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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悲報! 岸田文雄の政策が180度変わった~「分配なくして成長なし」→「成長なくして分配なし」

2021年10月14日 | 事件・出来事
 さて衆議院選。
 現在、ネットで話題になっているのが、首相・岸田文雄の変節だ。

「分配なくして成長なし」→8日の所信表明演説

「成長なくして分配なし」→11日の代表質問にて

 どっちなんだよ?

 僕は「分配なくして成長なし」は正しいと思うんだ。
 今まではこれの逆の「成長なくして分配なし」だった。
 たとえばアベノミクス。
 大企業を成長させれば、その果実が給料などに反映されて下に降りてくる。
 でも、いつまで経っても降りてこなかった。
 大企業が内部留保で貯め込み、利益は株をもっている富裕層に還元されたからだ。
 つまり「成長なくして分配なし」は失敗した。
 成長してもぜんぜん分配がなされなかった。
 実質、今の実質賃金は上がっていないどころか、下がっている。
 国民の生活は貧しくなるばかり。

 だから、その逆をしなければならない。
 つまり「分配なくして成長なし」だ。

 具体的には、消費税を下げること。
 たとえば月に生活費10万円を使う家庭があるとしたら、5%に下がっただけで5000円が浮く。
 年間なら6万円だ。
 この6万円を他のことに使えば、それだけ社会にお金がまわるし、
 貯蓄に使えば、将来の不安は少なくなる。
「分配」というと「現金給付」をイメージしがちだが、消費税を下げるだけで分配に繋がる。

「分配」のもうひとつの方法は法人税の税率UPだ。
 これで企業は税金で収益を持っていかれるくらいなら、従業員に還元しようと考える。
 給料UPが難しければボーナスを上げてもいい。
 これで社会にお金がまわる。
 税金で持っていかれる分を設備投資にまわしても、社会にお金がまわるし、企業の将来に繋がる。

 そもそも日本は内需の国だ。
 庶民の財布がふくらんでお金を使うようになれば、それだけ市場が活性化する。
 デフレからも脱却できる。
 企業にとっても、その方が最終的にはいいと思うんだけどな。
 このままだとどんどん物が売れなくなり、市場が縮小し、企業は自分で自分の首を絞めていくことになる。
 企業経営者はどうしてこのことに気づかないかな?
 金持ちを豊かにした所で、使う額などたかが知れてる。

 だから、岸田文雄の「新しい資本主義」「分配なくして成長なし」には期待したんだけどな。
 完全に骨抜きにされている。
・株などへの金融所得課税強化は先送り
・子育て世帯への教育費・住居費の支援強化なし。
 逆に高市早苗の
・大胆な危機管理投資・成長投資→軍事費UP
・SMR(小型モジュール炉)の地下立地→まだ原発にこだわっている。
 を採用。
 軍事や原発に税金を使っても、庶民の財布は豊かにならないぞ。

 結局、岸田内閣は「安倍路線の継承」「安倍晋三の傀儡」であることがよくわかった。

 ちなみに「分配なくして成長なし」「豊かな中間層の復活」を公約にしているのは立憲民主党などの野党です。
 無党派層の方は偏見を持たずに、野党の政策に耳を傾けてみるのもいいかもしれません。


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コメント (4)
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