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【政界地獄耳】警察は声上げやすくするより政権批判だけ排除? 「増税メガネ」ヤジに追い出す "GoogleBardで「増税メガネ」は誰ですか?と尋ねました”

2023-10-21 19:51:15 | 社会

★14日、首相・岸田文雄は参院徳島・高知選挙区補欠選挙の街頭演説を行った。徳島での街頭演説では首相の演説中に「増税メガネ」というヤジが飛び、その人物は会場から追い出されたという。思い出されるのは19年7月15日、札幌駅前で元首相・安倍晋三が参院選の遊説中に男性が「安倍辞めろ」、女性が「増税反対」と声を上げただけで警察に即座に取り囲まれ移動させられた事案だ。同時期に全国で同様のことが起きた。

★武器どころか拡声器なども持たない個人の出来事だ。その後、市民2人は道警側を訴え1審の札幌地裁は「原告らの表現の自由が侵害された」と賠償を命じ、2審判決で札幌高裁は女性については「囲んで移動させ、聴衆エリアに行かないよう引き止めたりしたほか、その後も長時間にわたってつきまとったのは警察官職務執行法の要件を満たさず違法だ」としたが、男性については「ヤジを飛ばして隣にいた人といさかいになったほか、その後も演説車両に詰め寄って大声を上げるなどした。警察官が直ちに阻止しなければ物を投げるなどの危害が加えられてしまうと判断したことには客観的合理性が認められる」と1審判決を取り消し訴えを退けた。現在は双方が上告し裁判は続いている。一方、北海道放送がこの一部始終をカメラに収めた「ヤジと民主主義」と題したドキュメンタリーを放送、番組はギャラクシー賞や日本ジャーナリスト会議賞を受賞。12月には「ヤジと民主主義 劇場拡大版」として劇場公開される。そのさ中の出来事だ。札幌の男性も警官に取り囲まれなければ事態は大きくなっていただろうか。

★「増税メガネ」は北海道のそれに当てはまるか。90年代半ばから小学校ではあだ名はいじめの温床になると、あだ名を使わなくなったという。国会の中には「ヤジ将軍」とか「ヤジは国会の華」などと許容されている。国民が政治に声を上げやすくすることが大切と思っていたが、今の警察は政権を応援する声には反応せず、批判だけ排除する。(K)

感想
GoogleBardに質問しました。
増税メガネとは誰のことですか?

回答
増税メガネとは、岸田文雄内閣総理大臣のことです。2023年8月25日、岸田首相は、退職金や通勤手当などに課税する「サラリーマン増税」を検討していることを明らかにしました。この発表を受けて、SNS上では「増税メガネ」というあだ名が広まりました。

岸田首相は、消費税率を10%に引き上げた2019年以降も、財政再建を理由に増税を主張してきました。また、2022年1月には、防衛費をGDP比2%に引き上げることを表明し、増税による財源確保を示唆しています。

岸田首相の増税政策は、国民から強い反発を受けています。2023年8月の世論調査では、増税に反対する人が6割を超えています。

なお、岸田首相は「増税メガネ」というあだ名を否定しています。

具体的には、以下の2つの理由から、岸田首相に「増税メガネ」というあだ名がつけられたと考えられます。

  • 2023年8月25日に、退職金や通勤手当などに課税する「サラリーマン増税」を検討していることを明らかにした。
  • 消費税率を10%に引き上げた2019年以降も、財政再建を理由に増税を主張してきた。

このあだ名は、岸田首相の増税政策に対する国民の不満を象徴するものと言えるでしょう。

「増税メガネとは、岸田文雄内閣総理大臣のことです。」
ということは、岸田首相のあだ名になります。
あだ名を叫ぶと警察に囲まれたり、追い出されることになるようです。

警察官は忖度なのか、上司から指示されているのか?
ただ、言えることは、岸田首相は言われたくないのでしょう。
それは中らずと雖も遠からずとご自分で認識されているのかもしれません。
日本の首相ですから、ヤジくらいでビクビクせずに堂々としていただきたいです。
逆に首相補佐官から警察庁長官に圧力かけて、「そんなことでいちいち忖度するな!」と言っていただきたいです。
木原元副長官の妻の夫殺害疑惑の再調査を停止させることができるのですから。

万博建設費増額、甘かった協会の見通し 各方面から批判噴出 ”甘かったのは大阪府も同じ”

2023-10-21 02:25:35 | 社会

大阪・関西万博の会場建設費が、これまでの1850億円から500億円増の最大2350億円となることが20日、正式に報告された。日本国際博覧会協会は資材費や人件費の高騰を増額の理由とするが、これらへの懸念は昨年時点で経済界などから指摘されていた。ぎりぎりまで増額の判断をしなかった協会の見通しの甘さに、各方面から批判が噴出している。 
 「1850億円の範囲内で建設を行うミッションを与えられ努力してきたが、不十分ということで苦渋の決断をして(増額を)お願いしている」。建設費増額の報告後に大阪市内で記者会見した協会の石毛博行事務総長はこう釈明した。 建設費は政府、大阪府市、経済界の3者が等分負担する。これまで1者あたりの負担は617億円だったが、増額により単純計算で160億円超の追加負担が発生する。 
 増額の報告を受けた大阪府の吉村洋文知事は「説明は不十分だ。協会に改めて質問し、回答を踏まえて判断したい」と厳しい表情で語った。 建設費が令和2年12月に1250億円から1850億円に引き上げられた際、井上信治万博担当相(当時)は「新型コロナウイルス禍で負担を強いられている中だが、国民が盛り上がる万博にするのがわれわれの責任」と言及。吉村氏は「コストを上げるのはこれが最後だ」と述べていた。 その後、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などで資材や燃料価格の高騰が続き、予算は逼迫(ひっぱく)。
 経済界で寄付集めの旗振り役を務めてきた関西経済連合会の松本正義会長は昨年11月の会見で「以前から(1850億円で)足りるのかと何度も言ってきた」とした上で、建設費の上振れを容認する考えを示した。 それにもかかわらず、協会は「ただちに見直し議論が必要な状況ではない」などと従来の主張を崩さなかった。その根拠として、協会は最初に増額した際に物価上昇分を織り込んでいることなどを挙げていた。 実は協会内でも、想定を上回る物価上昇などで「増額は避けられない」との意見も出ていたが、予算膨張の批判を避けたいトップの判断が遅れた。
 石毛氏は20日の会見で「昨年段階で(増額を)お願いするという認識はなかった」とした。 松本氏は産経新聞の取材に対し、「協会は土壇場で(1850億円では)できないと言ってきた。負担する国民に対する説明が不足しているし、不誠実な態度だ」と批判した。(井上浩平)

感想
令和2年12月に1250億円から1850億円
吉村氏は「コストを上げるのはこれが最後だ」と述べていた。
⇒吉村府知事は根拠のないことを言われたのか、嘘つきだったのか?

1850億円から500億円増の最大2350億円
大阪府の吉村洋文知事は「説明は不十分だ。協会に改めて質問し、回答を踏まえて判断したい」と厳しい表情で語った。
⇒吉村府知事、質問してから判断と言われているが、負担しないければ誰が負担するのでしょうか?
建設費は政府、大阪府市、経済界の3者が等分負担する。
大阪府の負担を政府に求めるのでしょうか?

関西経済連合会の松本正義会長は昨年11月の会見で「以前から(1850億円で)足りるのかと何度も言ってきた」
⇒協会は問題を先送りしてきたが、どうにもできなくて泣きついてきたのでしょう。

それにしても未来のないことにお金を使うのが維新はお好きなようです。
維新だけでなく、自民党も、それを支援する公明党も同じようです。
もっと若者支援、貧困者支援で頑張れる社会にお金を使っていただきたいです。

藤井聡太が語った「“勝ち”ではなく“負けない”ことにこだわる」ということ

2023-10-21 01:36:18 | 社会

藤井聡太七冠(21)が10月11日、第71期王座戦5番勝負第4局で、先手の永瀬拓矢王座(31)を138手でやぶり、3勝1敗で前人未到の「八冠」を達成した。次々と記録を塗り替え、驚異的な勝率で勝ち続ける20歳の強さの源とは――。
「死ぬまで努力」の稀代の名経営者・丹羽宇一郎氏との対話から見えてきた異次元の天才の頭の中身――藤井聡太、初の対談本『考えて、考えて、考える』から取り上げる。

心の強さを維持する秘訣
丹羽  よく「実力以上に力が出た」などと聞きます。藤井さんも、謙遜なのかどうか、「実力以上の結果が出ました」とおっしゃる。これは本当にそうなんですか?

藤井  それは「実力」をどう捉えるかにもよる気がします。実力が、例えば将棋をたくさん指したうえでの平均値だとすれば、もちろん実力以上の力が出るときもあれば、実力以下のときもあるということになります。自分はけっこう、それに近い捉え方はしています。

一方で、「自分の力を出し切れた」、あるいは「出し切れなかった」などと言われる方もいますが、そのとき出たものが実力の一つだとも思います。多少変動することがあっても、実力とは、その集合体のようにも思います。

丹羽  将棋の世界では、何勝何敗という形で、良くも悪くもはっきりと結果が出ますしね。それは他人が見ても、自分が見ても、変わらない事実ですね。

藤井  棋士は勝敗で明確に結果が表れるので、強い人は周りからも強い人だと思われているし、評価ははっきりと出るような気がします。

丹羽  ビジネスパーソンの実力の評価は、もっと曖昧なんです。僕が入社した頃、課長に怒られたんですよ。「お前、自分で自分を評価しているんじゃないか。『俺は優秀だ』、『俺は偉いんだ』と思っているんだろう。人間というのは自分に甘いから、自分の本当の力が仮に100点だとすると、自分では150点くらいだと思っている。でも他人から見ると、50点とか、良くて70点くらいなんだ」と。他人の認識、自分の認識、本当の実力と、すべて乖離しているものなんです。実際、僕は自分のことを150点じゃないかと思っていたから、これは反省しなきゃいけないなと思いましたね。そこから、僕はちょっと謙虚になったんじゃないかな。

藤井  自己評価というのは、なかなか難しいものですよね。

丹羽  自己評価を高めるためには、「俺はここまで、これ以上できないというくらいに真剣に取り組んできた」と、自分の努力に対して自信を持つ必要があります。それが心の強さを維持する秘訣になるんですね。

これは、京都大学アメリカンフットボール部を30年以上指導し、四度の日本一へ導いた名将、水野彌一さんに聞いたんです。頂点を目指すような大試合の当日になって、もう負けるんじゃないかと弱気になって心が騒ぎ、「しまった、もうちょっと頑張っておけばよかった。あれをやっておけばよかった」などと思うようじゃ勝てない。そうじゃなくて、「今の実力をそのまま出せばいい、これが俺なんだ」と思えれば勝てる。つまり、人事を尽くして天命を待つという心境になる。でも、その境地へ至るには、「もうこれ以上できない」と心の底から思えるくらい練習をやりきってきたという本人の気持ち、日々の達成感が必要なんだ、と。これは「三昧境(無我の状態、忘我の境地)」と呼ばれる境地のことです。

この達成感こそが、自己評価においてものすごくウエイトが大きいんじゃないかと僕はずっと思っているんです。だからいざというときに「しまった、あれをやっておけばよかった」と思わないよう、日頃からやるべきことは早々に片付けておいたほうがいいんです。後回しにばかりしていたら、いざというときに「自分はやりきっている」とは思えないですよね。

藤井  おっしゃる通りだと思います。
「勝ち」を目指すな、「負けないこと」を考えろ

丹羽  ゴリラの研究をしている京都大学前総長の山極壽一さんが、ゴリラのリーダーは相手に勝つことよりも、負けないことを考えるんだと言っています。これは将棋の世界にも当てはまるんじゃないかなと思っていて。

勝つことを目標にすると、邪念が入る。早く昇段したいとか、勝って賞金が欲しいとか。負けないことを目標にするほうが、結果的に長く勝てて、強いと思うんです。負けないことには限界がない。負けないとは、自分の心に負けないことだから。難しいけれども、勝ちたいというより、そういう思いを持ったほうがいいんじゃないかと思うんですね。藤井さんはどう思いますか?

藤井  自分も最近は対局に臨むときに、勝ちたいという気持ちじゃなくて、「一つ一つの局面に、なるべく最善に近い手を探して選択していきたい」と思っています。将棋で負けるときには、必ずどこかで自分が悪手を指している。逆にその悪手を指さなければ、負けがそれだけ遠ざかるというか、負けにくくなる。最後には勝敗は必ずつきますけど、それは最初から意識することではないかなと思っています。

丹羽  僕が何十年もかけて感じた経営の真髄を、この歳ですでに感じているんですね。よっぽど経験を経て、悔しいときに考え抜いた人じゃないと、なかなかそういう言葉は出てこない。

勝つことだけ目指している人は、勝てなくなったらそれで終わり。ところが負けないと考えていた人は、いろいろな面で負けないようにするわけだから、なかなか長生きもすると思います。

じゃあ負けないようにするにはどうすればいいのか。やはり心の持ち方ということになります。人生は最終的に、「心の強さ」に行きつくと思いますね。

研究時間にノルマを決めない
丹羽  ところで、「どうしても今日は将棋の研究をする気が起きないな」といった日は、藤井さんにはないですか。おっしゃっていた「将棋を指したくないとか、駒に触れたくないなどと思ったことはないです」というのは、本当なんですか?

藤井  はい、将棋をまったくやりたくないと思ったことはないんです。でも日によっては、あまり気分が乗らないことももちろんあります。基本的には、そういうときには無理して頑張ることもないのかなと思っているので、無理はしません。

丹羽  絶対に一日3時間以上研究しようとか、ノルマみたいなものはとくに決めてはいないんですか?

藤井  はい。とくにストイックな性格などではなく、けっこう普段も、気の向いたときに研究をする感じなんです。

丹羽  将棋の研究は、具体的にどういうことをしているんですか?

藤井  愛知県に住んでいますと、研究会などの機会は東京・大阪に比べて少ないので、盤を挟んでの実戦となると公式戦が多くなってしまいます。今は将棋AIがあるので、普段はそれで将棋の研究をしています。AIと対戦したり、棋譜を見て気になった局面は盤に駒を並べてみたり、AIによる評価値を見たり……あとは詰将棋を解いたりといったことですね。

丹羽  他に、毎日10キロ走るとか、毎朝早く起きてこれをするとか、何か一生懸命やっていることはないんですか?

藤井  自分では、とくにそんなに決めてやっていることはなくて、自然に将棋を続けることがいちばんいいのかなと思っています。

丹羽  やる気の起きない日に、モチベーションを上げるためにしていることなどはあります?

藤井  そういうときは、他の棋士の方の対局を観戦します。自分には気付かない手など、自分と違う発想を見ることができるので、割と普段からよく観戦しています。

丹羽  対局の動画を見るんですか?

藤井  公式戦の一部の対局については、スマホのアプリで棋譜を見ることができるので、それを使って見ることのほうが多いです。自宅のリビングのソファーでくつろぎながら、対局の中継動画を見ることもあります。

努力の方法に“正解”はある?
丹羽  努力できるかどうかも、才能の一つです。ただもう一つ、僕が藤井さんに聞きたいのは、「死ぬほど努力すればできないことはない」といわれるけど、どれだけ努力してもどうしてもだめだという場合もあるでしょう?

僕の友人の子どもが将棋のプロを目指しているけれど、努力しても努力しても「奨励会三段リーグ」を抜けられない、プロになれないんですよ。三段リーグでは上位2人に入らないと、プロにはなれないそうですね。そして奨励会には年齢制限があって、基本的には26歳までにプロになれなければ、辞めなければいけないんですよね。

藤井  はい。三段に上がると、関東奨励会と関西奨励会をあわせてのリーグ戦が、半年に一度行われます。40人近い三段が半年で18局戦い、そこで上位2人に入ると、四段に昇段し、正式に棋士となります。

丹羽 奨励会は関東と関西だけなの?

藤井  はい。奨励会は、東京の将棋会館と、大阪の関西将棋会館の二ヵ所で行われています。将棋会館があるのも、関東と関西だけなんです。囲碁の「日本棋院」の場合は、東京本院、関西総本部、中部総本部と、名古屋にも拠点があるので、囲碁界が羨ましいなと思っています。

丹羽  愛知県には将棋会館も奨励会もないんだね。先ほどの「研究会の機会が少ない」というのも、そういう理由なのか……。

話を戻すと、僕の友人の子などのようになかなかプロになれない人は、努力が足りないのか、努力の方法が間違っているのか、正しく努力しているのに結果が出ないのか。どう思いますか?

藤井 将棋は強くなるための方法論というのが、まだはっきり確立されていないんです。これをやれば必ず強くなれるという方法は、まだないので。

丹羽  ないよね。そんなものがあったら、皆強くなれますよ。誰もが努力だけで夢を叶えられるなんて、残念ながらあり得ないよね。やはり才能的にどうしようもない部分もある。例えば司法試験も、いくら努力しても受からない人もいれば、まあまあの努力であっさりと受かる人がいる。将棋の世界にもそういう、あなた以上に努力をしていて四段になれなかった人、いるんじゃないですか?

藤井  それはやはり、そう思います。なので、将棋も「努力したら、必ず成果が出る」という世界ではないのかなと。そんななかで、自分なりの強くなる方法を見つけられることが、大事なんじゃないかと思っています。

丹羽  じゃあ、どういう資質の人が将棋に向いているんでしょう?

藤井  自分も昔からすごく負けず嫌いだったので、負けず嫌いはとくに子どもの頃に、伸びる傾向があるのかなと思います。負けず嫌いだと、将棋に打ち込む時間も長くなりますし……。

ただもっと上のレベルになるとそれだけではなくて、自分の弱点や短所を自分で把握して、改善できるかどうかがポイントになってくるでしょうか。

丹羽  それは言わば「努力の集中力」ですね。藤井さんには優れた集中力があるんじゃないかなと思うんですよ。絶えず、真剣勝負みたいな努力をしているんじゃないのかと思うんです。

自分に合った上達法を見つける
丹羽  あなたが他の人を見ていて、「こういうふうにやったら、この人はもっと強くなるんじゃないかな」と思うようなことはありますか?

藤井  やはりそこも、はっきりとした正解を見つけるのは難しいんですけど……。将棋の上達方法として考えられているものはいろいろとあるのですが、人によって必ず、その中での向き不向きがあると思います。その中から、自分に合った方法を知るのが、一つ大事なことなのかなと思います。

丹羽  向き不向きとは、具体的には何でしょう?

藤井 例えば自分の場合だと、昔から詰将棋を解くのが好きでした。詰将棋は、王手の連続で玉を詰ませるというルールの、複雑で分岐が多いパズルの一種です。一方で、プロの棋譜を将棋盤の上で再現して学ぶ「棋譜並べ」は、昔はほとんどしなかったんです。でも仮に自分が小さい頃に棋譜並べをしていたら、もっと力が伸びたのかというと、そういうことはないと思います。自分はやはり詰将棋を解くのが好きで、向いていたからこそ、将棋が強くなれたのかなと思うんです。

丹羽  藤井さんは、「詰将棋」が強いことでも有名だそうですね。詰将棋はいつ頃から始めたんですか?

藤井  将棋を始めたのが5歳の夏なんですが、冬には地元の「ふみもと子供将棋教室」で、一手詰、三手詰を解くようになりました。詰将棋も、好きだから自然に続けてきたんです。奨励会二段で小学6年生のときに「詰将棋解答選手権 チャンピオン戦」で初優勝することができました。

丹羽  トッププロが何人も出場している大会で2019年まで五連覇中なんですって? それはすごいな。

藤井  2020年と21年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でチャンピオン戦は中止になってしまいました。チャンピオン戦は毎年の楽しみなので、残念でした。
関連記事『藤井聡太 天才をつくった家庭環境』もあわせてお読みください。<文・藤井 聡太 >

感想
 負けない手を打つ。
勝つ手を厳しく一歩間違えると逆転される場合もあります。
勝ち切るときは勝つ手を勇気を持って選択することなのでしょう。

 AIの登場で、将棋が想像以上の難しさがあったことがわかりました。