費用半額補助していましたので、受講しました。