広島サミットが終了した。
岸田首相はその成果を強調しているが、果たしてどうなのだろう?
今回のサミットは分断を決定的なものにしてしまったのではないか?
つまり──
G7 VS 中国・ロシアという図式だ。
その証拠に、中国は広島サミットの裏で、シルクロードの国々を集めた「中央アジア・サミット」を開催。
アフリカの国々はインフラ整備に尽力してくれるので、親・中国だ。
いはく、「アメリカは何もしてくれないが、中国は道路や橋を造ってくれる」
こんな形でブロック化が進んでいる。
広島サミットには、インド・ブラジル・インドネシア・ベトナムなど、
これからの発展が期待される「グローバルサウス」と呼ばれる国々が参加したが、
G7陣営に取り込まれることに戸惑っている様子。
これらの国々は米中のどちらに取り込まれることなく中立を確保し、どちらとも仲よくしたいのだ。
たとえばインドはロシアとも仲良し。モディ首相はプーチンと会っている。
ブラジルの大統領は来日したゼレンスキー大統領と会談を持たなかった。
その理由はスケジュールが合わなかったらしいが、本当の所はどうなんだろう?
ロシアに気を遣ったのではないか?
日本はもちろんアメリカ側。
曖昧な立場を捨てて、このサミットで自分の立場を鮮明にした。
「中国」という具体的な名前はあげていないのだが、そういうことだろう。
まあ、仕方がないのかな? 日米安保もあるし……。
これが政府が言う「抑止力」に繋がってくれればいいのだけれど。
もはや、この流れは止められない。
理想論かもしれないが、ロシアとウクライナの和平の仲介役をするという道もあったのでは?
というわけで、この広島サミットを機に「分断の時代」が始まった気がする。
政府は成果を強調するが、何かを得れば何かを失うのが人の常。
失ったものにも目を向ける必要があるのではないか?
人類社会はどこに行くのだろう?
どんどん悪い方へ向かっている気がする。
日々を大事に生きていこう。
岸田首相はその成果を強調しているが、果たしてどうなのだろう?
今回のサミットは分断を決定的なものにしてしまったのではないか?
つまり──
G7 VS 中国・ロシアという図式だ。
その証拠に、中国は広島サミットの裏で、シルクロードの国々を集めた「中央アジア・サミット」を開催。
アフリカの国々はインフラ整備に尽力してくれるので、親・中国だ。
いはく、「アメリカは何もしてくれないが、中国は道路や橋を造ってくれる」
こんな形でブロック化が進んでいる。
広島サミットには、インド・ブラジル・インドネシア・ベトナムなど、
これからの発展が期待される「グローバルサウス」と呼ばれる国々が参加したが、
G7陣営に取り込まれることに戸惑っている様子。
これらの国々は米中のどちらに取り込まれることなく中立を確保し、どちらとも仲よくしたいのだ。
たとえばインドはロシアとも仲良し。モディ首相はプーチンと会っている。
ブラジルの大統領は来日したゼレンスキー大統領と会談を持たなかった。
その理由はスケジュールが合わなかったらしいが、本当の所はどうなんだろう?
ロシアに気を遣ったのではないか?
日本はもちろんアメリカ側。
曖昧な立場を捨てて、このサミットで自分の立場を鮮明にした。
「中国」という具体的な名前はあげていないのだが、そういうことだろう。
まあ、仕方がないのかな? 日米安保もあるし……。
これが政府が言う「抑止力」に繋がってくれればいいのだけれど。
もはや、この流れは止められない。
理想論かもしれないが、ロシアとウクライナの和平の仲介役をするという道もあったのでは?
というわけで、この広島サミットを機に「分断の時代」が始まった気がする。
政府は成果を強調するが、何かを得れば何かを失うのが人の常。
失ったものにも目を向ける必要があるのではないか?
人類社会はどこに行くのだろう?
どんどん悪い方へ向かっている気がする。
日々を大事に生きていこう。
インドやサウスグローバルと言った第三世界の存在が目立ったG7でした。
議長国の日本も岸田首相も全く蚊帳の外でしたね。
ネット愛国の皆さんは「韓国はアホだから反日、台湾はクレバーだから親日」と分類したがりますが、それはちょっと違うんですね。
本当の話を言えば、台湾総督は海軍系の穏やかな人が多かったために現地住民からあまり憎まれず、朝鮮総督は陸軍系で高圧的な人間が多かったため憎まれることが多く、この違いが戦後まで尾を引いたわけなんですね。
こういった冷静な歴史の視点を持たずに「韓国は反日でアホ、台湾は親日で賢い」といったことを言っている愛国の皆さんが、だんだん幅をきかせているわけで、その程度の認識では、グローバルサウスの皆さんの考えや思いも理解できないでしょうし、国際社会でトンチンカンな振る舞いに出てしまうことを恐れます。
日米豪印の安全保障体制が、クアッドと称して形成されるそうですが、インドはイギリス連邦(コモンウェルス)のメンバーでありながら、イギリスとは微妙な関係で「イギリスの王冠のダイヤはインドから奪ったものだから返せ」といったことを主張したりもします。
イギリスがムガール帝国皇帝を追い出して、イギリス国王がインド皇帝を兼任した歴史もあったりしたわけで、そういったもろもろを考えれば、イギリス連邦的な秩序内にありつつも、ロシアから武器を買ったり、中国と国境紛争をしても決して本気では対立せず(もともとは、イギリスが行った中印の国境画定がいい加減なのが原因ですし)、といったインドの外交は、大いに見習うべきなんですけどね…
いつもありがとうございます。
>西側のスタンダードが崩れ去り
どこか空虚で胡散臭いんですよね。
核廃絶にしても、きれいごとを並べ立てるばかりで、本質は何も変わっていません。
「法による支配」と言いますが、日本では上の人間が有利になる法律で、下の人間は苦しむばかり。
下の人間は生活苦でおにぎりひとつを盗んでも逮捕されてしまいます。
>議長国の日本も岸田首相も全く蚊帳の外でしたね。
今回のサミットはゼレンスキー大統領が話題を持っていった感じですよね。
ゼレンスキー大統領としてはG7が味方についているという印象を発信できて大成功。
さて、この広島サミットはどんな影響をもたらすのでしょう?
いつもありがとうございます。
>「韓国はアホだから反日、台湾はクレバーだから親日」
言い換えれば、「反日はアホ、親日はクレバー」ということで完全に日本視点なんですよね。
要は「日本はこんなにいいことをしてあげた」という歴史認識で気持ちよくなりたいだけで、負の部分を見つめようとしない。
大人なら、負の部分を見つめることこそ重要なんですけどね……。
>インドの外交は、大いに見習うべきなんですけどね…
おっしゃるとおりですね。
インド外交は独自路線で実にしたたかです。
人口も世界最大になるようですし、世界で活躍するITエンジニアはインドの方が多いようですし、インドはますます発展していくでしょうね。
思考停止の外交や利権政治に縛られて、新しい国家構想を描けず、日本はますます世界から取り残されていくことでしょう。
記事の作成お疲れ様です
何かゼレンスキー大統領だけが目立ったサミットでしたね。ま、其れは其れとして
岸田首相の原爆碑前での発言は頂けない物でした。核廃絶を訴えながら核抑止論
を公然と正当化した。此れは被爆者や原爆犠牲者を冒涜する暴挙です。
言語道断
唯一の被爆国である日本は核軍縮条約に批准しないと言う愚劣ぶり…
いつもありがとうございます。
もうきれいごとの言葉は要らないですよね。
具体的に何をするのかを示してほしい。
たとえば、おっしゃるとおり「核軍縮条約に批准」。
アメリカの言うとおりの外交なら、する必要はありません。
僕は政治に絶望しているので、きれいな言葉には辟易しています。
これって、日本の愛国系の人がホントに言いたがることなんですが、実際は「日本の利益になるから、朝鮮半島や台湾の社会インフラを整え、現地住民に日本式の教育をした」だけなんですよね。
以前コメントしたように、もちろん、朝鮮にも台湾にも「善良な日本人」は派遣されましたし、それは否定しません。
ただ、全体の統治システムとしては、やはり「日本が日本のために支配する」構造があったわけで、善良な人ががんばっても、限界はあるんですよね。
そのあたりを冷静に判断できないのが愛国的な皆さんで、下手すると「台湾人はクレバーだから、日本の支配を喜んでいた」といったことを言い出しかねないんです…
>もちろん、朝鮮にも台湾にも「善良な日本人」は派遣されましたし。
そうなんですよね。
本気で「アジアの西洋からの解放」を信じて行動した人もいたんですよね。
これは中国の場合ですが、宮崎滔天などの日本人は孫文を支援しました。
これが時代が経つにつれ、変質していくんですよね。
あるいは、台湾にも日本の統治を快く思わない人もいたでしょう。
逆に朝鮮にも日本の統治を歓迎した人がいたでしょう。
・台湾の人は100%日本の統治を喜んでいた。
・朝鮮の人は100%日本の統治を憎んでいた。
と、ゼロか100かで決めつけてしまうのは間違いなんですよね。
右と左があるように、現在の日本にも親米と反米があるように、ひとつの国にはさまざまな考え方を持つ人がいることを想像できていないんですよね。