平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

逃げるは恥だが役に立つ 第10話~どんなにカッコ悪くても無様でも、大切な人から逃げてはダメだ

2016年12月14日 | 恋愛ドラマ
「逃げてもいい。
 恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことの方が大切で、
 その点においては異論も反論も認めない」

 これが平匡(星野源)の<生き方のセオリー>なんですよね。
 ひとりで生き、理論の壁をつくり、失敗することには手を出さない。
 しかし、みくり(新垣結衣)に関しては違っていた。
 平匡は走る。

「だけど、ここはダメだ。
 大切な人から逃げてはダメだ。
 失いたくないのなら、どんなにカッコ悪くても無様でも」
 ………………

 逃げなかった平匡。
 その結果、得たものは、
〝36年目の新しい朝〟
〝みくりさんとのイチャイチャタイム〟
 平匡~~っ、うらやましいぞ~~~!!
 つーか、許せん!!(笑)
 こうなったら、『新婚さん、いらっしゃい』に出演しなよ!
 世間に恥ずかしいイチャイチャを見せつけろ。

 人間、時には<生き方のセオリー>を変えてみるのも大事なんですよね。
 最初は無様で失敗するかもしれないけど、きっと新しい何かが得られる。
「壁の外にこんな世界があったとは」と気づくことができる。

 今まで平匡は<プロの独身>として、ひとりの世界にいることで穏やかに暮らし、心の安定を保っていた。
 しかし、みくりとの生活でも安心でき、心の安定を保てているらしい。
 それは「今ここにある世界が信頼できるから」。
 よかったね、平匡、信頼できる人を見つけられて。
 餃子づくりをしたように、ふたりになれば世界は2倍に拡がる。
 ………………

 しかし、舞い上がった平匡は……。
 高級レストランで、王子様モード!
 平匡がキラキラの王子様に!
 でもね、みくりが求めているのは、そんな平匡じゃないんだよな。
 求めていたのは、誕生日の前倒しの焼き鳥屋デートであり、〝お寺が似合う平匡さん〟。
 すれ違うふたり。

 プロポーズにも理屈を持ち出してきた。
 籍を入れて、現在の契約結婚を破棄し、みくりの家事を無償にする。
 そうやって浮いたお金を家の購入や子育てに使う。
 平匡にしてみれば悪気はなく、合理的な将来設計なんだろうけど、言われた方にとっては<好きの搾取>。
 好きだから相手に何でも要求できる、と言われたのと同じ。

 これが人と人の難しさですよね。
 ふたりの世界が違っているのは当然で、共有して2倍になることもあるけど、ぶつかり合うこともある。
 いや、むしろ、ぶつかり合うことの方が多い。
 だから、人の世から争いごとが絶えない。
 となると、壁をつくってひとりの世界にいた方が楽?

 それと、恋愛は盛り上がっている時は楽しいんですよね。
 でも、安定期に入ってしまうと……。

 さて、ふたりの出す結論は?
 ふたりは理屈っぽいから、新しい契約形態が必要なのかもしれません。


コメント
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