平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「涙の女王」~恋愛・セレブ・財閥・復讐・陰謀・難病・記憶喪失・親子愛、韓国ドラマのすべてがてんこ盛り!

2025年02月05日 | テレビドラマ(海外)
 昨年(2024年)、最大の話題となった韓国ドラマ『涙の女王』

 脚本はパク・ジウンさん。
『愛の不時着』を書いた脚本家さんだけあって物語の構造が似ている。
・自己中でセレブなヒロインが絶対的なイケメンに出会う。
・イケメンは庶民的でお金持ちではないが、頭脳明晰で身体能力も優れている。
・ヒロインとイケメンは生まれ育った価値観の違いで、しばしば対立する。
 つまりすれ違い。
・しかしヒロインの危機の時には必ず現れて、ヒロインを助けてくれる。
 つまり王子さま。
・ヒロインは反発しながらも次第に惹かれていく。

『涙の女王』の場合は、ヒロインとイケメンはすでに結婚しているが、
 第1話の段階で不仲で、男は離婚を考えている。
 そこからの愛の再生が描かれる。
 そこから始まる物語の構造は『愛の不時着』と同じだ。
 …………………………………………………

『涙の女王』は今までの韓国ドラマの要素を「これでもか」というくらいに詰め込んでいる。
・恋愛
・セレブ
・財閥
・会社買収
・陰謀
・復讐
・難病
・記憶喪失
・子供の頃の記憶
・田舎の素朴な人々
・親子愛
・家族愛
 これらがてんこ盛りで、密接に絡み合っているから面白い。
 ……………………………………………………

 そして登場人物。
 すべての登場人物に設定があり、ドラマがあり、魅力的だ。

 個人的には、ヒロインの横暴を的確に処理するナ秘書(ユン・ボミ)が好き♪
 ナ秘書は事態を一番客観的に見ていてヒロインに的確なアドバイスをしている。
 出番は少ないが、なかなかの存在感がある。

 ホン・スチョル(クァク・ドンヨン)の妻チョン・ダヘ(イ・ジュビン)もいいな♪
 結構なワルなんだけど、少しずつ「人生で大切なもの」に気づいていく。
 ダメ男スチョルの良さを理解しているのもいい。

 主人公側と悪の側をコウモリのように行き来するグレイス・コ(キム・ジュリョン)もいい♪
 敵になったり味方になったり、ともかくこの人のたくましさは見習いたい。
 実は裏で物語をまわしている存在でもあり、彼女が動くと何かが起きる。

 最後にヒロインのホン・ヘインを演じたキム・ジウォンさん。
 すっかりファンになりました♪
 今度、新大久保に生写真を買いにいこう!
 ホン・ヘインは最初は本当に嫌なやつなんですよね。
 でも物語が進むにつれ、彼女の意思の強さや崇高なプライドやツンデレが魅力になる。
 マイナスから始まったヒロインがプラスに転じた時に生まれる魅力の爆発力!

 ヘインに限らず、この作品、すべての登場人物が魅力的になっていくんですよね。


※関連動画
「涙の女王」オフィシャル予告編(YouTube)

コメント
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