「そもそもあなたはどういうメソッドで演じているんですか?」
若手女優・戸波早紀(深川麻衣)に演技を説く桑野さん(阿部寛)。
スタニスラフスキーを語り、内面からの役へのアプローチ、状況からのアプローチを語り、ついに早紀を泣かせてしまう!(笑)
13年前の『結婚できない男』でも、はとバスの若いガイドさんをウンチクで泣かせてしまったことがありましたよね。
はとバスのガイドさんも「わたしが悪いんです!」と泣いていた。
元・乃木オタの僕としては、まいまい(深川麻衣)を泣かせるなんて許せん!
それにしても、まいまい、何という可愛らしさよ!

ちなみに、早紀は『元アイドル』で今は女優をやっているという設定らしい(笑)
…………
桑野さんと早紀が写真誌に撮られてからのくだりも面白かった。
・横田詩織(奈緒)が写真誌を見つける。
・事務所で大騒ぎ。
しかし、桑野さんと早紀がつき合っていることは「ないない」と、みんなが全否定!(笑)
・桑野さんの妹の圭子(三浦理恵子)からは「お兄ちゃん、何やってるのよ?」と写真誌に撮られたことを問い詰める電話(笑)
・大工の棟梁(不破万作)からは冷やかされるが、桑野さんと早紀がつき合っていることは、もちろん全否定!(笑)
・弁護士のまどか先生(吉田羊)の所に相談に行くが、「若い子とつき合いたいんですか?」とたしなめられる(笑)
こういう流れがスムーズにできてしまうのは、すべての登場人物がしっかり描かれているからなんですよね。
登場人物が自由に勝手に動きまわっている。
作家はそれを書き写すのみ。
あとはディティル。
金田裕之(高知東生)は田舎暮らしをしていて『田舎で暮らしてわかった100のこと』という本を出していた!(笑)
金田~、建築家をやめたのか~?
さまざまな形で見え隠れする金田の痕跡(笑)
犬のケンちゃんは、タツオという早紀の犬として生まれ変わっていた!?
まあ、生まれ変わったと思っているのは桑野さんだけなんですけど(笑)
でも、タツオは「タツオ」と呼ばれても反応しないが、「ケン」と呼ばれると反応する(笑)
もしかしたら本当に生まれ変わりなのかもしれません。
まどか先生と有希江さん(稲森いずみ)がラーメンを食べている時に店内で流れていたのは、太田裕美さんの『赤いハイヒール』。
桑野さんが早紀の台本読み合わせを引き受ける前に部屋で読んでいたのは『外郎(ういろう)売り』。
「拙者親方と申すは、お立会のうちに、御存じのお方もござりましょうが……」
役者やアナウンサーなど、声を職業とする人なら必ず読まされる。
僕もエキストラのバイトをしていた時、事務所の人から読んで練習するように言われました。
こういうふうにディティルを愉しめる作品っていいですよね。
さあ、登場人物が絡み合い、自由に動き出しました!
この作品、ますます面白くなっていくでしょう!
若手女優・戸波早紀(深川麻衣)に演技を説く桑野さん(阿部寛)。
スタニスラフスキーを語り、内面からの役へのアプローチ、状況からのアプローチを語り、ついに早紀を泣かせてしまう!(笑)
13年前の『結婚できない男』でも、はとバスの若いガイドさんをウンチクで泣かせてしまったことがありましたよね。
はとバスのガイドさんも「わたしが悪いんです!」と泣いていた。
元・乃木オタの僕としては、まいまい(深川麻衣)を泣かせるなんて許せん!
それにしても、まいまい、何という可愛らしさよ!

ちなみに、早紀は『元アイドル』で今は女優をやっているという設定らしい(笑)
…………
桑野さんと早紀が写真誌に撮られてからのくだりも面白かった。
・横田詩織(奈緒)が写真誌を見つける。
・事務所で大騒ぎ。
しかし、桑野さんと早紀がつき合っていることは「ないない」と、みんなが全否定!(笑)
・桑野さんの妹の圭子(三浦理恵子)からは「お兄ちゃん、何やってるのよ?」と写真誌に撮られたことを問い詰める電話(笑)
・大工の棟梁(不破万作)からは冷やかされるが、桑野さんと早紀がつき合っていることは、もちろん全否定!(笑)
・弁護士のまどか先生(吉田羊)の所に相談に行くが、「若い子とつき合いたいんですか?」とたしなめられる(笑)
こういう流れがスムーズにできてしまうのは、すべての登場人物がしっかり描かれているからなんですよね。
登場人物が自由に勝手に動きまわっている。
作家はそれを書き写すのみ。
あとはディティル。
金田裕之(高知東生)は田舎暮らしをしていて『田舎で暮らしてわかった100のこと』という本を出していた!(笑)
金田~、建築家をやめたのか~?
さまざまな形で見え隠れする金田の痕跡(笑)
犬のケンちゃんは、タツオという早紀の犬として生まれ変わっていた!?
まあ、生まれ変わったと思っているのは桑野さんだけなんですけど(笑)
でも、タツオは「タツオ」と呼ばれても反応しないが、「ケン」と呼ばれると反応する(笑)
もしかしたら本当に生まれ変わりなのかもしれません。
まどか先生と有希江さん(稲森いずみ)がラーメンを食べている時に店内で流れていたのは、太田裕美さんの『赤いハイヒール』。
桑野さんが早紀の台本読み合わせを引き受ける前に部屋で読んでいたのは『外郎(ういろう)売り』。
「拙者親方と申すは、お立会のうちに、御存じのお方もござりましょうが……」
役者やアナウンサーなど、声を職業とする人なら必ず読まされる。
僕もエキストラのバイトをしていた時、事務所の人から読んで練習するように言われました。
こういうふうにディティルを愉しめる作品っていいですよね。
さあ、登場人物が絡み合い、自由に動き出しました!
この作品、ますます面白くなっていくでしょう!
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