平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三の2799日~成果のないこの期間は「停滞の時代・後退の時代」と呼ばれるんだろうな

2020年08月24日 | 事件・出来事
 われらが安倍晋三首相が連続在職記録2799日を達成され、憲政史上最長となった!

 

 おめでとう!
 さすがはわれらが安倍首相!
 って、誰が言うか!

 いったい彼はこの2799日に何を成し遂げたのかね?
・拉致問題進展せず。
・北方領土進展せず、むしろ後退。
・デフレからの脱却達成せず←消費税を上げてるんだから当たり前!
・実質賃金は下がり、格差拡大←アベノミクスのトリクルダウンはどうした?
・少子化問題解決せず、むしろ出生率低下。

 株価は確かに上がったが、日銀マネー・年金資金・郵貯によって上がった官製相場。
 利確でもしようものなら、たちまち暴落する砂上の楼閣。
 今や日銀が日本企業の大株主という異常事態だ。

 就職率も上がったが、民主党政権時代から回復の兆しがあり、団塊の世代の定年退職でもともと想定されていたこと。

 経済も「いざなぎ景気超え」とか言って自画自賛していたが、
 結局、2018年10月に景気後退が始まっていたことが明らかになってボツに。

 しかも、この「いざなぎ景気超え」というのも言葉のマジックで、すこしでも成長していれば「達成」と評価される代物。
 ちなみに2018年のデータだが、
 日本のGDP成長率は0.814%で世界170位。
 韓国・台湾は2.6%、アメリカは2.9%、中国は6.5%。
 フランスは1.7%、ドイツは1.5%、英国は1.4%。
 これだけ金融緩和をしてこの数字0.8%かよ!

 今やるべきは「内需拡大」なんだけどね。
 給料上げて、税金を下げて消費をどんどん喚起する。
 給料が上がれば、結婚して子供を持とうという気持ちも出て来る。
 なのに政府のやっていることは真逆。
 税金上げて、外国人労働者を入れて賃金を下げて、市中にお金がまわらないようにしている。

 もはや政府や経団連は「分厚い中間層」を復活させることを放棄しているようだ。
 低所得者層からはさまざまな形で税金を徴収し、年配者や中間層からは預金を奪い取り、
 自分たちが生き残り贅沢をするために、市中にあるお金をしぼり取っている。
 市場が焼け野原になるまで奪い取る──これが新自由主義だ。
 安倍内閣は「新自由主義内閣」と言える。

 限りある税金を自分たちのお仲間で分け合おうというのも安倍内閣の特徴で、安倍晋三は仲間内では評判がいい。
 これに追随して、自分が恩恵をこうむっていないのに安倍を支持するヤツはただのバカ。肉屋を支持するブタ。

 安倍内閣の2799日は、後の歴史で「停滞の時代」「後退の時代」と呼ばれるんだろうな。
 これを後押しした「ひるおび」などメディアの責任は重い。

 本日、安倍は検査で再入院するそうだ。
 昨日はたいして間が開いていないのに床屋に散髪に行った。
 そろそろ辞めるな。
「重病を抱えて職務をまっとうした安倍総理は偉い」というストーリーをこしらえて。

 でも安倍のやった業績と言えば……上に書いたとおり。
 お涙頂戴の物語にダマされてはいけない。

コメント (4)
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