今までの契約ではうまくいかなくなってきた平匡(星野源)とみくり(新垣結衣)の現実。
これまでは、〝火曜日はハグの日〟といった追加で何とかなっていたのに今は違う。
そこで、ふたりは新しい契約形態をつくろうとする。
<共同経営責任者>という形態だ。
ふたりは話し合う。
真田丸~~! で話し合う。
しかし、どうも的確な契約形態をつくれない。
そりゃあ、そうだよね。
今までは<雇用主と家政婦さん>の拡大版で収まっていたけど、ふたりの間には<愛情>という要素が入ってきてしまった。
とても契約書の文面で対応できるものではない。
愛情を文書化するなんて、もともと無理な話。
でも、ふたりはこれにこだわる。
フツーの人なら、結婚したら家事の分担はこうで、お財布はこうで、と何となく決める所だが、ふたりは<共同経営責任者>という形で話し合う。
理屈っぽいふたりならでは。
でも、このやり方が平匡とみくりの始まりであり、ふたりには一番しっくり来る。
夫婦の形は、さまざまなのだ。
……………
「生きていくのって面倒くさいんです」
これは名言ですね。
恋愛でも仕事でも人間関係でも放棄してしまえば楽なのに、みんな、面倒くさいことをしてる。
みくりの<青空市>なんかもそう。
別にやらなくてもいいのに、積極的に苦労を買って出ている。
でも、これが〝生きる〟ということなんだろうな~。
平匡が言っていたけど、
「面倒を避けていったら死に近づく」
そして、自分がやった面倒なことを評価し、感謝してくれる人がいるっていうのはすごい喜び。
みくりの青空市も感謝してくれる商店街の人がいて、評価してくれる平匡がいるから、嬉しくなる。
人は、面倒を繰り返し、他人からちょっと褒められて、喜びを感じて生きていくのだろう。
………………
<呪縛>ということも語られた。
・49歳だから17歳下の男と恋愛できない。
・おっさんのゲイだから会えない。
百合(石田ゆり子)も沼田(古田新太)も、そんな呪縛に囚われている。
〝不自由な大人たち〟
それは平匡やみくりにも当てはまる。
・平匡は〝30男の童貞〟という呪縛。
・みくりも〝小賢しい女〟という呪縛。
でも、みくりは平匡が童貞であることにまったくこだわっていなかった。
悩んでいたことがバカらしいほどに、あっさりと受け入れてくれた。
平匡も同様だった。
平匡はみくりに言う。
「小賢しいって相手を下に見ていることですよね。
僕はみくりさんが小賢しいなんて思ったことはありません」
みくりが<呪縛>から解放された瞬間だ。
平匡がみくりによって〝童貞〟という呪縛から解放されたように、みくりも平匡に拠って解放された。
これで、ふたりは本当のパートナーになったのだろう。
………………
最後はこれ。
「みくりさんが閉じたシャッターは、いつか僕が閉じたものと同じかもしれない。
だとしたら、僕は開け方を知っている。
何度も何度もあきれるほど見捨てずにノックし続けてくれたのは他の誰でもない、みくりさんだ」
ノックし続けること。
これも大切だな~。
百合と風見(大谷亮平)のことだって、風見がノックし続けたから、ああなった。
逃げるは恥だが役に立つ。
でも、時には逃げずにノックし続けることも大切。
平匡とみくり。
ふたりはこれからもいろいろ衝突して生きていくのだろう。
でも、ふたりは大丈夫。
〝火曜日はハグの日〟は復活したし、〝寝る前のハグ〟も〝休日のキス〟もシステムとして確立した。
さまざまな経験を経て、問題が起きた時の解決方法もある程度わかっている。
そして何より
ふたりは<面倒くさい日々が愛おしいこと>を知っている。
これまでは、〝火曜日はハグの日〟といった追加で何とかなっていたのに今は違う。
そこで、ふたりは新しい契約形態をつくろうとする。
<共同経営責任者>という形態だ。
ふたりは話し合う。
真田丸~~! で話し合う。
しかし、どうも的確な契約形態をつくれない。
そりゃあ、そうだよね。
今までは<雇用主と家政婦さん>の拡大版で収まっていたけど、ふたりの間には<愛情>という要素が入ってきてしまった。
とても契約書の文面で対応できるものではない。
愛情を文書化するなんて、もともと無理な話。
でも、ふたりはこれにこだわる。
フツーの人なら、結婚したら家事の分担はこうで、お財布はこうで、と何となく決める所だが、ふたりは<共同経営責任者>という形で話し合う。
理屈っぽいふたりならでは。
でも、このやり方が平匡とみくりの始まりであり、ふたりには一番しっくり来る。
夫婦の形は、さまざまなのだ。
……………
「生きていくのって面倒くさいんです」
これは名言ですね。
恋愛でも仕事でも人間関係でも放棄してしまえば楽なのに、みんな、面倒くさいことをしてる。
みくりの<青空市>なんかもそう。
別にやらなくてもいいのに、積極的に苦労を買って出ている。
でも、これが〝生きる〟ということなんだろうな~。
平匡が言っていたけど、
「面倒を避けていったら死に近づく」
そして、自分がやった面倒なことを評価し、感謝してくれる人がいるっていうのはすごい喜び。
みくりの青空市も感謝してくれる商店街の人がいて、評価してくれる平匡がいるから、嬉しくなる。
人は、面倒を繰り返し、他人からちょっと褒められて、喜びを感じて生きていくのだろう。
………………
<呪縛>ということも語られた。
・49歳だから17歳下の男と恋愛できない。
・おっさんのゲイだから会えない。
百合(石田ゆり子)も沼田(古田新太)も、そんな呪縛に囚われている。
〝不自由な大人たち〟
それは平匡やみくりにも当てはまる。
・平匡は〝30男の童貞〟という呪縛。
・みくりも〝小賢しい女〟という呪縛。
でも、みくりは平匡が童貞であることにまったくこだわっていなかった。
悩んでいたことがバカらしいほどに、あっさりと受け入れてくれた。
平匡も同様だった。
平匡はみくりに言う。
「小賢しいって相手を下に見ていることですよね。
僕はみくりさんが小賢しいなんて思ったことはありません」
みくりが<呪縛>から解放された瞬間だ。
平匡がみくりによって〝童貞〟という呪縛から解放されたように、みくりも平匡に拠って解放された。
これで、ふたりは本当のパートナーになったのだろう。
………………
最後はこれ。
「みくりさんが閉じたシャッターは、いつか僕が閉じたものと同じかもしれない。
だとしたら、僕は開け方を知っている。
何度も何度もあきれるほど見捨てずにノックし続けてくれたのは他の誰でもない、みくりさんだ」
ノックし続けること。
これも大切だな~。
百合と風見(大谷亮平)のことだって、風見がノックし続けたから、ああなった。
逃げるは恥だが役に立つ。
でも、時には逃げずにノックし続けることも大切。
平匡とみくり。
ふたりはこれからもいろいろ衝突して生きていくのだろう。
でも、ふたりは大丈夫。
〝火曜日はハグの日〟は復活したし、〝寝る前のハグ〟も〝休日のキス〟もシステムとして確立した。
さまざまな経験を経て、問題が起きた時の解決方法もある程度わかっている。
そして何より
ふたりは<面倒くさい日々が愛おしいこと>を知っている。