平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

まだ結婚できない男 最終話~桑野さんには『言葉のドッジボール』をする女性が合っている。そしてラストは前回同様……

2019年12月11日 | その他ドラマ
 桑野さん(阿部寛)の設計した『快適なひとり暮らしをするための家』いいですよね。
 僕もこんな家がほしい。

・テレビ、食事、キッチンが学生時代の四畳半のアパートのように狭いスペースに一体となっている!
・トイレ、風呂、玄関まで歩いて5歩!
・趣味専用の部屋がある!
・棚だけの部屋もあり、自分の好きな物を置ける!
・鉄道模型が走れるようにすべての部屋に模型が通れる穴がある!(笑)

 まさに第1話のシンポジウムで桑野さんが語った『家が人に合わせる家』だ。
 一方、設計し直した『夫婦がお互いのプライベートを尊重しながら快適に暮らせる家』もいい。

 まどか先生(吉田羊)が言っていたように、
 家は人の生き方そのものなんですね。
 そして家が人を幸せにする。

 建築家・桑野信介の思いに触れて、まどか先生は心魅かれた様子。
 ……………

 法廷ではまどか先生とこんなやりとり。

桑野 「人は必ず誰かと暮らすに決まっている。
    そんな固定観念が女といっしょに暮らすなどという邪推を生んだんですよ!
    いくら自分がそうだからって、そういう主観は排除してこの場に立ってもらいたい!」
まどか「誰かと暮らしたい。ひとりは寂しいというのは人として自然な感情でしょう?」
桑野 「そうでない人間もいますよ」
まどか「ごく一部です!」
桑野 「異議あり!
    原告代理人は、ひとりが嫌だという個人的感情をぶつけています」(笑)

 桑野さんとまどか先生、法廷でもケンカしてる(笑)
 そして有希江さん(稲森いずみ)が看破したように、
「ケンカするってことは、ちゃんと向き合っている」ってことなんですよね。

 桑野さんには『言葉のドッジボール』をする女性が合っている。
 ファーストシーズンの夏美先生しかり、今回のまどか先生しかり。
 でも、ドッジボールだけではきついので、言葉のキャッチボールも必要。
 それを取り持ったのがドンサック・カレー味(笑)
まどか「これ、美味しいですよね」
桑野 「そうでしょう?」

 有希江さんは身を引いた感じかな?
 自分よりまどか先生の方が合っている、と思っている。
 自分と桑野さんがつき合ってもいずれ破綻する、とわかっている。
 まどか先生には「あなたをけしかけてみた」と言っていたが、ウソなんだろうな。
 早紀ちゃん(深川麻衣)の芝居の演出家が言っていたように『言葉はウソをつくもの』。
 ……………

 さて、今週のまいまい。

 
 桑野さんを論破して得意顔になるまいまい。
「殺人犯を演じるのに人殺しをしなきゃいけないってことないですよ」
 早紀ちゃん、成長したな。

 金田はやっくん(デビット伊東)と友達になったらしい(笑)
 やっくんのHPに後ろ姿が登場して、桑野さん「金田……!」
 もう、これ見られないのか……。
 ………………

 クライマックスは「来るぞ、来るぞ」と思って見ていました!
 ファーストシーズンの夏美先生への告白を見ていれば、桑野さんが次にとる行動は明白。
 案の定、まどか先生を「もうっ、変な人!」と怒らせてしまった(笑)

 桑野さんは、『男はつらいよ』の寅さんが必ずフラれるように、同じことを繰り返す。
 だから仮に続編がつくられても、独身でいるに違いない。
 今回のシリーズをファーストシーズンの焼き直しと批判する人がいるけれど、『結婚できない男』はいつまで経っても同じことを繰り返す桑野さんの物語。

 次にこの作品がつくられるのは5年後くらいかな?
 タイトルは『まだまだ結婚できない男』?

コメント
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