平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

徴兵制~憲法18条を解釈改憲すれば可能だよね。9条だって変えられたんだから。

2014年07月12日 | 事件・出来事
 現在、自民党が「徴兵制はあり得ない」としている根拠は憲法18条である。
 18条にはこう書かれている。
『何人もいかなる奴隷的拘束を受けない。
 又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服されない

 徴兵制は<奴隷的拘束>であり、<その意に反する苦役>だから適用されないというのがその理屈である。
 でもね……。
 憲法9条を閣議決定で簡単に変更した前例があるじゃないですか。
 だとしたら、18条だって解釈で変えられてもおかしくない。

 実際、自民党・石破幹事長は2002年の国会答弁でこう言っている。
「国を守ることが意に反した奴隷的な苦役だというような国は
 私は国家の名に価しないだろうと思っています」
「徴兵制が憲法違反であるということには、
 私は意に反した苦役だと思っていませんので、
 そのような議論にはどうしても賛成しかねるというふうに思っております」

 つまり徴兵制は苦役でない。
 だから18条は適用されず、徴兵制は許される。

 こういう政治家が総理大臣になれば<徴兵制>が決定される可能性は大いにあるわけだ。

 あるいは、格差社会を拡大させれば、徴兵制などなくても軍隊に入る人はたくさん出て来る。
 なぜなら職がなくて食べられなければ、軍隊に入るしかないからだ。
 実際、アメリカの現実はそうらしい。

 集団的自衛権が閣議決定された現在、今後はこうした理屈がどんどん出て来て、ヤバイ時代が来るだろう。
 個人の自由や権利がどんどん制約される時代。
 だから、今のうちに止めておかなくてはならない。加速して勢いがついた時点では止められなくなる。


※追記
 たとえば、和民創業者で現在は自民党議員の渡邊美樹氏は徴兵制についてこう語っている。
「『現状を変える早道は徴兵制』というくだりを読んで、ある意味、なるほどと思いました。当然ながら、徴兵という制度を採用することの是非については様々な意見がありますし、ここで軽々しく論じることができない問題です。ただし、人を不自由な環境下に一定期間置くこと、上に立つ人間とその下で従う人間の関係を明確にすることの意義は改めて問い直す価値があるでしょう」

 関連リンク『徴兵制の復活を公言する11人』


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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石破さんに徴兵を! (コウジ)
2014-07-13 07:39:16
半沢さん

いつもありがとうございます。

半沢さんがどういう年齢の方かは存じ上げていないのですが、もし該当する年齢の方でしたら、将来、徴兵あるいは兵役の可能性がありますよね。
お子さん、お孫さんをお持ちなら、彼らがそうなる。

よく今の戦争は近代戦だから、一般人が戦場に駆り出されることはないという人がいますが、どうなんでしょうね。
銃を撃ったことがない人間よりは撃ったことのある人間の方が戦場で役に立つ。だったら兵役を課して銃を撃てるようにするにするのは当然。
戦場では作戦のために捨て駒となる兵隊も必要でしょうから、シロウト兵がそれに宛てられる可能性もある。
それに「自分たちは戦わないから自衛隊の人、がんばって!」と言うのはひどい話ですよね。

石破氏が「苦役にならない」というのなら、ご自身やお子さん、お孫さんも徴兵の折には率先して参加していただきたい。
でも、石破さんのあの体じゃ戦場では何の役にも立たないでしょうね。

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平和堅守 (半沢)
2014-07-13 01:53:23
コウジさん、今晩は。

そうですよねェ 全くです。コウジさんの仰る通りです。
此の侭だと、歯止めが効かなくなりますよね。 集団的自衛権が拡大解釈され
徴兵制 へと繋がり兼ねませんね。 危険です。怖いです。 また、石破氏は
難しい言葉で誤魔化しながら、発言しておりますね。まぁ 端的に言えば
徴兵制 は 憲法解釈 で法制化出来ると言う事ですよね。 実に此の方、タカ派
と言いますか、右寄り人間ですね。
此れは石破氏が、首相にでもなれば 軍事大国 になる可能性があります。危険です・・・
ま、日本国憲法は多少、 変化しましたが '平和憲法, である事に間違いありません。
ん~ 平和である事は尊い ・ ・ ・
そう、未だ時間がありますから兎に角 集団的自衛権の法制化を阻止
しまければならない ! と言う事ですよね。

日本を戦争する国に、絶対にする訳にはいかない
そして、そんな暗黒な時代にならない事を、願わずにはいられません ・ ・ ・ ・ ・




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