平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

本日、最終回 「まだ結婚できない男」~その底流には寅さんとウディ・アレンがあるらしい!

2019年12月10日 | その他ドラマ
 本日は『まだ結婚できない男』の最終回。
 脚本の尾崎将也さんが朝日新聞のインタビューに答えてて記事になっていた。

『寅さんとウディ・アレン、底流に ドラマ「まだ結婚できない男」』(朝日新聞)

 大工の棟梁とのケンカとか、この作品に「寅さん」へのリスペクトがあることは理解していたが、まさかウディ・アレンとは!?
 それはこういうことらしい。

「『アニーホール』(1977年)や『マンハッタン』(79年)あたりのウディ・アレンってすごく屈折していて、いちいち皮肉を言うんですよ。
 それを見て『これ、すごく面白いな』と思っていたら、だんだん自分自身に乗り移っていって、自分がそういう人間になっていく。
 それを今回桑野という人物に出している感じですね」

 なるほど~。
 桑野さんのルーツはウディ・アレンだったのか。
 ウディ・アレンの主人公たちは、すぐに新しい恋をしたり、別れた女性に未練たらたらであったりするが、桑野さんは逆。
 脚本の尾崎将也さんはきっとへそ曲がりで(?)、ウディ・アレンとは逆のことをしたかったんでしょうね。

 ………………

 尾崎さんが『男はつらいよ』で好きなシーンは、
 もらったメロンを一家で切り分けて食べる際、自分の分が忘れられていたため寅さんが怒る「メロン騒動」らしい。

 これ、僕も好き。
 寅さんと言えば、必ず思い出すシーン。

 あと僕が思い出すのは、
・お葬式の焼香のシーンで、寅さんが間違えて熱い香炭をつかんでしまい、「熱っ!」と言って放り投げた香炭がお坊さんの法衣の中に入るシーン(笑)
・写真を撮ってくれとカップルにカメラを渡された寅さんが「チーズ」ではなく「バター」と言ってしまうシーン(笑)
 本編とは関係ない、どうでもいいシーンを覚えてるんだよなあ。

 というわけで、
 寅さんといい、ウディ・アレンといい、僕は尾崎将也さんとかなりシンクロしています。
 こんな尾崎さんが書く『まだ結婚できない男』が面白くないわけがない。

 さて、今夜はいよいよ最終回です。


※参照記事
 『寅さんとウディ・アレン、底流に ドラマ「まだ結婚できない男」脚本・尾崎将也』(朝日新聞)


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