幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

電通に「ブラック企業大賞」=弁護士や大学教授らが選定 ”ブラック企業に仕事を依頼しない”

2016-12-28 08:54:54 | 社会
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016122300378 2016年12月23日
 労働問題に詳しい弁護士や大学教授ら11人でつくる「ブラック企業大賞実行委員会」は23日、2016年のブラック企業大賞に大手広告代理店の電通を選んだと発表した。

 ブラック企業大賞は2012年から始まり、今年で5回目。長時間労働やパワハラなど過酷な条件下で労働者を働かせる「ブラック企業」として問題になった企業の中から、同委員会が毎年大賞を選んでいる。
 電通では昨年12月25日に新入社員だった高橋まつりさん=当時(24)=が過労で自殺し、今年9月に労災と認定された。これを受け、11月には東京労働局などが本社と3支社を労働基準法違反容疑で強制捜査している。

感想
ブラック企業に仕事を依頼しない。
ここまで徹底できるとブラック企業は減るのだと思います。
電通は一般消費者向けに商品やサービスを提供している会社ではないので、イメージに関してはそれほど重く見ていないのでしょう。
そのために、前にも社員が過労死で亡くなり、労働基準局から指導されていても、それを重く受け止めてなく同じ過ちを繰り返しました。
電通の幹部を書類送検するとのことです。
株主総会で、電通にCMを依頼しているかを問いただして、そのようなブラック企業に仕事を依頼しないで欲しいとすることで、企業の姿勢が良くなっていくのではないでしょうか。








AV強要、女性「もう消えたい」 支援団体にSOS増加 ”誰かに相談する。一人で悩まない”

2016-12-27 15:16:36 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJDP7S7ZJDPPTFC01Q.html(朝日新聞)
 若い女性がアダルトビデオ(AV)への出演を強要される被害が、あとを絶たない。言葉巧みに誘われて出演の契約書にサインさせられ、断れば違約金を求められ、追い込まれてしまうケースが目立つ。支援団体は「一人で悩まず、すぐに相談を」と呼びかけている。
■寂聴さんら支援へ研修会
 2009年に結成された支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS〈パップス〉)」に寄せられた相談件数は、14年に36件、15年62件、16年(11月まで)93件と増えている。深刻な相談を伝えたあと、自殺した女性もいるという。なかには、男性の同性愛者向けのビデオに出演を強要された男性の相談もあるという。
 AV被害の実態を調べようと、警察庁は今年、全国の警察に寄せられた相談件数を初めて集計し、11月に公表した。それによると、6月までの2年半で22件にのぼる。
 被害に苦しむ女性を救おうと、若い女性の支援に取り組む「若草プロジェクト」が今月11日、京都市で研修会を開いた。
 プロジェクトの呼びかけ人代表は、僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(94)と元厚生労働事務次官の村木厚子さん(60)。各地で活動する支援者ら約50人が参加し、PAPSがAV被害の実例を紹介した。
 都内の大学に通う女性は新宿駅で、モデルのスカウトマンと名乗る男に声をかけられた。話を聞くだけならと、写真スタジオに行くと、学生証のコピーをとられた。水着や上半身裸の姿を撮られ、「人気アイドルも通った道だから」とAV出演の契約書にサインさせられた。
 女性は、いったん家に戻り、3日後に電話をし、撮影を断った。すると、「違約金を払え。親や学校に知られてもいいのか」と脅された。さらに「断るなら事務所に来て」と言われ、行くとその場でレイプされ、撮影された。その後も怖くて抵抗できず、何度もAVに出演させられた。女性は相談に来たとき、「死にたい、苦しい」「もう、消えたい」と訴えていたという。

感想
「私は障害者向けのデリヘル嬢」 大森みゆき著 ”障害者も同じ”
「女子大生風俗嬢」中村淳彦著 ”学生の貧困と学業の狭間で”
をブログで紹介しました。
社会的な背景と性風俗の役目との関係が紹介されています。

一方、この記事のように、騙してあるいは強制してAVに出演させていることも後がたたないようです。
振り込め詐欺約393.7億円の被害(2015年)と相変わらず多くの被害が発生しています。
AV強制も含め、一人で考えて行動せずに、誰かに相談することが先ずやることのようです。
最近は、彼が騙して性風俗に彼女を働かせてお金をだまし取ることもあるそうです。
お金が絡むと、”おかしい”と先ずは思うことなのでしょう。



「サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」正垣泰彦著 ”一緒に仕事をしたい”

2016-12-27 15:04:48 | 本の紹介
学生時代、アルバイトばかりしていたが、最後にしたのが飲食店の皿洗い。その時の仲間に「おまえと一緒に働きたいから、ぜひ店を開いてくれ」とおだてられて始めたのが、千葉で開店した「サイゼリヤ」だった。最初の店は、青果店の2階で人目につきにく場所にあった。それでも「お客さんなんて簡単に来るものだ」と高をくくっていたら、これが全く来ない。
深夜まで開ければ集客できるだろうと営業時間を朝4時まで延ばしても、地元のならず者のたまり場になっただけ。しまいには客同士のけんかで石油ストーブが倒れ、店が燃えてしまった。開店からたった7か月後のことだ。
母に「あの場所(火事に遭った店)はお前にとって最高の場所だから、もう一度、同じ場所で頑張りなさい」と言われ、再開するなら違う場所と思っていたが、同じ場所で店を再開することに決めた。お客様が来ないことを立地のせいにしないで、お客様が来てくれるようにひたむきに努力することが最高の経験になると、母は教えてくれた。
メニューの価格を5割引きにした。それでも来ないから最終的には7割引きにまで引き下げた。
すると客数が1日20人から、一挙に600~800人まで増えた。

・みなさんには金儲けとか私利私欲ではなく仲間を幸せにするとか、社会貢献するような目標を持つことを勧めたい。そして、自分が描くビジョンを照れずに言い続けることだ。
・ビジネスとは心を磨く修行の場
・「ありのまま見る」とは、利他の精神を持ち、社会への貢献を前提にするということだ。
・成功体験から学ぼうとする人がいるが、成功とはほとんどの場合、“まぐれ”みたいなものなので、そこから何かを学ぶのは不可能に近い。失敗を繰り返し、その経験から学んでこそ、成功に近づける。
・みんなが、より楽に仕事をできるようにする方法を考える。
・社員の仕事上の能力を左右するのは、知識が2割、経験が7割、経営哲学の理解が1割といったところだと思っている。つまり、能力を一番左右するのは、経験を積ませたかどうか、だ。
・経営者として会社を大きくしたいなら、料理以上に教育への関心が持てなければならない。
・頑張っている人を見たら、ほめてあげるのもよいが、もっと大切なのは従業員を公正に「評価」することだ。
・サイゼリヤでは1年間に店長の5%が降格し、店長の補佐に戻る。そこから店長に再度、昇格する人は昔の仕事の進め方を反省しているから、前とは違って各段に仕事ができるようになる。そのうえ、仕事ができない人たちの気持ちも分かるから指導もうまい。
・人を育てるうえでは大切な前提条件がある。それは「仕事」の内容と、その「評価」、「報酬」、「教育」の4つがリンクしていることだ。
・当社の中で「変わらないこと」は、経営の目的の「お客様に喜んでもらうこと」と「社員に喜んでもらうこと」という2つの考え方だけで、後はすべて変えてきているということだ。

感想
仲間から一緒に仕事をしたいと言われるのですから、きっと友達思いなのでしょう。
会社の方針に、働く仲間に十分な収入を確保したいとの思いも素晴らしいです。

粗利益が70%のA店と50%のB店があると、必ずしもA点が良いとは限らない。
お客様に食材など良いものを提供していないと、いつかお客様が離れていくリスクがあるからだとありました。
そこにはお客様に喜んで欲しいとの気持ちがあり、それを具現化しようとの行動があるのだと思います。

・お客様に喜んでもらう
・働く従業員も喜ぶ
・投資家も喜ぶ
このバランスが大切なのでしょう。
そしてそれが継続につながるのだと思います。




「私は障害者向けのデリヘル嬢」 大森みゆき著 ”障害者も同じ”

2016-12-26 08:36:00 | 本の紹介
そんな東田さんに徐々に変化が見られた。
本人も「これが一番のリハビリになるんだよね」
というように会を重ねるごとに、少しずつだが体が動くようになってきたのだ。最初の頃、ほとんど動かなかった右手が私の胸を触るために動くようになってきたし、服の着脱のときも、お尻を浮かせたり、寝返りを打たせるときに、今までは私のちからだけだったのが、本人の意思と力も加わって、横に向けるのが楽になったり。
食欲、睡眠欲と同じように性欲は、人間の三大欲求のひとつなんだとあらためて実感した。性欲が刺激され、解消されれば、何かが変わっていくのかもしれない。

障害が重い場合、隣に家族がいるところでセックスをすることもあるそうです。
服を脱がすことができても着せることができないために、家族にお願いしたりすることもあったとありました。

言葉が話せないために、気持ちが良いのか、これでよいのかもわからないこともあるそうです。

このシステムでしか女性とハグしたり、セックスすることがないのです。

感想
障害者の性の問題は従来はタブーになっていました。
しかし、障害者も同じように性の問題を抱えています。
手が不自由な人は、自分でオナニーをすることもできません。

河合 香織著「セックスボランティア」を10年前に読み、障害者の性の問題に気付きました。
なかなかオナニーを手伝ってくれる女性のボランティアはいません。
そのため、施設の男性職員がオナニーを手伝っている人もいると紹介されていました。
数少ないセックスボランティアの女性ボランティアもいましたが皆無に近い状況でした。
その本では、海外では、障害者専用の性風俗のお店があり、公的支援もあると紹介されていました。日本でもボランティアとしてではなく、お金でできるようになればと締めくくられていました。

それが、今ではネットで調べると障害者専用の性風俗(デリヘル)がいくつもありました。
性の問題は人間が抱えている問題でもあり、子孫を残すためにプログラミングされている仕組みでもあります。
性の問題をどう乗り越えるかは若者の一つの課題でもあります。




「女子大生風俗嬢」中村淳彦著 ”学生の貧困と学業の狭間で”

2016-12-25 13:08:12 | 本の紹介
奨学金問題に警告を発する中京大学大内裕和教授
沖縄は酷いことになっていた、母子家庭などで親の世帯収入が低く、奨学金とアルバイトで生活を支える沖縄の大学生の経済的貧困は、想像を絶したものだった。
奨学金制度は無利子から、金融事業として展開し、年利は上限3%、奨学金とは名ばかりで利子で利益をあげる金融ビジネスになっていた。
「平成24年度学生生活調査」によると、
全学生のうちの奨学金を受給する者の割合は大学昼間部で52.5%、大学院修士課程で60.5%、博士課程で、66.2%と過半数を大きく超えている。大学生の半数以上が数百万円の負債を背負って社会にでるという現実は異常としか言いようがなく、歴史的にも前例のない事態だ。
「おっしゃる通りです。今の大学生は経済的に大変なことになっている。性風俗でアルバイトする女子学生も、それはたくさんいるでしょう。経済的に破綻しているのだから、当たり前の話です。今の学生たちは日本学生支援機構が仕掛ける“奨学金”という貧困ビジネスの被害者ともいえます」

男子学生の中には、彼女として、その彼女に性風俗に通わせ、そのお金を二人のための投資をしていると騙して、彼女が稼いだお金を巻き上げている男性もいる。彼女は2年後の結婚を夢見て性風俗でお金を稼いでいる。彼女の性風俗で働かせている口実は「僕は彼女が寝取られ(他の男性にセックスされている)願望がある」だった。彼女は彼が喜ぶならとして男性の紹介する店で働いている。女性が働くと、女性の売り上げの1割がキックバックとして男性の懐に入る。この男性はそれだけではなく、上手い投資先があるから自分にお金を預からせてほしい。二人のためにと言っている。インタビューした時も騙せれているとは夢にも思っていなかった。

感想
大学に入るためのお金、授業料&生活費、卒業後の奨学金の負債。
今の学生は厳しい環境に置かれていることが伝わってくる本でした。
将来のための選択肢が今はそれしかない。
手段に問題があっても大学を卒業して正規のそれなりの会社に入らないと、貧困の将来が待っているとのことなのでしょう。

若者が苦しむ社会に未来はありません。
今こそ、社会が政治が対応すべきなのでしょう。